NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

医療的ケアを受ける子どもたちの課題

2015年06月09日 | 日記
以下の記事を読んで色々なことを考えました。

医療が進歩すればするほど、医療的ケアを用いて生きる子どもが増える。
でも子どもが生きるとは、医療的ケアの場だけではない。
なので、場で区切るのではなく、子どもの生きる場を連続したトータルなもの
として見つめ直す必要があるのでしょうね。

まっちゃん


鳥取養護学校:看護師全員が一斉に辞職

毎日新聞 2015年06月08日 21時38分(最終更新 06月08日 23時01分)

 鳥取県立鳥取養護学校(鳥取市)で、医療的ケアを担う看護師が不在になり、
ケアの必要な児童生徒9人が通学できなくなっていることが分かった。以前から
要員不足の事情があり、ケアの一部が遅れたことを保護者から批判された看護師
6人全員が、一斉に辞職を申し出た。県教委は看護師の配置や相談体制の不備を
認め、後任の人材確保を急いでいる。

 県教委が8日の県議会で報告した。同校には小学部から高等部までの児童生徒
76人が在籍、うち33人がたんの吸引などのケアを必要とする。看護師6人は
非常勤で、5月22日の授業終了後に全員が辞職の意向を伝えた。看護師の1人
は、ケアが数分遅れたことについて、ある保護者から威圧的な言動を繰り返し受
けたと訴え、他の5人も不安を募らせていたという。

 医療的ケアの必要な児童・生徒は現在、保護者同伴で登校するか、校外のデイ
サービス施設で教員の訪問授業を受けている。施設を利用せず家庭訪問を希望し
ない児童生徒4、5人が授業を受けられない状態という。

 野坂尚史校長は「本来は8人の看護師が必要。一刻も早く人材をを見つけたい」
と話した。県教委は「医療的ケアを必要とする児童生徒が増え、看護師の体制が
苦しかったとも聞いている。組織としての受け止めなどが不十分だった」と釈明。
県看護協会などに派遣を要請中で、近く学校でのケアを再開する方針という。
【小野まなみ、真下信幸】

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