Manaのプロデュース活動が「侵食ドルチェ」までとなるそうです・・・。すごくがっかり・・・。「今年は、自分自身の音楽活動に重きを置きたいので、そうさせてもらった」と「独白」にあるから、ソニーから契約打ち切られたわけではなく、自分から降りたってことよね。その「自分自身の音楽活動」というのが何を示すのか分からないけど、Moi dix Moisでないことを祈ります。Moi dix Moisのために、ソニーからCD出せるチャンスを棒に振るなんてないと思いたい・・・。
私はmanaファンだけどMoi dix Moisはあんまり好きじゃない。前にも書いたから同じことは繰り返さないけど(詳しくは
こちらをどうぞ!)、あんなの延々やってるのは時間と才能がもったいないと思う。
具体的にMoi dix Moisの何が嫌かと言うと、「歌詞」「アレンジ」「ビジュアル」が嫌なのです。まずあの歌詞!文才がなさすぎる。あのアレンジ!全部同じ曲に聴こえる。あのビジュアル!恥ずかしいよ。なんでおでこに文字書いてかっこつけて人前に出て来られるんだろう。「おでこに文字」って、私はキン肉マンの「肉」しか思い浮かばないのに・・・。初めてライブで見た時は軽く眩暈を覚えました・・・。
魔方陣、白装束、山羊の頭蓋骨とか無意味に不吉なモチーフを多用しているのも嫌。もう21世紀なのに1980年代みたいな眼帯やウニ頭も嫌。鎌持ったり鎖に繋がれてたり地獄の業火に焼かれたりしてるジャケットデザインも嫌。
百歩譲って「私は全然良いと思えないけど、売れている」なら「私が良さを理解できてないだけかも・・・」とも思えるけど、Moi dix Moisは「私は全然良いと思えないし、売れてない」んだから、「やっぱり誰がどう見ても駄目なんだな」と白けてしまいます。
「Manaのファン」がイコール「Moi dix Moisのファン」だけではない、と思うのだけどなあ。私のようにMALICE MIZER流れで、近年のMoi dix Moisの激しさはどうにも受け入れられないからCD買わないしライブ行かないけど、別にmanaのことが嫌いになったわけじゃないし、manaがまた綺麗な曲を書くなら喜んでCD買うよ!って人もなかにはいると思うのだけど・・・。
実際、分島花音の曲は4曲とも過去10年間で最も良いってくらいの会心の出来だったし、Moi dix Moisファン以外の人たちには好評だったはずなのに。manaはやっぱりああいう、エレガント/ロマンティック路線の方が向いてると思ったし、久々に情緒的な曲が聴けて嬉しかったのになあ。Moi dix Moisより分島花音の方が売り上げ良かったのも、ソニーの宣伝力やアニメとのタイアップ効果だけじゃなく「いい曲だから評価された」結果だと受け取っていたのに。
プロデュースはmanaが10年ぶりに日の目を見るチャンスだったのに。花音ちゃんは奥田民夫の事務所とケミストリーのレコード会社が雇ってるくらいだから、ソコソコ以上の逸材なのでしょうに。彼女だけじゃなく「ゴスロリの創始者」としてmanaも売り出すような宣伝されてたのに。自分から再起のチャンスを振るとは本当にもったいない・・・!
せっかく別カテゴリー作って応援してたのにぃ。manaはもう自分でバンド作って表舞台で~ってやっていくより、プロデュースや楽曲提供など裏方の仕事にシフトしていった方がいいと思うのだけど。やっぱり「自分自身の音楽活動」ってMoi dix Moisのことなのかなあ。私は6年前に飽きてしまったのに、manaはまだ飽きないのかなあ。なんかゲッソリです。
そしてmanaの手を離れた後の「分島花音」はきっと好きになれないだろう、ということも私は過去の経験から分かってしまっているので、これまた辛いのです。まだアルバム出てないのに、これを言うことになるとは思わなかったけれど、嗚呼、花音ちゃんさようなら・・・。