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ZIGZOの懐かしい話 1998年秋~1999年春 結成発表前後のこと

2009年12月07日 | 懐かしい話
 今年は哲くんがZIGZOがデビューしてちょうど10年。節目ということで、「懐かしい話」を久々に更新~。ZIGZOのデビュー前の思い出です。

 「Sakuraが復帰するらしい」ってことがまず98年の秋に噂になってました。このへんのことはラルクファンの方々の方が詳しいかと思います。私は周囲にラルクに詳しい友人がいなかったし、そちらで噂になったのがマリスファンにも伝わってきた・・って感じで、情報は遅かったんじゃないかな。それでラルクはもう別なドラマーを正式加入させた後なので、ラルクに戻るのではなく別なバンドでの活動になる、メンバーはバイセクシャルの人たちらしいってことも既に話題になってました。

 それとは別口で98年の冬に、「Tetsuがシーンに戻ってくるらしい」ってことがMALICE MIZERファン界隈で話題になってました。MALICE MIZERは98年末はご存知の通り非常事態が起こっていたので(泣)、大方のファンはそっちの非常事態に釘付けだったけど、同時期にこちらもひそかに話題になってたんです。

「戻ってくるってどういうこと?マリスに戻ってくるの?」
「それがよく分からないんだけど、レコード会社はコロムビアらしいよ」
「それってマリスと同じじゃない・・・」

 みたいな。マリス側の状況が状況だっただけに、「TetsuがMALICE MIZERに戻ってくる」説まで立ってました。この頃はまだ私の周囲でsakuraの噂と哲くんの噂は別々なものだったんです。ただTetsuがメジャーデビューする、レコード会社はコロムビアってことは既に確定状態の噂でした。

 それが99年の2月に彼らが「MARISU~en~SEX」というバンド名でシークレットライブをしたことにより、やっと二つの噂が結びついて「ラルクのsakuraとマリスのTetsuが一緒にやる」ということが分かりました。それにしてもこのバンド名を聞いた時は冗談かと思いました・・・。マリス・アン・セックスってねえ、あまりにもそのまんま!どうせバレてるんだからいっそネタにしちゃえって事だったんでしょうけど、manaもラルクのメンバーも、彼らがこのバンド名でライブするのをよく許したよなあ、と感心します・・・。

 私はこの頃はまだよく分からなかった。だって「Tetsu」のことは「memoire」しか知らなかったし、あれを聴く限り好きになれるとは思えなかった(コラ)。ただsakuraはラルク時代好きだったので、sakuraの新バンドとして一応注目してるって感じでした。

 デビュー曲の「血と汗と涙の裏側のハッピー」は発売前からよくラジオなどでも流れてました。でも私は今も昔もこの曲がそんなに好みじゃないので(スミマセン・・・)「フーン。普通のロックなんだね」って感じでした。それが地元ラジオにキャンペーンに来た時に、カップリングの「ファッションモンスター2」が流れて「この曲すごく可愛い!」と一気にハマりました。メロディーも歌詞も歌い方もおもしろくて可愛くて、今も大好きです。

 ZIGZOファンの9割がラルク流れのsakuraファンという状況のせいか、再起の意気込みからか、ZIGZOのスポークスマンはsakuraでした。哲くんはボーカルな上ほぼ全曲の作詞作曲をしていたわりに、当時ラジオでもインストアイベントでもあまり喋らなかったんだけど、この曲聴いて(こんな曲はじめて聴いた。この人の感性はおもしろいな)と興味持ったのが、思えば始まりだった気がします。

 ZIGZO現役当時は好きだったのは確かなんだけど、それがどのくらいの「好き」なのか分からなかった。当時はビジュアルバブルで他にも良いな~と思うバンドが色々あったし、そんなに特別な存在とは思ってなかった。それが当時のバンドはほぼ全て解散し、バンド時代は良かったけどソロ活動や次バンドがイマイチな人が多い中、哲くんのことはZIGZO時代と変わらぬテンションでずっと好きでいつづけていて。(私、高野哲をすごく好きなのかもしれない・・・)と自覚したのはここ数年だったりします。

 10代の頃はもっと好きになれる音楽がこの先現れるかも、と思ってた。でも今はもうこんなに好きになれる音楽はそう滅多に現れないと分かってきてしまっています。それは寂しいことではなくて、幸せなことだと今は思っていて。しかも哲くんはシンガーソングライターとして優れているだけでなく人間的にも素敵な人だから、10年前の自分を「見る目があったね」と褒めてあげたいです。

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