Love Songを唄う前に

生きること。
それは日々を告白してゆくことだろう。

新しい住宅デザインの教科書

2012-07-21 23:23:02 | ブック・レビュー
新しい住宅デザインの教科書 (エクスナレッジムック)
黒崎敏
エクスナレッジ

「最高に楽しい家づくりの図鑑」と比べると
前半は似たような内容だけど、論文っぽい。
写真や図面もあるから分かりやすいけど。
黒崎敏氏の建築手法の解説ですね。

後半は、土地探しやビジネスの話があり、
この手の本としては珍しい。
設計の仕事をしている人には参考になりそう。

どっちを読むべきか迷っている人には、
黒崎敏氏の建築の考え方を知るには
「新しい住宅デザインの教科書」、
パラパラめくって使えるアイデアを探すなら
「最高に楽しい家づくりの図鑑」が良いと思う。

今時のカッコ良い住宅が好きなら
読んでみる価値はあると思う。

ちょっと物足りないのは、緑が少なめな所。
アーバンでクールな設計が黒崎敏氏のスタイルだからかも。

最高に楽しい家づくりの図鑑

2012-07-17 23:37:02 | ブック・レビュー
最高に楽しい家づくりの図鑑 (エクスナレッジムック)
黒崎 敏
エクスナレッジ

建築家・黒崎敏氏が自らの設計手法を項目毎に
実際に建った住宅の写真と図面で解説。

本屋で手にした時に分かりやすそうだったので、
「新しい住宅デザインの教科書」を後回しにして
こちらを先に読んでしまった。

これから家を建てたい人から設計者まで、
きっと取り入れたくなる設計手法があると思う。

言わば、
黒崎敏版「パタン・ランゲージ」だ。

断面パースで読む住宅の「居心地」

2012-07-11 23:26:34 | ブック・レビュー
断面パースで読む住宅の「居心地」
クリエーター情報なし
彰国社

名作と言われる住宅を手書きの断面パースにより、
設計者がどんな工夫をして名建築たる所以の「居心地」を
造り出せたのかを分析・解説する本。

これがなかなか面白い。

空間構成からディテールまで、
設計者が何を考え、何を狙って
このような住宅になったかが良く分かる。

こういう風なイラスト(断面パース)を付けてくれると
他の文字ばかりの本も分かりやすいのにな。

眼を養い手を練れ〈2〉集まって住もう

2012-07-05 22:54:39 | ブック・レビュー
眼を養い手を練れ〈2〉集まって住もう
居住空間デザイン講師室
彰国社

集合住宅の本だが、
勿論一般的なマンションやアパートの本ではない。

「かたち」「関係」「しくみ」「場所」と言う
四つのアプローチで集まって住むとはどう言う事かを考察する。

有名な集合住宅の解説からちょっとした都市計画・町づくりまで
人が集まって住む事を深く掘り下げていて、濃い内容になっている。

集合住宅を設計する為のヒント満載と言って良いだろう。