○今日は久々の「高校野球デー」。家を朝8時に出て麻生球場へ。第1試合は、北海学園札幌高校と丘珠高校。北海学園札幌高校は、昨年の南北海道大会ベスト4、昨年はMAX143キロの好投手石沢を擁し駒苫に挑戦したが、勝負をかけた走塁が決まらず、最後は力負け。旧校名の札幌商業時代は甲子園10回出場だが既に最後の出場から25年以上たってしまった。北海道の野球ファンには「札商」で馴染み深いと思うが、なんとかそろそろ結果を出したいところ。
○丘珠高校は公立高校ながら、札幌市内の有力シニアチームから大挙入部した選手たちが3年生を迎える、いわば「公立の強豪」。昨年の秋季大会は全道大会にも出場している。最近は中学で硬式野球クラブ(北海道の場合、リトルシニアリーグ、ポニーリーグ、サンリーグの3つの団体がある。)に入る子が多くなっているようで、いわゆる私学の強豪だけでなく、公立高校でもシニア出身の選手が多い学校も出てきている。
○試合は、丘珠が相手投手の立ち上がりで球の上ずるところを痛打し、2点先取。学園札幌はコツコツ1点ずつ返し同点に。丘珠の投手は打たせて取るタイプのようだが結果的には粘りどころで崩れて大量失点。逆に学園札幌の投手は速球派でカーブ、スライダーが持ち玉から。除々にゆるめのドロンとしたカーブとスライダーが低めに決まりだしランナーは出すものの、決定打を許さず初回の失点で踏み止まったのが勝因かな。学園札幌は一時のバントオンリーの手堅い作戦から、今日は、ヒット・エンド・ランを多用していたね。一度だけ、多分ヒット・レンド・ランのサインが出ていたのをバッターが見逃し盗塁がアウトになったのがあったけどね。作戦的には積極的で好印象。スコアは11×2(8回コールド)で学園札幌の勝ちだが、次の相手を考えると、守備が大きな課題という感じ。
Eブロック 準決勝
◆球場:札幌麻生球場
◆プレーボール 08:58 ◆ゲームセット 11:15 ◆試合時間 2時間17分
対戦校名 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
計 |
学園札幌 |
0 |
1 |
1 |
0 |
4 |
0 |
1 |
4 |
|
|
|
|
|
|
|
11 |
札幌丘珠 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
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|
|
|
|
2 |
|
先攻(学園札幌) |
後攻(札幌丘珠) |
投手 - 捕手 |
中山-小原 |
成田、角田、黒田-鈴木 |
本塁打 |
|
|
三塁打 |
山崎 |
佐々木(勇) |
二塁打 |
小原、梅村 |
鈴木、山崎 |
備考 |
8回コールド |
○第二試合は、札幌第一VS札幌龍谷。第一は全道大会常連、龍谷を最近野球に力を入れているが、まだ全道大会にはたどり着いていない、いわば私学で野球に力を入れている学校のセカンドランナーという感じかな。
○試合は龍谷の外野守備で乱れがあり、無駄な失点を重ねたところから投手のリズムが崩れ、結局、7×0(7回コールド)で第一の勝ちだが、イメージしていたほどの迫力はなく甲子園までは届かない印象。次は、今度の月曜日に全道大会出場をかけて北海学園札幌とのブロック決勝戦。どちらも全校応援だろうし、「私学強豪」の意地のぶつかり合いになりそう。気持的には、学園札幌に勝ってほしいがどうなるか。最近の勝敗でいえば第一有利だが学園札幌の選手は、一昨年の秋に学園札幌が0×8から大逆転して12×8で勝った試合を1年生の時に見ているので苦手意識はないはず。
Eブロック 準決勝
◆球場:札幌麻生球場
◆プレーボール 11:52 ◆ゲームセット 13:55 ◆試合時間 1時間58分 ◆中断時間 5分
対戦校名 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
計 |
札幌第一 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
4 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
|
7 |
札幌龍谷 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
|
0 |
|
先攻(札幌第一) |
後攻(札幌龍谷) |
投手 - 捕手 |
金井、掛端-松浦 |
小林、小川-川越 |
本塁打 |
|
|
三塁打 |
柴山、富田、中村(佑) |
|
二塁打 |
前田、中村(佑) |
川越 |
備考 |
7回コールド 選手負傷のため中断(13:45~50) |
○第3試合は東海第4VS札幌工業。東海第4は春の全道優勝校でキャッチャー伏見がいわゆる「プロチュウ」(プロのスカウトが注目している選手をこういう風に略すらしい)。用事があったので、一打席しか見れなかったが、打つことなくファーボール。むしろその前の3番のホームランが印象に残った。東海第4の選手はほとんどの送球をスナップスローで投げるようにしているようで、どの選手もかなり手首が強そう。3番の当たりも手首を効かせたバッティングで打った瞬間、打球を見失う程の速さ。2回途中で帰ったが、結果は東海第4のコールド勝ちだったようだ。東海第4のブロックは他に目立った有力校もいないので、東海第4がすんなり南北海道大会に駒を進めそうだが、「春の優勝校は夏の甲子園に行けない」というジンクスを破ることができるかどうか。東海第4は過去に春の全道3連覇を果たしながら、夏の甲子園に行けなかったことがあったが・・・。いずれにせよ、上述したスナップスロー重視の姿勢、ユニークなシートノックを見ても他のチームとまったく違う取組をしており、監督の工夫が感じられる。これが成果に結びつくかどうか。
Fブロック 準決勝
◆球場:札幌麻生球場
◆プレーボール 14:29 ◆ゲームセット 16:18 ◆試合時間 1時間49分
対戦校名 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
計 |
札幌工業 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
|
|
|
|
|
|
|
|
1 |
東海大四 |
1 |
0 |
0 |
1 |
4 |
3 |
x |
|
|
|
|
|
|
|
|
9 |
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先攻(札幌工業) |
後攻(東海大四) |
投手 - 捕手 |
青野-村元 |
佐々木、奥原-伏見 |
本塁打 |
|
花岡2 |
三塁打 |
|
|
二塁打 |
村元、加藤(智)、奥田、加藤(英) |
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備考 |
7回コールド |
○今年の大会は、北海道栄が1回戦敗退、春の全道に出場した札幌新川も初戦敗退、北照もなんとか1点差で勝ち上がるなど、例年に比べると、一方的なコールド勝ちが減り(数字的にはチェックしてないけど)、チーム同士の力の差がなくなっている感じがする。これから先もなにが起こるかわからない感じで、甲子園出場校が決まるまで目が離せないね。
○それと、札幌第一と札幌龍谷が試合しているときに、札幌南高のスコアラー女の子2人が来て、この試合のスコアを取り始めた。札幌南はブロックが別なので、本来スコアを取る必要はないのだが・・・。ということは、まだ全道大会に行くことが決まった訳ではないのに全道大会で当たる可能性のあるチームなので、調査するのにやっているということか!!!他校でそこまでやるところはないと思うし、なんとなくやりすぎじゃないの???と思ってしまった私です。