糸魚川市本町通りの「糸魚川の町屋文化を守りつたえる会」主催のカルタ取り大会の設営準備にボランティア参加して、懐かしいものに再会した。
久し振りに雪が降って冬景色になった。本町通りに並ぶ雁木通りは上越市が発祥とされる江戸時代からある木製のアーケード。雪が似合う。
糸魚川の正月飾りの「繭玉」を作ったのだが、懐かしいものとは繭に模したカラフルなモナカである。
因みに我が家の繭玉は昔ながらに枝の先端に搗きたてのモチをくっつける。
繭玉は恐らく養蚕をしていた時代に生まれた予祝の縁起物・・・めでたい出来事を予め祝って既成事実とする事で現実化させる呪術・・・なのかとも思う。
話を元に戻すと、モナカの繭玉は私の子供時代に飾った記憶がある・・・まだ売ってるんだあ・・・懐かしい。
中空になった半球状のモナカ同士の小口を水に浸し、枝の先に挟んでくっ付けるのだ。
主役は繭玉を模したモナカだが、紙製の恵比寿様・大黒様・宝船・打出の小槌・千両箱といった縁起物をニギニギしく飾りたてる。
充分に水に濡らした上で、モナカを潰さないように接着しないとモナカが乾いて落ちてしまうので、この作業をする時は誰でも神妙な顔になる。
モチの繭玉も古風でいいが、色とりどりの繭玉も景気がよくていいもんですな。
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