おしょうしな日記 Thanks 101

科学・技術をわかりやすい言葉で解説。「おしょうしな」とは、山形おきたま弁で「ありがとう」の意味。

禅寺の食事作法

2006-12-10 17:00:08 | 禅・仏教
1.いただきますの前に、五観の偈。

 五観(ごかん)の偈(げ)を唱えます
http://homepage3.nifty.com/zazen/kaikyouge.htm

上記は、曹洞宗での五観(ごかん)の偈(げ)です。臨済宗では、ちょっと異なります。
同じ漢文を読み下しているはずです、なぜか、違うようです。
(その原因を、知っている方がいらっしゃいましたら、教えてください。)

2.三つ指を使う。

 ごはん、おかずを食べるときは、すべて、器(うつわ)を持って食べます。
例えば、漬物を食べる時も、ご飯の茶碗をいったん、おいて、漬物の小皿を持って、食べます。
器をおいたり、とるときは、親指、人差し指、中指の三つの指を使います。

なお、食事中の会話は厳禁で、無言で食べます。

3.沢庵は最後に食べる。

 沢庵(たくあん)漬けを1枚だけ残して、すべて、食べ終わったら、
その沢庵を、ご飯茶碗に入れます。そして、それにお湯を入れて、沢庵で茶碗を洗い、
その、お湯を、ほかの皿や器にも入れます。そして、そのお湯を飲み干します。

(茶碗やお皿が、きれいになるので合理的です。)

その他、スプーンや箸のおき方なども独特です。
茶碗にスプーンを立てておいたり、沢庵で茶碗を洗ったり、いっけん、行儀が悪いように見えますが、合理的です。
道元禅師が永平寺を開いて以来、800年間も伝統を守って食べているとは、不思議な感じがします。

p.s.
先日、小田原の最乗寺での一泊座禅会に参加してきました。
そこで、老師様より、五観の偈を賜わりました。おしょうしな。

「林泉寺坐禅会一泊坐禅会(大雄山最乗寺)」
2006年11月11日(土)午後3時現地集合 ~12日(日)11時半解散
http://homepage3.nifty.com/zazen/frame.htm


最新の画像もっと見る

コメントを投稿