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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

名古屋の森下駅

2013-04-18 10:30:00 | 国内の鉄道
先週、3月に亡くなった伯父の法要があったので、日帰りで名古屋へ行ってきました。「出張ついでのローカル線」などという本も書いているので、「ついで旅」がしたいところでしたが、時間的に無理。でも、往復の道中に何かできないかな、そういえば法要のあるお寺には、どうやって行けばいいのだろう、と調べていたら、鉄道でも行けることが判明しました。

普通なら、名古屋駅からタクシーとか市バスで行くところでしょうが、それでは面白くありません。ちょっと早めに名古屋駅についたので、面倒でしたが、まず地下鉄東山線で栄まで行き、歩いて数分のところにある名鉄瀬戸線の栄町駅から瀬戸行きの電車に乗りました。

お寺の最寄り駅は栄町から7分ほどのところにある森下駅。森下駅といえば、2月まで住んでいたマンションの最寄り駅(ただし、東京の都営新宿線)。同じ名前の駅です。妻が、出かけるときに急いで森下から○○○駅までのルートを検索していて、不思議と名古屋の森下駅が出てきて、「どうして『のぞみ』に乗らなくちゃいけないのよ!」と焦っていたことから、我が家では有名になっていた駅です(笑)。こんな機会でもなければ降りることのない駅なので、そんな意味からも興味ある場所でした。

地下の栄町を出発。土曜のお昼前でしたが、電車はガラガラでした。次の東大手を過ぎると、地上に出ていきなり高架線を走りだします。

清水、尼ケ坂と同じような駅が続いて、その次が森下。4両編成の先頭車から降りたのは私だけでした。

東京の森下は地下駅ですが、こちらは高架駅。お日様の光を浴びた駅名標を記念に撮影しておきます。

電車が行ってしまったあとの森下駅の様子。向こうのホームには数人が電車を待っていましたが、こちらのホームには誰もいません。電車は1時間に4本で15分おき。その間に急行が通過していきます。都会の真ん中なのに閑散としています。

都会の駅のホームで写真を撮ると、最近は、奇異の目で見られたり、迷惑がられたりするので、よほどのことがなければ撮影しないのですが、こんなに閑散としていれば、堂々とカメラを構えられます。法要の集合時間まで時間はたっぷりあるので、1本だけ電車を撮影することにしました。
幸い、数分で栄町行きの普通電車がやってきました。

電車が行ってしまうと、向こうのホームも無人となり、何だかさみしくなってきました。はじめての場所で、道に迷って遅れたらまずいので、階段を下りて改札へ向かいました。

自動改札があって、はじめてsuicaで出場しました。便利になりましたね。ところで、出て気づいたのですが、駅員がいないのです。切符売り場も自動券売機2台のみ。よく見渡すと、何かあれば隣の大曽根駅に問い合わせてほしいとの張り紙。何と名古屋のど真ん中の無人駅でした。あとで調べてみると、急行の通過する清水、尼ケ坂、森下はどれも無人駅。ラッシュ時はともかく、昼間はそれでも何とかなるのでしょうね。

高架駅で駅舎らしきものはなく、小さな看板が出ているだけでした。

お寺に向かって歩き出してから、振り返ってみると、こんな感じでした。ちなみに、お寺まではのんびり歩いて10分少々で到着しました。


町の真ん中の近郊路線の駅だからと大して期待もしていなかった森下駅でしたが、のんびりしていて癒されたのは事実。意外にも「出張ついでのローカル線」の気分を味わうことができました。

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