歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

USAは既に死に体である。予測より少し早かったが・USAの資本主義サイクルは終わった。

2022年06月15日 16時16分52秒 | USA/大西洋資本主義の大崩壊
◆フリードマン『100年予測:影のCIAが分析』を読み解く
  •  
──────────────────────[PR]─
2022年、『不動産価格が上昇』しているエリアが多数!
⇒【私の家の価値】も値上がってる? 今すぐカンタン
<無料査定> https://i.mag2.jp/r?aid=a62a02ed0ae7e8
─[PR]──────────────────────



◆ジョージ・フリードマン『100年予測:「影のCIA」が分析』を読み解く



※要旨


・アメリカの支配はまだ始まったばかりであり、
21世紀はアメリカの時代になる。


・最も重要な点は、アメリカが世界の海洋を支配しているということ。


・アメリカはまだ若い国家であり、そのため本当の姿を知るのは難しいが、
実は驚くほど強力だ。


・アメリカには以下の5つの地政学的目標があり、それらが基本戦略を推進している。


1.「アメリカ陸軍が北米を完全に支配すること」
アメリカ軍は北米大陸の支配的勢力となり、大陸を確保することができた。
かくしてアメリカは、いかなる国の挑戦も許さない、広大で豊かな国になったのである。


2.「アメリカを脅かす強国を西半球に存在させないこと」
アメリカが本当の意味でラテンアメリカに脅威を感じるのは、
外からやって来た強国がそこに拠点を持つ場合に限られる。


3.「侵略の可能性を排除するため、アメリカへの海上接近経路を海軍が完全に支配すること」


4.「アメリカの物理的安全と国際貿易体制の支配を確保するため、全海洋を支配すること」


→今日の世界における最も重要な地政学的事実を浮き彫りにする。
それは、アメリカがすべての海洋を支配しているということだ。
これは歴史上のいかなる強国も達成できなかったことである。
海洋の支配は、アメリカの安全保障の基盤であるだけではない。


→アメリカが国際システムを方向づけることができるのは、
海洋を支配しているからこそなのだ。
アメリカの承認なくしては、海を渡ってどこへも行くことはできない。
つきつめれば、世界中の海洋を支配し続けることが、
アメリカにとって最も重要な地政学的目標なのである。


5.「いかなる国にもアメリカのグローバルな海軍力に挑ませないこと」



※奥山真司の解説


・本書の最大の特徴は、その予測の正確性にあるのではなく、
むしろ予測を導き出す際に著者がどのような質問を土台として想定しているのか、
そしてその予測の「アプローチの仕方」がどのようなものなのかを、
あますことなく教えてくれている点にあるのだ。


・フリードマンの予測の「土台」や「アプローチ」の中心となっているものは何だろうか。
それが「地政学」なのだが、ではこの「地政学」というのは、具体的にどのようなものなのか。


・「地政学」とは、古代から人間が集団で社会をつくった時から、
常に考慮せざるを得なかった「地理」をベースにした、対外政策を考える上での一つのアプローチである。
その考え方の萌芽は古代ギリシャのアリストテレスや、
中国の孫子などにも見られるが、近代で不完全ながらも体系化されてきたのは、
19世紀後半の帝国主義の時代を背景としたプロイセン・ドイツであり、
彼らが普仏戦争で勝利したことがきっかけだ。


・彼らが地理的な情報を真剣に研究していたことから、
欧米各国でグローバルな視点から自国の優位を地理的に考える機運が高まり、
これを受けてイギリスのハルフォード・マッキンダーという地理学者・政治家が、
20世紀初頭に考えを一度まとめた。


・しかしこれを第二次世界大戦にナチスドイツが悪用したために、
地政学は一度は闇に葬り去られたのだが、このような視点は、
グローバル化した世界における大国(特に米国)の国家戦略の分析には欠かせないものとして、
再び注目を集め、現在では主に戦略研究の中の一つの分野として研究されている。


・フリードマンは、マッキンダーとアルフレッド・マハンという2人の人物の名を挙げて、
地政学を説明している。
ただし一般的にわれわれが考える「地政学」というのは、「学」という名前がついている割には、
「体系的な学問」とはいいがたく、学術研究のほうでも厳密にはこの2人に、
ニコラス・スパイクマンというオランダ系アメリカ人の地理学者を加えた、
3人の理論家の考えを中心に議論されており、彼らの提出した概念や理論に共通する、
いくつかの前提を元にした視点やアプローチだとしか言えない。


