nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

岡山から大阪へ(2)~赤穂線の旅、その2

2014-06-10 22:03:00 | 国内の鉄道
岡山から40分弱で赤穂線伊部(いんべ)駅着。播州赤穂まで、さらに30分ほどかかります。これまで山陽本線よりも海側を走りながら、車窓から海が見えることはなかったのですが、備前片上の手前で、わずかながら瀬戸内海が見えました。


瀬戸内海といっても片上湾という入江で、大海原ではないのです。
さらに進み、日生(ひなせ)に着くと、ようやく目の前に海が広がっていました。ここから小豆島へ行くフェリーも出ているのですね。




その後、再び山間部に差し掛かり、最後に河口付近の鉄橋を渡って播州赤穂に到着となりました。岡山からの列車は、ここが終点なので、一旦下車します。


岡山方面から到着した黄色い電車(右)と並んでいたのは相生経由姫路方面へ向かう電車(左)です。

岡山から大阪へ(1)~赤穂線の旅、その1

2014-06-10 18:12:00 | 国内の鉄道
岡山に1泊して、まともではないルートで大阪を目指しました。まずは、JR赤穂線の播州赤穂行き普通列車に乗ります。このあたいでは、すっかりお馴染の黄色い115系です。

車内は、ボックス席ではなく、転換クロスシートに改造してありました。見知らぬ人と向い合せになることを嫌う人には良いでしょうし、進行方向に向いた席がほとんどになる利点もありますね。ただ、窓の位置と座席が合っていないので、座る場所を考えなくてはなりませんね。


東岡山までは山陽本線を走り、その後赤穂線に入ります。西大寺でかなり降り、ゆったりしたところで吉井川を渡ると、まわりはすっかり田園地帯です。



とは言え、人家もほどほどにあって大自然の中を走るというわけではありません。
邑久に到着。「おく」と読むのですね。「おく」と言うと、東京なら尾久ですが、こちらでは邑久なのです。

長船でもかなり降り、車内は淋しくなりました。長船から先では、列車本数は1時間に1本だけ。風景もかなり鄙びてきました。突然、新幹線の車窓でおなじみの「727」の看板が目に留まりました。「あれ」と思いつつ、反対側、つまり左手を見ると、いつの間にか山陽新幹線が併走していました。「727」看板が見えたのも納得です。

まもなく、伊部(いんべ)駅に到着。駅前の古びた民家が印象的でした。

旅は、さらに続きますが、今日はここまで。

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