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歴史経済波動学 2  インド哲学者の支配階級循環論とその応用

2018年12月27日 17時17分27秒 | エリオット波動
● 支配階級の支配のサイクルは決まっています。それは冬の次は春・夏・秋と続くような
  ものです。戦国時代の武人・戦士が地域を統一した後は、知識人・賢帝の時代が
  続きます。その後に富裕者の時代・現代では近代資本主義の時代が続くのです。

● 必ずこの順序で支配階級が続くという事を見つけたのが、インドの哲学者の
  サーカー氏です。私の説では270年おきにこの順序で支配階級が続きます。
  ラビ・バトラがその第一の継承者です。彼は経済学の教授です。

  ラビ・バトラ https://ja.wikipedia.org/wiki/ラビ・バトラ


● ラビバトラ氏は、その理論で当時の戦士の時代・ソビエトが崩壊する事を予言して、
  見事に当て世界的に有名になっています。しかしその後の西欧の資本主義の
  崩壊をも予言しましたが、しかしそれは見事に外れました。

● 外れたのは、彼には正確な時間の感覚が欠如していたからです。つまり崩壊は
  何時頃起こるかという時間の概念が希薄だったのです。言い換えれば崩壊
  するが、その時期は2046(英米型)~2059年(仏型)の間なのです。

● 早すぎた彼の予測は、しかし私が時間の概念を取り入れる事で正確なものと
  しました。つまり1体制270年説を導入して完成したのです。

● 彼とサーカー氏のもう一つの間違いは、マルクスやその他の哲学者の未来予測に
  見られるものと同様で、現体制が崩壊すれば次は理想郷がやってくる
  又は理想郷を造れるとの甘い予測に見られます。

● 資本家の時代の崩壊後は、新戦国時代・戦士の時代がやってきます。崩壊前の
  資本主義の貧富の差とその対立が激しければ激しいほど、戦士の性格も
  きつくなると思われます。言い換えれば虐殺が酷くなるという事です。

● 時代は決して過去には戻りません(宇宙の大法則でベクトル同様で示される)が、
  フラクタルな時代は来ます。言い換えれば戦士の時代は過去の戦士の時代同様
  戦士が主体の支配階級ですが、時代の要請にこたえた新しいものとなります。

● この階級循環論を使えば、新しい歴史の味方が出来ます。なぜこの時期に世界を
  征服するような強大な勢力が誕生したのか? なぜこの時期はピラミッド型の
  階級が出来て、人々は唯々諾々と従ってきたのか? 何故この時期は、
  人々は自由で豊かな経済活動が出来たのか? 等々です。

● これらの時代は、各々戦士・知識人・資本家の性格を表していると思えばよいのです。
  今回はラビバトラ氏の本を読んでその真髄を体得しましょう。彼の問題は時間の
  概念が弱いという事と、次の時代を夢見すぎるという事です。 

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