・そのような不完全なものでありながらも、
私は個人的に彼らの視点を構成する「前提」が10数個あり、
ここでは大雑把に以下の3つにまとめられると考えている。


・第一の前提は「リアリズム」だ。
リアリズムは国際政治を理論的に学ぶ際の基本的なアプローチであるが、
日本では受けが悪い。
なぜならそのエッセンスは「国家は、パワーを求めて、合理的に動く」
という冷酷なものだからだ。


・ここでのパワーとは、経済学でいうところのマネーと同じような役割を果たすとされており、
国際政治においては「国家」という主なプレイヤーが互いに騙し騙されながら、
相手よりも多くのパワーを獲得する合理的なゲームを展開している、
というイメージになる。


・第二の前提は「地理と地理観」を強調することだ。
当然だが、地理というのは変化しにくい要素であり、
国際政治で展開されるドラマを演劇に例えると、
その舞台そのものを決定しているのが地理である。



※コメント
この本によって予測のアプローチに限らず、
歴史や地理、国際政治など幅広い教養を学べる。
それらのテーマはつながっているので、いろいろ互いに刺激あっている。
こういった知的インスピレーションのある本は何回読んでも楽しい。


◆PDF小冊子『インテリジェンス国家論』のご案内。



※お申し込みはこちらです↓

https://ws.formzu.net/dist/S94614229/



★金額
5,000円(PDF版のみ)



※ページ数
A4サイズ・290ページ




★小冊子『インテリジェンス国家論』目次と内容★


◆斎藤充功『日本のスパイ王:秋草俊』
◆河東哲夫『ワルの外交。日本人が知らない外交の常識』
◆山本武利『陸軍中野学校「秘密工作員」養成機関の実像』
◆広瀬隆『アメリカの保守本流』
◆斎藤充功『証言、陸軍中野学校、卒業生たちの追想』
◆広瀬隆『アメリカの経済支配者たち』

◆コウ・ヨンチョル『金正恩が脱北する日』
◆斎藤充功『陸軍中野学校極秘計画』
◆鈴木敏夫『関東軍特殊部隊、闇に屠られた対ソ精鋭部隊』
◆高橋五郎『天皇の財宝』
◆木村正人『サイバー戦・最新報告、見えない世界戦争』
◆高橋五郎『天皇の金塊』
◆斎藤充功『陸軍中野学校、防諜機関「ヤマ」の系譜』 
◆山本武利『日本のインテリジェンス工作、陸軍中野学校、小野寺信』





◆譚路美「北朝鮮レアメタル利権」
◆菅沼光弘『北朝鮮発、世界核戦争の危機』
◆牧野愛博『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』を読む
◆長谷川慶太郎『朝鮮崩壊:米中のシナリオと日本』
◆五味洋治『女が動かす北朝鮮』を読む
◆『北朝鮮vsアメリカ』を分析
◆山口真典『北朝鮮経済のカラクリ』
◆辺真一『金正恩の北朝鮮と日本、北を取り込むという発想』
◆五味洋治『金正男・独占告白』
◆黄文雄『朝鮮総督府の隠された真実』
◆康熙奉『古代韓国の歴史と英雄』
◆五味洋治『オトす力。金正男の心を開かせた新聞記者の知的仕事術』
◆チャック・ダウンズ『北朝鮮の交渉戦略』
◆外交官から見た北朝鮮情勢
◆藤本健二『北の後継者キム・ジョンウン』
◆北朝鮮に対抗するための情報戦略
◆礒崎敦仁『北朝鮮入門・LIVE講義』




◆有本香『中華思想の正体と日本の覚悟』
◆有本香『不動産国家・中国の行方』
◆峯村健司『13億分の一の男・習近平:人類最大の権力闘争』を読む
◆富坂聰『中国の地下経済』を読む
◆小林史憲『テレビに映る中国の97%は嘘である』を読む
◆中国の戦略について
◆逆転思考:激動の中国、ぼくは駆け抜けた
◆太田尚樹『日本人と中国人はなぜ水と油なのか』
◆フアン・カルデナル『進撃の華人:中国「静かな世界侵略」の脅威』
◆地方から読み解く中国と習近平体制
◆新たなる日中戦争。中国に対抗する30の戦略
◆中国の情報機関:世界を席巻する特務工作
◆なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?



