根津で個展があったお陰でじっくり探訪することができ、暮らしやすそうな街なみに感激した。
幹線道路の言問い通りのマンションに立川談志さんが住んでいた縁で、その1階にある「八重垣煎餅」の包装紙は談志さんの図案だそうだ。
煎餅屋のすぐ横に風呂桶を生産・修理する昔ながらの風呂屋(桶屋)が残っていた。
バス路線とメトロ駅のあるにぎやかな幹線道路を一歩路地にはいると、昔ながらの下町の落ち着きが残っていた。
路地裏の飲食店に前に鷹がいたし、去勢されてエサをもらっている「地域ネコ」がいたるところで昼寝していた。
車が滅多にはいってこない根津の路地裏はネコの天国。ほっとする風景ですな。
がで古今亭志ん生は日暮里、林家三平は根岸、そして立川談志が根津に住んでいた理由に納得。
根津神社ちかくの表具屋さん。
寄席の多かった上野・浅草方面にはバスで20分弱、タクシーで1,000円ちょっとの料金だし、寄席にでることのできない立川流の若手の修行の場は、根津から歩いていける距離の日暮里のサニーホールなのだ。
言問い通りには由緒ありそうな料亭があった。
JR線や地下鉄ではなく、バスと自転車で移動すると地形がわかって面白いことも知った。谷中は谷の中間にあるから谷中なのネ。
個展会場のHOPIギャラリー近くにある路地裏の児童公園のトイレがすごい設備。
言問い通りから谷中側に一本はいっただけで雑多な商店街があり、安くて旨く、ボリュームもある定食屋がたくさんあったので助かった。
どうでぇ根津は・・・安くてうまい飯屋、料亭、煎餅屋に饅頭屋、なんだって揃ってらい。これが人の住む街ってぇもんだ。
亡くなってから10年になるそうだが、江戸好みだった談志さんの自慢が聞きたかったナ。
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