私たちの施設に入所するOさんは、80代の女性で、自立歩行が困難なくらいで、その他は重い病気や障害の無い方です。入所されている方々の中では要介護度の低い方です。歌が大好きで、私たちのバンドの施設内ライブを楽しみにしてくださっているお一人でもあります。
そのOさんから
「頭を雲の上に出し・・・っていう歌が好きなんだよ」
というお話を聞きました。誰もが小学生の音楽の授業で習った「ふじの山」です。Oさんが、「ふじの山」を歌いながら施設の廊下を車椅子で移動している姿はよく見かけます。
私たちのバンドが行っている施設でのライブでは、毎回必ず童謡や唱歌を1曲は採り上げています。前回は「ふるさと」、「里の秋」を採り上げました。童謡や唱歌の多くは、よく知られており、施設入所者の方々にも歌っていただける曲がたくさんあります。前回採り上げた曲も、「ふじの山」もそんな曲だと思います。
次回の日程は未定ですが、候補曲に「ふじの山」を加えてみようと思っています。今日からその準備を始めました。
「ふじの山」は、「日本の歌百選」にも選ばれている明治時代の末期に尋常小学校唱歌に採用された歌で、現代の小学校の音楽の教科書では、曲名は「ふじ山」と表記されているそうです。
☆ふじの山☆
1番 あたまを雲の上に出し
四方の山を見おろして
かみなりさまを下にきく
ふじは日本一の山
2番 青空高くそびえたち
からだに雪の着物きて
かすみのすそを遠くひく
ふじは日本一の山
今日は夜勤明け翌日の公休でした。相変わらず夜勤明けは翌日まで睡眠時間の調整が上手くいかず、朝5時半に目が覚めました。前回の休みもそうだったのですが、もてあそぶ時間を埋めるために近所に写真を撮りに出かけました。
多摩地区の各所からも富士山は望めます。今朝は昭島市内から撮影してみました。冬の早朝は富士山が綺麗に見えます。
幼い頃から家の外に出ると綺麗な富士山が
見える事は当たり前に育ちましたが
今は高い建物の隙間からとメガネ橋から夕方に
観る富士山です。母の施設の窓からもとても
立派な富士山が四季折々に姿を変えて見えます。・・・何時でも富士山の歌を口ずさむと
母も直ぐに歌い始めてくれます。
でも一番だけなので・・・写させて戴きます
気高さって最近大切にされない事のように
感じますが・・・素敵な事ですねっ。
私も今は、「メガネ橋」から見える、夕焼け空の中の富士山が好きな景色です。
富士山って、日本人の心の中に「拠り所」みたいな位置づけで刻まれている、日本の象徴の一つなんでしょうね。