2046年USA崩壊は必然であり
その前後からの第二次南北戦争も必然であり
その後の長い内戦も必然です
問題は次の体制は
何を目指すか
どんな体制に
なるかです
体制は戦国時代で
左右の思想が激突するのです
一方は右派独裁思想=王国
他方は左派社会主義独裁思想
社会主義≒共産主義思想
との内戦が始まります
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トランプは「大衆の絶望」をいかに癒やしているか 黙契が剥奪され「格下げ」された人々の「怨念」
共和党副大統領候補者のJ・D・バンス氏。オハイオ州選出の上院議員で現在1期目。いずれトランプ氏の後継者になるのではないかという説もあります(写真:ロイター/アフロ)
南北戦争以来の「内戦」は起こるのか。ウクライナは見放されるのか。日米安保は破棄されるのか。 アメリカ・ウォッチャーの第一人者である会田弘継氏が、新刊『それでもなぜ、トランプは支持されるのか:アメリカ地殻変動の思想史』を上梓した。 アメリカの「もう1つの地図」 アメリカでも内戦が勃発する潜在性が高まっている状況について、アメリカを代表する政治学者が警告した『アメリカは内戦に向かうのか』(バーバラ・F・ウォルター著)を翻訳した井坂康志氏が、同書を読み解く。
■見えないところで起こっている運動 本書の副題の「アメリカ地殻変動の思想史」が、実は著者の掘り下げの意図をすっきりと説明しているように感じる。 取り扱われているのは、地上というより、地殻、すなわち地下の見えないところで渦巻く運動であるから、わかりやすいはずがない。地下では様々な植物の根や鉱物が絡まり合い、水脈は複雑にうごめいている。それらの絶えざる脈動は、言うまでもなく、昨日今日出来上がったものではない。それは歴史そのもの、アメリカの思想史と同義と言ったほうがいい。
せんだっての日本の東京都知事選でも、50名を超える候補者が乱立して、祭りのような狂騒が繰り広げられた。白馬の騎士を思わせる候補者が勇躍して話題をさらったりもした。 現在、おぞましいほどの次元で、世界リーダーが決定されようとしている。現状を見極めるのはなかなかに微妙であるけれど、少なくともトランプ再選が現実的選択肢の一角を占めているのはまぎれもない事実である。 だが、そこで問うべきは、「何がアメリカ国民にトランプを支持させているのか」だろう。つまるところ、支持する、支持されるとは、現象の記述に過ぎない。なぜ咳がとまらず、喉がひりひりと痛むのか。それらはどこまでも症状である。「病因」が働きかける身体作用もしくは結果に過ぎない。
本書が一貫してこだわるのは、その病因にあるのだろう。 著者は、そこで「思想の地政学」という語彙を用いている。私はこの語がとても気に入った。というのも、私を含む一般人は、現象にばかり幻惑されて、その内的な現実を好んで見落とす。本書が記述するのは、世界を読み解くもう一つの見えざる地政学のほうである。実はそちらのほうがはるかに複雑であって、解析はなかなかに困難である。 大学に入ったばかりの頃だから、ずいぶん昔になる。父の本棚に河上肇『貧乏物語』の文庫本があって、何の気はなしにめくってみた。河上の文章は格調高いのにどこか親しみやすくて、読んでいて快かった。その本には、様々な種類の貧乏のありようが記述されていた。私たちは貧乏というと経済的困窮、すなわちお金がなかったり物資が欠乏する状態をすぐに思い浮かべるけれども、実は精神や文化、教養など不可視な領域にも貧乏は存在しているのだと河上は主張していた。