◆武田善憲『ロシアの論理:復活した大国は何を目指すのか』
◆ロシアの原子力情勢について
◆世界を動かすロシア人脈
◆モスクワ情報活動マニュアル「モスクワの法則」
◆ロシアと外交力について。
◆ロシアと帝国主義戦略
◆ロシアと地政学の関係
◆対ロシアの防諜戦に関する歴史
◆スパイ・ゾルゲからロシアを読み解く
◆ロシアと国際情勢の不思議な関係
◆塩原俊彦『ネオKGB帝国:ロシアに迫る』


◆小林英夫『宮崎正義の生涯:「日本株式会社」を創った男』
◆山中貞則と豪快伝説
◆山岡淳一郎『後藤新平:日本の羅針盤となった男』
◆小林英夫『関東軍とは何だったのか:満州支配の実像』
◆小林英夫『自民党と満州国』
◆童門冬二『岩倉具視:幕末維新・陰の参謀』
◆福冨健一『重光葵:連合軍に最も恐れられた男』
◆牧野愛博『KCIA秘録』
◆林譲治『太平洋戦争のロジスティクス』


◆佐野眞一『阿片王、里見甫:満州の夜と霧』
◆北康利『レジェンド・伝説の男、白洲次郎』
◆佐野眞一『甘粕正彦、乱心の曠野』
◆太田尚樹『満州裏史:甘粕正彦と岸信介が背負ったもの』
◆春田真『黒子の流儀:DeNA不格好経営の舞台裏』
◆大下英治『梟商、政商:小佐野賢治伝
◆福冨健一『東條英機・天皇を守り通した男』
◆武藤富男『私と満州国』
◆有馬哲夫『児玉誉士夫、巨魁の昭和史』
◆関浩三『日本軍の金塊。馬賊王・小日向白朗の戦後秘録』
◆安藤俊裕『保利茂、いぶし銀の調整役:政客列伝』



◆門田隆将『この命、義に捧ぐ:台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡』
◆小室直樹『硫黄島・栗林忠道大将の教訓』
◆NHK取材班『日本海軍400時間の証言:軍令部・参謀たちが語った敗戦』
◆小松茂朗『戦略将軍・根本博』
◆戸部良一『失敗の本質、日本軍の組織論的研究』
◆半藤一利『聖断:昭和天皇と鈴木貫太郎』

◆斉藤健『転落の歴史に何を見るか』
◆猪瀬直樹『空気と戦争』
◆『昭和16年、夏の敗戦』
◆阿羅健一『秘録・日本国防軍クーデター計画』
◆徳本栄一郎『1945日本占領:フリーメイスン機密文書が明かす対日戦略』
◆『英国機密ファイルの昭和天皇』
◆有馬哲夫『1949年の大東亜共栄圏:自主防衛への終わらざる戦い』
◆岡部伸『「諜報の神様」と呼ばれた男、小野寺信の流儀』
◆『消えたヤルタ密約緊急電、情報士官・小野寺信の孤独な戦い』
◆伊藤正徳『連合艦隊の最後』
◆渡辺望『蒋介石の密使、辻政信』
◆湯浅博『辰巳栄一:吉田茂の軍事顧問、歴史に消えた参謀』
◆関浩三『日本軍の金塊。馬賊王・小日向白朗の戦後秘録』
◆人間提督・山本五十六
◆山本五十六と山口多聞、名将の生き方・戦い方
◆名言録『男の修行』と山本五十六
◆山本五十六、人材育成の格言
◆海軍伝統の問いかけ『五省』
◆海上自衛隊に受け継がれている海軍精神
◆海軍的思考法に学ぶ
◆『海軍次室士官心得』を読み解く
◆生出寿『山本五十六』を読む




以上。



※ページ数
A4サイズ・290ページ


★申し込みはこちらです↓


https://ws.formzu.net/dist/S94614229/




____________________________________
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

公式ブログ『国際インテリジェンス機密ファイル』

http://ameblo.jp/jyoho2040/



【発行】国際インテリジェンス研究所

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます
※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです

◎国際インテリジェンス機密ファイル
の配信停止はこちら
https://www.mag2.com/m/0000258752.html?l=woc1387075

━━━━━━━━━━━━
あなたにおすすめのメルマガ【Pickup!】
━━━━━━━━[PR]━
●川島和正の近未来対策メールマガジン
https://regist.mag2.com/reader/Magrdadd?rdemail=nobuo588%40yahoo.co.jp&magid=0000181856&reg=pc_footer2&l=woc1387075
※ワンクリックで簡単に無料登録できます↑

