植物友の会～朝日山公園

　　　　　　　　　　　　　　　（紅葉の中の朝日山公園）


佐賀植物友の会、１２月の観察会は鳥栖市の朝日山公園で行われました。
　　　


標高１３２．９ｍの朝日山は古くから烽（ノシロ）台が置かれ中世には山城が築かれていたとのことです。
　　　


今日は今年度最後の観察会で４０人くらいの会員さんが集まりました。
説明の後、公園の木々などを観察しながらゆっくり登って行きます。
　　


クスノキ、スダジイ、ナラガシワなどの大木が多いですね。
　　
　　　　　　　　　　これはナラガシワの大きな葉です。


イヌシデの樹皮は特徴的な縦じまが入っていますね～
　　　　　


この実はカマツカ（バラ科）～春に咲く白い美しい花は、脊振山系でよく見かけますね。
　　　


この赤い実はナナミノキ（モチノキ科）～黒髪山系で夏に細かい紫色の花を見ました。
　　　


この葉はネコノチチ（クロウメモドキ科）～面白い名前は、実が猫の乳首に似ているからだそうです。
葉っぱが互生ですが、右右、左左というふうに面白い着き方をしています。
　　　　　


ビナンカズラ（マツブサ科）がありました。赤い実は魅力的ですが～
　　
　　
　　　　　まだ若い実もなかなかいいですね～
　　　　　　　


足元に目をやると、百両と呼ばれるカラタチバナ（ヤブコウジ科）がありました。赤い実が美しい！
　　　


春に白い花が咲く、バイカイカリソウ（メギ科）がここにも～（驚き）
　　　


２９０段の階段を登って行きます。両側にはモミジの紅葉が美しい！
　　　


途中で迂回し、いろいろな種類の落ち葉がふかふかに積もっている道を歩いていきます。
　　　


山頂に着きました。
タブノキの大きな木が出迎えてくれます。
　　　


展望台からは、佐賀平野東部、宝満山方面、耳納連山、九千部山方面もよく見れ、
新鳥栖駅に発着する新幹線を楽しむ新スポットにもなっています。
　　


朝日山公園の春は、約１０００本の桜が咲き誇り鳥栖市民の花見の名所なのでしょう。
人の手の入った公園ではありますが、樹木や野草の観察にはもってこいの所です。

教えていただいた先生方ありがとうございました。
会員の皆様、いい観察ができましたね。お疲れ様でした。



観察会の後、山の斜面が美しく染まっていた上峰町の鎮西山に寄り道してみました。
やはりモミジ谷の付近の紅葉が真っ盛り。
　　　


木道の落ち葉もきれいです。
　　　


キャンプ場付近のラクウショウの紅葉もいいですね。
　　　


エノキの黄葉
　　　



ハクサンボクの赤い実
　　　　


カマキリ君こんにちわ～
　　　　　　




山頂からは佐賀平野の展望が素晴らしいのですが、今日は”天使の階段”も見れました。
春はヤマザクラで、秋には紅葉で楽しめる鎮西山～やっぱりいい所です。
　　　


里山では今が紅葉のまっ盛り。
県道３１号線を走ると金立山、八天山、権現山、鎮西山、などの山々が見事なグラデーションになっています。
　　　
　　　　　　　　　　　　途中から見た鎮西山、山頂付近



観察会と紅葉狩りの欲張りな一日でした。