nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

関西の旅(2)~水間鉄道に乗車

2018-04-01 16:56:00 | 国内の鉄道
ハプニングがあったため、視察団には貝塚駅で合流。何とか水間鉄道の体験乗車時間には間に合いました。

南海電鉄の貝塚駅の隣に小さな水間鉄道貝塚駅がありました。発車時間が迫っていたので、あわただしく乗車券を受け取って改札口を通ってホームへ。

電車は、旧東急電鉄7000系。かつて大学へ通っていたときに乗った電車なので懐かしいです。


水間鉄道には、小学生低学年の頃、夏休みに母方の実家に遊びに行ったとき、母の友人が水間鉄道沿線に住んでいるとかで訪問するために乗ったことがあります。それ以来ですから、半世紀以上経っての再乗車です。ですから、沿線の様子などほとんど記憶になく、初めてみたいなものでした。


単線の線路をごとごと進みます。周囲は大阪郊外の住宅地という感じ。景勝路線ではありません。JR阪和線の下をくぐって交差しますが駅はなく、南海に忠誠を尽くしているような雰囲気です。

途中の名越駅で対向電車と行き違い。すれ違いができる唯一の中間駅でした。

15分ほどで終点の水間観音駅に到着。あっけないです。

写真左手に見える建物は駅舎ではなくカフェのようなもの。ここの2階で、水間鉄道社長、社員、それに貝塚市副市長や職員の方々、視察団で意見交換などを行いました。

ホームの先にはかつて走っていた電車が静態保存されていました。

この車両の今後のありかたについても意見交換をしました。社長はバーにしたいようなことを話していましたが・・・。

旧型車両の写真を撮っていたら、貝塚行きの電車が発車したので、慌てて後追いで車庫に停まっていた電車との並びを撮影しました。


それぞれの電車にはヘッドマークが取り付けられていましたが、1万円払うとオリジナルヘッドマークを10日間取り付けてくれるとか。増収策の一環のようです。

水間観音にちなんだ駅舎は開業当初からの由緒ある建物で、有形登録文化財となっています。

このあと、マイクロバスで沿線にある名所を見学し、山奥にあるひなびた温泉宿に向かいました。

関西の旅(1)~「はるか」で関空へ

2018-04-01 16:32:00 | 国内の鉄道
大阪府貝塚市のお招きで水間鉄道沿線活性化視察団に参加することにしました。3月21日の午後に関西空港集合ということだったので、参加者のほとんどは羽田空港から航空機で向かったのですが、往復の交通は自分で手配せよという話だったので、敢えて陸路で向かいました。関空アクセス特急の「はるか」にも「ラピート」にも乗ったことがなかったし、こんな機会でもないと永遠に乗らなさそうだったので、行きは新幹線「のぞみ」で京都に向かい、京都始発の「はるか」に乗ることに決め、指定券を取ったのです。

予約した「はるか」の折り返しとなる列車が、京都駅に到着しました。

行先表示盤は、こんな感じ。

車内(普通車)の様子です。それほど混んではいませんでした。

定時に京都を発車。久しぶりに在来線である東海道本線を下り、新大阪にも定時着、発車。これより貨物線を経由して、大阪駅の裏側あたりを通過、大阪環状線に乗り入れることになります。ところが、大阪駅の裏あたりで停車。信号待ちかな?と大して気にしていませんでしたが、意外にも長引きます。どうしたのかな?と思っていたら、車内放送があり、阪和線の大和川橋梁付近が強風で基準値を超えたため運転を見合わせますとのこと。これは大変です。40分ほど立ち往生したのち、やっと動き出しましたが、天王寺までは行くけれど、その先は運転再開の見込みはないとのことでした。

JR西日本の指示にしたがって、天王寺から大阪環状線の電車で一駅戻り、新今宮から南海電鉄に振り替え輸送となりました。関西空港集合時間には間に合わないので、幹事に連絡し、貝塚駅で合流することと変更になりました。

貝塚には「ラピート」は停車しないので、急行に乗車しました。


南海電鉄への乗り換え駅で指定券払い戻しの手続きをしました。すぐに払い戻しをする時間はなかったので、払い戻しの記載をしてもらい、指定券はとりあえず持ち帰りました。


南海の振替票の画像は、こちら。

何だか前途多難な始まりとなってしまいました。