真夏の暑い日に、東京都立川市の北部、幸町にある「川越道緑地古民家園」に行ってみました。
昔、埼玉県の川越へ通じた道があったところでしょうか?
回りは平坦な地勢ですが、古民家園の裏手あたりは数メートルの段差があり、ここから大田区の田園調布付近まで延びる「国分寺崖線」が始まる場所です。
幕末期に建てられた農家の建物を一度解体し、できる限り復原したそうで、元にあった場所からも移転されています。
「ザシキ」・「ナカノマ」・「トバノオク」と、南に面して三つの畳の部屋が並んでいます。
「オカッテ」には、囲炉裏があり、真夏でも火が点いていました。
外は35度以上の猛暑日で、中では火を使っているのに、天井が高い屋内に涼しい風が通って、とても過ごしやすく感じられます。
「ナカノマ」には立派な神棚と仏壇があります。
「ねこ こたつ」とは何でしょう?猫があたるこたつなのでしょうか?
来客を通す部屋「オク」です。
「オク」からは竹林が望めるように配置されています。
この建物は農家でしたから、古い農機具も展示されています。
旧砂川村が原産地という桑の木もありました。下の写真の右側の木です。
古民家園の配置図です。
車で行くこともできますが、駐車場は6台分しか無いので、西武拝島線「玉川上水」駅、又は多摩モノレール「砂川七番」駅から徒歩で行く(約20分)か、立川市内の循環バス「くるりんバス」を利用されて現地近くの「古民家園東」停で下車されると良いと思います。
外は陽射しが強く眩しくて暑い日中でも、家の中が涼しげな感じでした。
懸案事項の数々がひと段落したら、ぜひご覧になってみてください。
真夏の暑い日中も良かったですが、秋になって陽が短くなった夕方なんていう時間帯も良いかもしれません。
最近は、東京にある古い洋館めぐりをしていましたが、こういう古民家も好きです。
キレイに保存された住宅ですね。いかにも豪農のお宅の重鎮さです。
旧小林家住宅はその名前は聞いたことがありましたが、行ったことはありませんせした。
我が家からも近いので、時間的余裕ができたら、訪れてみたいものです。