もう一回観てみたい映画が、いくつかあるけれど、気になって最初から観たい映画がある。
小学生位のときに偶然つけたテレビで観たように思うのだけど、
それは、日本の白黒時代劇みたいな映画で、妖怪と少女の話だった。
内容は、確か…(すごく違うかもしれないから、確かってのは、あまり確かじゃないかな…)
悪い偉いさんの侍…いわゆる悪代官みたいなのがいて、
(お話だとよくでてくる、悪代官…まっとうな人でなきゃ代官になれなかったようだから有り得ないんだけど)
少女の両親は元その代官に仕えていたような…
んで、訳あって農民として親子三人で山奥の農村に暮らしていた。
けれど、両親は、なんか重大な秘密を知っていて
悪代官に居場所を知られて両親が殺されてしまう。
その山奥で少女は、両親が畑を耕しているときに
更に山奥に入って毎日遊んでいたから妖怪と友達になっていた。
両親が殺されるときに、
少女だけは両親が助けようとしたから少女だけは助かったように思う。
一人残された少女のために
両親の葬式を近所の農家の人が手伝ってくれて、
両親の骨をサイコロにして
一対のサイコロを御守りとして少女に持たせたような…
少女が生き残っていたのを
後で知った悪代官の手下たちの追っ手から逃れるためと、
両親の敵討ちのために妖怪たちが少女の助っ人をしてくれた。
んで、少女は本懐を遂げたみたいな…
…そんな感じの話だったように思う。
まだ小学生の低学年位だった私には、
それまで妖怪は恐ろしいものだったのに、その映画を観てから、
悪いことや戒めを破る不逞な輩には怖い妖怪。
けれど、正直者でまっとうな暮らしをしていく者には
親切で優しいのが妖怪なんだと思った。
その映画を観てから、妖怪ものが大好きになって、
妖怪ものというと映画館へ観に行った。
小学生だから一人では映画館に入れない。
(それ以上に妖怪ものが大好きとは言うものの
姿形は怖かったから一人でなんて怖過ぎなんだけどね。)
幸い二つ下の弟がいる…でも二人でも小学生だけではだめ…
母が頼んでくれて親戚のお兄ちゃんが
私達を毎月一回映画館に連れていってくれた。
優しくてハンサムで格好良いお兄ちゃんだった。
そのお兄ちゃんは私が中学３年の夏にバイク事故で亡くなってしまった。
お兄ちゃんが生きていたら聞けたのだけど…
今ならビデオやらDVDやらで出ているんじゃないかなぁと、
レンタルビデオ屋さんに行くたびに探しているけれど、
タイトルも内容さえも、あやふやなもんだから未だに見つからない…
誰か心当たりあるような気がしたらコメントくださいませ！
m(__)m宜しくお願いします！
