NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

遊育支援クリスマスワークショップ 開催しました!

2014年12月08日 | 日記
NHK歳末たすけあいの助成を受けて、
12月6日(土)に遊育支援クリスマスワークショップを開催しました。

当日は、遊育ワークショップではおなじみのボールプールをはじめ、
絵本の世界を楽しめる空間、砂と紙粘土の感触遊び、
きらきらのアロマスライム作り、きょうだいや家族と一緒でも楽しめるスヌーズレンルーム、
世界でひとつしかないマイデコレーションバッグ作りとアロマのパワーでブレスレット作りなど、
9ブースをご用意しました。

      
     


今回のワークショップの特徴は、感覚に働きかける遊びが非常に多かった点です。
感覚にダメージを負った子どもは、感覚からつながる感情の動きに制約がかかることが分かってきました。
感覚からつながっている感情が十分に働かないと、思考も動きません。
そのため特に病児や障害のあるお子さんには、感覚に働きかける遊びがとても重要になってくるのです。
ご家族にも、自然に感覚に働きかける遊びの重要性が伝わっているといいなと思います。


参加されたご家族からは、

・子どもたちの笑顔がはじけていましたし、関わっていた大人もみんないい顔でした。
 遊びの力を改めて強く感じました!!

・うちの子どもは何度も入退院と手術を繰り返していました。
 きょうだいがいたので面会時間も限られてしまい、病院に残して帰る時はいつも後ろ髪をひかれる思いでした。
 しかし、病棟にはHPSがいて下さったので、遊びを提供していただいている時は親も、子どもの喜ぶ顔に心が和みました。

・病気や障がいがあるからこそ、少しでも楽しい経験をさせてあげたいと感じました。
 このようなワークショップにとても感動しました。

とのご感想をいただきました。

また、HPSの活動が、多くの病院で当たり前になっていくことを願います、という励ましのお言葉もいただきました。


今回のワークショップでは、NHK歳末たすけあいの助成、
そして、静岡ブロックのメンバーを中心に準備し、京都も応援に駆け付け、
HPSのみなさまにご協力いただいたおかげで、大盛況のうちに終えることができました。

寒い中、参加してくれた子どもたちの満足そうな笑顔を見ていると、
HPSによる遊びの力を改めて強く感じるとともに、遊び支援の輪をもっともっと広げていきたいと思いました。

今後とも、よろしくお願いいたします。
お休みの中、本当にたくさんの子どもたちときょうだい・ご家族、
HPSのみなさまにご参加いただき、ありがとうございました!



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