歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

日本に核も持たせない勢力が・最大の敵。

2023年05月19日 10時52分40秒 | 第三次大戦



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ダイレクト出版の丹羽です。

最近、ニュースを見ていると、
「核兵器」に関する内容が
よく出ていることに気がつきました。

◯北朝鮮が史上初、
 核弾頭の写真を公開

◯プーチンが核兵器の
 使用に関して言及

◯アメリカが核搭載可能な
 潜水艦を韓国へ派遣

なぜ核保有国は絶対に
核兵器を手放さないのか?

そもそも核兵器を持つことには
どんな意味があるのか?

気になったので
今日は林建良先生の解説で、
「核の効果」というテーマで
お届けいたします。

******

From: 林建良 台湾独立建国聯盟・日本本部委員長

■核の恫喝、効果あり

ウクライナ戦争では
プーチン本人も、
その外務大臣も含め、
ロシアは核の恫喝を使ってきました。

戦争直前には
核ミサイルの演習をしていて、

さらに戦争が起こったあとも
プーチンは核を使うことを
ほのめかしてきて、
アメリカやNATO を牽制しました。

これが何を意味するのかというと、
核が確実に効いている、
核が大きな力になるという有用性を
示したということだろうと思います。

実際にアメリカも
NATO 諸国もロシアの
核の恫喝を恐れてしまいました。

そのため、あからさまに
ウクライナ戦争に軍事介入する
ということができなくなっているわけです。

実は、アメリカは本来であれば
ウクライナを助けるために
軍隊を出す必要がありました。

その約束があったのです。

1994 年のブタペスト覚書では
ロシアも含め、アメリカ、イギリス、フランス、
中国の安保理常任理事国の 5 か国が
ウクライナが核兵器を放棄する
代わりにその安全保障を約束したからです。

しかし、
結局はロシアの核を恐れて、

アメリカ陣営の国は
ウクライナに武器は提供しても、
一緒に戦うことはないわけです。


■日本を取り巻く核の脅威


日本も同じような状態に
置かれていると思います。

日本の周辺国には
日本に敵意を持っていて、

実際に核ミサイルを
日本に向けている国が
少なくとも 3 か国あります。

1つはロシア、
もう 1つが中国、
そして北朝鮮です。

日本は悪意を持つ核保有国に
囲まれていると言っても
過言ではないのに、

その脅威に対する防衛策は
たった 1つだけ、核の傘に
頼ることだけなのです。

では、核の傘とは何なのでしょうか?

もし東京に核ミサイルが飛んできたら、
アメリカが日本の代わりに
報復してくれるということです。

現在、ロシアと中国は
極超音速ミサイルを持っていて、
これは音速の5倍から10倍ぐらいの
スピードで飛んできます。

その場合、現存する
ミサイル防衛システムで
これを防御することは
基本的にはできません。

ですから、そもそも核ミサイルを
打たせないようにするには、

東京に 1 発でも
核ミサイルを撃ち込んだら、

必ず北京に同じように
ミサイル攻撃するということ
以外に方法はないのです。

■実は存在しない核の傘

では、アメリカの
場合はどうでしょうか?

アメリカは本土防衛策として
24時間体制で世界のあらゆる国の
核ミサイルの状況を監視しています。

例えばロシアや中国が
核ミサイルを発射したときには、

軍事衛星によって
どこに向けて発射したのかが
だいたい分かります。

例えば、
ワシントンに向けて
撃っていることがわかれば、

アメリカ大統領は
その場の判断で即座に
「撃ち落とせ。反撃せよ」と
命令することができます。

では、中国が東京に向けて
発射した場合はどうでしょうか。

もちろんアメリカは
監視をしていますが、
残念ながら「撃ち落とせ」
という決断は下せません。

なぜなら、中国と日本との
距離が近いからです。

中距離ミサイルは発射から
数分で日本に到達するため、

アメリカ大統領が電話を
受けたときには、おそらく
すでに着弾しているのです。

ですから、
アメリカ大統領が何も考えずに
「北京に反撃しろ」と指令を
出すことはおそらくないでしょう。

緊急会議を開いて
「大変なことになっている。
これからどうするか」
という流れになるはずです。

北京に反撃しようという意見もあれば、
少し待ったほうがいいという
意見も当然出てきます。

北京に反撃するということは、
アメリカと中国の戦争の
開始を意味します。

アメリカにとっては、

東京全滅で政府機能という頭脳が
効かなくなった状態の日本を
わざわざ助ける価値があるか?
という問題になるのです。

ですから、
日本に対してアメリカの
核の傘というのは実際には
機能していないと言えるでしょう。

日本が核兵器を持つか、
中国やロシアの核を
無力化する手段を持たない限り、

これから先、ずっと核の脅威に
怯えることになるのです。


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<メルマガ著者紹介>

林 建良(りん けんりょう)


1958年に台湾台中に生まれ、
1987年、日本交流協会奨学生として来日。
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。

2007年、「林一洋医師記念賞」受賞、
2017年、「二等華光専業奨章」受賞。

医師としての仕事の傍ら、
台湾民主化の父:李登輝とともに
台湾建国運動を精力的に展開。

台湾においてパスポート表記を
「中華民国 REPUBLIC OF CHINA TAIWAN」から
「台湾 TAIWAN」に変更する
「台湾正名運動」の発案者。

現在は栃木県在住。
台湾独立建国連盟 日本本部・委員長を務めている。

『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』
『中国ガン』(並木書房)の2作を通して、
日本人が気づいていない、中国の本質を暴く。

2019年にはJCPACにも登壇、
台湾の未来について演説・討論をおこなった。


林建良先生について、もっと知りたい方は、
こちらの紹介ビデオをご覧ください。


「昔、自宅にちゃぶ台があった…」
知られざる日本と台湾の“絆”
https://www.youtube.com/watch?v=3EJodXQAy6g


なぜ、台湾独立運動を始めたのか?
https://d-publishing.wistia.com/medias/r2dyeqtcyf

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