Love Songを唄う前に

生きること。
それは日々を告白してゆくことだろう。

インテリアの空間と要素をデザインする

2008-03-29 22:29:04 | ブック・レビュー
インテリアの空間と要素をデザインする
フランシス・D.K. チン
彰国社

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建築のかたちと空間をデザインする」の著者が、
インテリアの要素について書いた本。
と言っても、インテリアの様式や手法について書いてあるわけじゃなく、
あくまでインテリアの構成要素についての本。
建築とインテリアの橋渡し的本だと思った方が良いかも。
なので、「建築のかたちと空間をデザインする」と共に、
インテリアを学んでいる人だけでなく、
建築を学んでいる人も、
なるべく早い時期に読んでおくと良いと思う。

インテリアコーディネーターのスキルアップセミナーに行って来た。

2008-03-27 23:26:06 | 今日の出来事
インテリアコーディネーターに合格した人を対象にした
無料のセミナーに行って来た。
場所は、六本木ヒルズの森タワー40階。
流石に眺めが良い。

二人の講師の方が
インテリアコーディネーター
仕事やキャリア作りについて講義した。

第一部は戸倉容子女史。
この方は看護士からインテリアコーディネーターへ転職し、
一級建築士でもあり、会社も経営する
バリバリのキャリアウーマンでビジネスパーソン。
しかもイタリアへ留学していて、
そのセンスを生かしたインテリアや建築の仕事をなさっている。
かなりカッコいい女性。笑顔が眩しかった。
オイラは才女に弱いのだ。

第二部は林柳江女子。
子育て中の36歳から
インテリアコーディネーターのキャリアを築いた
という話はかなり心強かった。
でも、美術大学出身なので元来センスが良かったんだろう。
今は、リビングセンターOZONEでインテリア事業部部長をなさっている。
これからインテリアコーディネーター
目指す子育て中のお母さんにとっては心強い存在。

話の内容は、どうやってお客様を掴むか
というビジネス書によくある内容の
インテリアコーディネーター版といったところか。
でも、参考になる話が多く、行って良かった。
たまにはセミナーに行くのも刺激になって良い。

建築家マッキントッシュ

2008-03-11 22:15:59 | ブック・レビュー
建築家マッキントッシュ (1980年)
小川 守之
相模書房

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エレガントな佇まいの作品を残したスコットランドの建築家、
チャールズ・レニー・マッキントッシュ
マッキントッシュの生涯を建築家・小川守之氏が紹介、解説する。

マッキントッシュは、その才能をヨーロッパでは高く評価されながらも、
イングランドではあまり評価されず、不遇の生涯を送った。
しかし、アール・ヌーボーの建築家でありながら、
アール・デコ調の作品を数多く残しており、
その先見性と芸術性は今見ても素晴らしい。

この本によるマッキントッシュの建築手法を抜粋する。

「内部と外部のぶつかり合いが建築になる。」

「折衷主義的な方法を受けつぎながら、
もっと別の要因、
すなわち環境条件、設定条件、
建物の設計の一回性、
一つ一つの個別性に注目して、
そこから設計の方向を探ろうとする方向であった。」

「全体の整合性を一旦度外視して、
部分の一つ一つに問題に突き進んでいく。
バラバラの部分に課せられた問題を解決しながら、
新しい飛躍を生むような過程がそこには見られたのである。」

インテリアの方が高く評価されるマッキントッシュだが、
より多くの建築作品が残されていたならば、
と思うと残念でならない。
早すぎた天才の一人なのだろう。