明日はついに冬至祭、糸魚川大火の1周年でもある。
演奏会の盛況を予感させる出来事があった。
上京中は浅草演芸ホールすぐ近くの友人宅に世話になっております。
大好きな落語家の「柳家さん喬師匠」が上野鈴本演芸場でトリを取る番組を見るため、田原町駅から銀座線に乗ったら、浅草演芸場の出番を終えて鈴本に向かう師匠が隣にいた。
柳家さん喬師匠はいつか人間国宝になるであろう落語家で、今年は紫綬奉書を受賞した。
この区間の銀座線内で噺家さんと出会うことはよくあるこで、普段なら「師匠、何時も楽しませて頂いております。」くらいの軽い挨拶に止めるのが落語ファンの矜持だが、さん喬師匠は一番好きな噺家さんだし共通の知人がいる・・・糸魚川在住の津軽三味線演奏家の高橋竹山・登山家の青田浩夫妻だ。
さん喬師匠は、品の良い正統派の江戸落語の名人
勇気をもって話しかけたら、鈴本演芸場までたっぷり10分近く話が弾んで、楽屋とチケット売り場に別れた。
電車内で初対面の男から話しかけられた師匠は、高座そのままの上品で物腰の柔らかい口調で接してくれた。
師匠のトリネタは人情噺の名作「柳田格之進」
場内はシンと静まりかえり、観客は鼻をすすり涙を拭った・・・絶品。
上野鈴本演芸場
今回の旅も、得難い出会いに恵まれている。
きっとうまくいく。
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