資産1億円はこうして作る。川島和正が教える、2022最新お金の増やし方

━━━━━━━━━━━━
『マネーボイス』人気記事トップ5
━━━━━━━━━━━━
岸田首相が勝手に約束した防衛費増額で日本国民は「米国のATM」に。参院選後の増税ラッシュは確実か
https://i.mag2.jp/r?aid=a629feb1cd9136

グローバル企業で求められる英語力はどの程度?どう学ぶ?ゼットスケーラー日本・アジア代表が実体験から解説
https://i.mag2.jp/r?aid=a629feb1cddf51

上場直前に最狂新人VTuber「壱百満天原サロメ」投入、ANYCOLOR社の快進撃はどこまで続く?4つの事業と成長性を徹底分析
https://i.mag2.jp/r?aid=a629feb1ce96e1

節電しちゃう国民が悪い?脱炭素と政府の甘えで「電力不足」が日本の持病に。脆弱なエネルギー政策が日本経済を破壊する
https://i.mag2.jp/r?aid=a629feb1cf3324

荒れ相場こそ稼ぎ時。外資系ファンドが「オプション取引」でやってる損せず儲ける手口
https://i.mag2.jp/r?aid=a629feb1d01025

なぜアイフルグループのソーシャルレンディングが人気?新商品「不動産担保ローンファンド」で攻勢-PR-
https://i.mag2.jp/r?aid=a628d89e898e42

━━━━━━━━━━━━
注目の有料メルマガをご紹介
━━━━━━━━━━━━
●まーしーによる米国株投資で億のほそ道
投資で経済的自由を掴んだ著者が個別株投資における銘柄選別のコツをご紹介。読者からの質問も受付中。
https://i.mag2.jp/r?aid=a629dc462a1bd9&e=nobuo588%40yahoo.co.jp
※ワンクリックで簡単にお試し登録↑

●元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報
「不透明感の強い相場でどう儲けるか」など株式投資のトレンドとなる情報をお届け。数々のプロ投資家にアドバイスをしてきた元外資系レジェンズ3人によるほぼ毎日配信のメルマガ。
https://i.mag2.jp/r?aid=a629dc462a52a1&e=nobuo588%40yahoo.co.jp
※ワンクリックで簡単にお試し登録↑

●喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」
「なりたい自分になるには○○○が必要」など言葉の力で多くの人生を変えてきた喜多川泰が自分と人を前向きに導くヒントを毎週お届け。
https://i.mag2.jp/r?aid=a629dc462a7b32&e=nobuo588%40yahoo.co.jp
※ワンクリックで簡単にお試し登録↑

━━━━━━━━━━━━
注目の著者 独占インタビュー!
━━━━━━━━━━━━
「『しっかり食べて健康になる』という思い込みは捨てましょう」─上野啓樹氏
https://i.mag2.jp/r?aid=a629dc5cb1e67f

「組織に依存せず、ひとりで仕事を楽しみ、人生を謳歌する方法がある」─井ノ上陽一氏
https://i.mag2.jp/r?aid=a629dc5cb22ccf

─────────[PR]─
なぜアイフルグループのソーシャルレンディングが人気?
新商品「不動産担保ローンファンド」で攻勢
https://i.mag2.jp/r?aid=a6296d0fd6262b
─[PR]─────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【広告するなら、まぐまぐ!】━
大量に配信、確実な登録。メルマガ広告はクリック先のユーザー登録に強い!
30種類以上のメニューから、お客様に最適なプランをご提案いたします!
☆広告のお問い合わせ ⇒ https://www.mag2.co.jp/contact/
☆メルマガ読者を増やす ⇒ https://www.mag2.com/sv/menu/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 癌は確実に治療できる。西欧... | トップ | 過去の経験から、金利のサイ... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今回で終わりですか? (山田)
2022-06-15 17:06:48
今回の大暴落で、もう上がることがなくなるということでしょうか?

80-90%程度まで進むということでしょうか?

前回、もう一度上がるかもという予測も、書かれていたと思いますが。
返信する
Unknown (t.f)
2022-06-15 19:41:06
お世話になっております。
タイミングを見計らって米国株を買えなかったことが幸運だったようです。しかし一財産築くことが出来ず、このまま混沌とした時代に突入は残念です。
返信する
米国支配層(deep state)はやはり馬鹿だ (kashin)
2022-06-16 10:15:25
『100年予測:「影のCIA」が分析』という本の要旨を読んだ僕はこうツッコみたくなった。
「アメリカよ、外国からの軍事侵略戦争に備えることよりも、内乱対策を真面目にやれよ。」
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

USA/大西洋資本主義の大崩壊」カテゴリの最新記事