ご神火(カ)と雲形紋(ミ)を線刻した石笛を過去にも作ったが、今回は三角形にした。
三角は最小安定数で、ピラミッドに代表されるように大地と天を現す、即ちこの世や世界を現す図像だ。
前回の投稿を見て、「新しい麻雀パイ発明したの?」と聞いてきた愚か者がおった!ブアクアメッ!石笛ぢゃ。
撮影技術が向上したお蔭で透明感を表現できてきましたな。
沖縄では三点が火の神ピヌカンのイコン(宗教的な象徴)だが、これは囲炉裏に鍋をかける時の三つの石を図案化したもの。
三角って面白い。
ついでながらモスリムはアラーと神を呼ぶが、直訳すると「その神」であってアラーとは神の直接的な固有名詞ではない。
人間如きが気安く神の名を呼ぶのは畏れ多いという意味と、異教徒からの呪いを避けるために神の名を隠すという意味があるからである。
人智を超えた存在に対し、具象化するのも人間だし、あえて抽象化するのも人間。
これは文化の違いであって優劣を付けるべきではないだろう。
何が面白いって、人間が面白いのだ。
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