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MALICE MIZERの懐かしい話 2000年9月1日 日本武道館

2008年08月27日 | 懐かしい話
 もうすぐ8月31日、そして9月1日がやってきます。MALICE MIZERの第二復活記念日です。2000年の8月31日9月1日の武道館2daysで三期MALICE MIZERは表立った活動をスタートしました。

 この二日間はほぼ同じ演目で、しかもほぼノーカットでDVDになっているので、改めてあまり語ることもないのですが、会場に行かないと分からないようなこともあったので、いくつか書きたいと思ってます。まずはカットされたMC部分に関して。

 MCはライブ中盤の「虚無」の衣装の時にありました。Mana、kozi、yu~kiの3人で出てきたのだと思います(ちょっと私にはkoziとyu~kiの記憶しかないのですが・・・多分manaもいたと思います。いなきゃヘンだし・・・)。

 まずはyu~kiちゃん。一期、二期には考えられなかったまさかの「yu~kiちゃんMC」で「エェェ~~!うっそー!yu~kiちゃんが喋ってるよーー!!」って感じの会場のドヨメキは忘れられません。「キャー(ハァト)!」っていうような黄色い悲鳴ではなくって、「エェー?!」という衝撃の歓声でした。

 「ようこそ、この薔薇の聖堂へ!待ちに待ったライブでの皆との再会をやっと果たすことができて、とても嬉しく思ってます」

 つづいてkoziくん。

 「二階のみんな!(キャー)一階のみんな!(キャー)アリーナのみんな!(キャー)え~・・・やっとこうやってみんなとの再会を果たすことができて、ホント嬉しいです」

・・・これだけ。

 本当にMALICE MIZERは口下手というか不器用というか、そこが歯がゆいところであり、愛しいところでもありました。二人揃って一言だけ。普通、今までの苦労を振り返ってとか、もうちょっと語りますよねえ。武道館は2年半ぶりで、ライブ自体1998年の横浜アリーナから二年ぶりでした。この日に限ってはどれだけ自分に酔って語り倒しても許されたはず。なのに一言だけ。しかも「とても嬉しいです」「ホント嬉しいです」ってそんなありきたりな言葉で・・・二人ともほとんど同じことしか言わないし・・・もっと他に言い様がないのかよ!と思ったり。でもあの時の彼らの万感の表情を私は今も覚えているし、本当に胸がいっぱいの時には、言葉でなんて表現できないものなのかもしれない、とも思います。

 あの超絶厚化粧と付けまつげに彩られた左右の色の違うカラーコンタクトレンズの瞳・・・しかもkoziに限っては左半分の髪の毛を剃った「半ハゲ」というアヴァンギャルトにも程があるいでたちで・・・・。普通の人なら表情なんて窺い知れないあの姿から、でもあの日集まったファンは彼らの少しの痛みを抱えた嬉しさや喜びや達成感を感じたと思う。本当に嬉しそうだったけれど、決して100%ハッピーな表情ではなかった。それがどうしてなのか、分からない人はあの日あの場にいなかっただろうと思う。

 何度も客席に頷き、大きく手を振っていた。ファンを見ていたけれど、どこか遠くを見ていたような・・・そう思ったのは私の気のせいかな?

 2年半前、キラキラしてて勢いに溢れてて前途洋洋に見えた(内実はどうだったか知りませんが)彼らと、あの日の彼ら。なんだかたった2年半とは思えないくらい、この間に色々なことが起こって、前の時とはメンバーの半分近くも違って、彼らは一気に年をとったように見えた。もう少年っぽい、おもちゃ箱のように何が出てくるかワクワクするような明るい無邪気さはなくなっていた。それでも私は変わらず彼らが好きだった。あの日のことは今も大切な思い出です。

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 「MALICE MIZERの懐かしい話 2000年8月31日」
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