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りんごっこ劇場

どうせ一度っきりの人生,楽しまなくっちゃ!損々、
お酒に趣味に好きな事をして 我が老後まっ盛り! 花盛り!

貴志祐介『青の炎』読後感想

2021年01月19日 |  小説 読書

令和3年1月19日(火)  

 

今日は パソコンサークルの日

当地札幌は大雪 大荒れ 

家を出て 5分ほども歩いたでしょうか、

突然ホワイトアウトかと思うほど、 

視界は遮られ、歩道が消えかかっています。

『高齢者行き倒れ』のニュースにもなりかねぬ、

戻ろうかと思いました。

いつもの倍かかって やっとこさセンター到着

 

雪かき3回 元気です~ 

 

 

区の図書館からお借りしていました 

貴志祐介『青の炎』完読 

 

今回 お借りしますのにあたって

偶然にも、タイトルが色つながりの”赤”青”でした。

 

あらすじ

光と風を浴びて17歳の少年は、海沿いの道を駆け抜ける。

愛する妹と母のために・・氷のように冷たい殺意を抱いて

こんなにも切ない殺人者がかつていただろうか。

 

 

文中には、

『こんな風だとは想像だにしていなかった。

日本人は、『罪と罰』のような強迫観念とは無縁だから、

完全犯罪の殺人を行うには、適しているのではないか。

そんな、ばかなことを考えたりしていた。

今になって、初めて分かった。

殺人者の心を抉るのは、神への畏れでも、良心でもない。

ましてや、世間体の外聞など、まったく、取るに足らないことだ。

呪いの金輪のように心を締め付けるのは、単なる事実だ。

自分が人殺しをしたという事実。

どこへ行っても、その記憶からは、一生逃れることはできない。

殺した相手が、どんな最低の屑だったにしても、

どれほど差し迫った理由があったとしても、

そんなことは、何の抗弁にも、慰めにもならないのだ。

犯人は深く溜息をつく 

とある。

 


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東野圭吾『赤い指』読後感想

2021年01月11日 |  小説 読書

令和3年1月11日(月)  成人の日

1月11日 成人の日

コロナ感染予防で、

札幌市は成人式は行われていない様子

昔 成人の日のTV番組『青年の主張』大好きでした・

今年は無理としても、

今でも続いているのでしょうか。?

区の図書館からお借りしていました

東野圭吾『赤い指』完読いたしました。

図書館でお借りします際 

手にしたのが偶然にもタイトルが色つながりでした。

背表紙も、”赤”と”青”

東野圭吾『赤い指』

家族の物語、犯罪を超えた本当の闇

この家に隠されている真実は 彼らの手で解かなければならない

二日間の悪夢と孤独な愛情の物語

とある。

家族を、 介護を、 認知症を題材にした作品

読み進むにあたって、

いつぞやテレビで観た記憶が・・・

テレビで観た時は、認知症に視点を置いていたような、

家族に視点を置くとこれまた新鮮な1冊に、

数年も前のテレビでみた記憶が 強烈に残っていたのに、

それでも、東野圭吾の世界に引き込まれるのです。


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原田マハ『奇跡の人』読後感想

2020年12月18日 |  小説 読書

令和2年12月18日(金)

 

どなた様かのブログで、

おすすめの1冊に紹介されていました、

原田マハ『奇跡の人』

分野もわからぬまま

区の図書館からお借りしてきました。

何のことはない

日本版ヘレンケラー物語 

舞台は 青森県弘前界隈 

津軽編です。

太宰治のふるさと金木町も登場

 

ぼさまが、津軽三味線をかき鳴らし

津軽民謡を歌い門付する光景など

思い出された一冊でした。

 

 


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桜木紫乃『氷の轍』読後感想

2020年12月14日 |  小説 読書

令和2年12月14日(月)のち

 

市の図書館からお借りしていました

桜木紫乃『氷の轍』(わだち) 完読いたしました。

 

あらすじ

釧路の千代ノ浦海岸で80歳の男の他殺体発見

 

父は実父、 

「あなたは誰が生んでもうちの子です」という

母とは血のつながりのない そんな女刑事が追いかける。

 

娘たちを売った母

売られた娘二人

売り飛ばした父

彼女たちを救えなかった周りの男

救おうとする男

それぞれの立場での情け・・・

 

 

文中に引用されている

北原白秋『白金ノ獨楽』に収録の

『他ト我』が気になり調べました。

 

『二人で居タレドマダ淋し

独りにナッタラナホ淋し

シンジツ二人ハ遣瀬(やるせ)ナシ

シンジツ一人ハ堪エガタシ』

 

題名『氷の轍』理解 

 


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宮本輝『三千枚の金貨』上下巻読後感想

2020年11月29日 |  小説 読書

令和2年11月29日(日) 

 

見ほれるほど

区の図書館からお借りしていました

宮本輝『三千枚の金貨』上下巻 完読 

 

 

あらすじ 

入院中の末期がんの患者から、

和歌山の山中に、

『溜息をついて唖然と見惚れるほどに美しい花を咲かせる

その桜の木の根元に メープルリーフの金貨を埋めた。

4分の1オンス、2分の1オンス、1オンス、合わせて三千枚ほど。

探し出したら上げるよ』

と言われたことから始まる物語

 

宝探し? サスペンス?と思いきや

人間模様がゆっくりと流れ

どこというわけでもないのに

徐々に惹かれていったのでした。

 

コロナ禍で引きこもり生活が続いている中

気持ち落ち着く時間が持てました。

 


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