ナースあおい<第4話>「心に残る傷と勇気」。本院での事件を内科のみんなに自ら語ったあおい(石原さとみ)。過去の事件がすべて明らかになった。あおいの語ったことは一面にしかすぎなかった。患者の山田さん(山上賢治)、佐山先生(八島健一)、民間救急の助手席の男といった当時の関係者が登場し、あおいの語った一面だけでなく、それぞれの視点からも事実が浮かび上がった。
あおいの告白により内科病棟でのヒヤリハット(単純ミス)は10件も増加してしまった。
総師長(片平なぎさ)の指摘したとおり、病棟に迷いと動揺を与えてしまったようだ。
看護師たちが自己判断で(医師に指示を仰がずに)勝手なことをするようになってしまったのだ。
そして事件は起きる。
内科部長(小野武彦)の担当の患者コウノさんがお風呂場で倒れてしまったのだ。
どうやらシャワーのお湯と水を間違えたらしい。
担当はあおい。
コウノさんに追い払われて目を離していたときの出来事だった。
この事故の前に内科部長に「コウノさんは血圧が高いから」と言われていた。
お約束の事件
ですね。
あおいがかわいそう
コウノさんの娘さんは激怒。そりゃそうだよね。事情を何も知らないんだから・・・。
あおいは謹慎処分に
ここまでは、こうお約束の展開ですよね。ベタベタです。
そしてあおいがナースを目指したきっかけが明かされる。
心筋梗塞で母が倒れたという知らせで、学校から病院へ駆けつけたあおい。
そこではもう助からないにもかかわらず、ひとりのナースが母に懸命に心臓マッサージをしてくれていた。
絶対にあきらめないの原点はここにあったんですね。
ナースからお母さんが用意してくれていたお守りを渡される。形見になってしまったんですね。
雪の日の民間救急車の中でふと落ちた名札に入っていたお守り。この時のものだったのですね。だからこそ、あおいは患者さんを見捨てることはできなかったんですね。
この時に同乗していた助手席の男性は「救急救命士を目指すことにした」と小峰(杉田かおる)に打ち明ける。あおいの姿を見て、何もできない自分がくやしかったそうだ。
本院の佐山先生も「あおいはいいナースだ」と評価していた。
正しいのか正しくないのかと言われれば正しくないが、あおいにとって患者は家族なんだと。山田さんの肺に異常があることに気づかなかった医師の責任だと。
佐山先生かっこいい
小峰は蕎麦屋を訪ねる。山田さんは元気に働いていた。看護師は命を救ってくれた白衣の天使だと感謝していた。
たしかにそうだよね。あの場面であおいが空気を抜いていなかったら山田さんはもういなかったんだから。
でも、総師長のいうことはもっともだよね。
医師免許のない看護師が医療行為をして、それが直接の原因で亡くなったなんてことになったら、大変ですよね。
結果としてうまくいっただけとも言えるし・・・。
でもそれは一般論だし、管理職としての見解だともいえるよね。
今目の前にある命が消えていこうとしているというときに、損害賠償だとか責任問題だとか考えている余裕があるのだろうか?とも思う。
目の前の命を助けたい、この状況では自分しかいない!ということになったら・・・。あおいのことを責めることはできないと思うな。
民間救急の男性が「法律っていつも正しいのですかね」と言っていましたよね。
高樹も「人間はミスを繰り返すからルールがある。いっけん馬鹿げた法律でも」ともいってました。
対照的な意見ですよね。
私としては、法律を守ったら人命を失うという場面ではあおいのような行動は無理もないと思いますよ。もちろん、もしも失敗して裁判にでもなったら、あおいのような状況では負けるだろうけれど。
今回のテーマは私にとっては重いテーマでもあるし、とても考えさせられますね。
法律って文字だけ見ていれば、あーしちゃいけない、こーしなさい、って書いてあるものだけれども、法律の理念だとかその法律が生まれた背景にまで遡って考えるといろいろな解釈が可能になる。
むしろ文字だけを見て判断するのは法技術であって解釈ではありませんよね。
あおいの行動を一方的に非難するのは、単なる法技術の結果でしかないですよね。
法律の理念、看護師の理念、人間の尊厳、そのほかにもいろいろ・・・考慮しなきゃ。
だからこそ、法律の文字がいつも正しいとは限らない。そのために刑法は緊急行為を認めているんだから。
なんだか難しくなってしまいました。
最後に高樹が言ったように「同じ状況を二度作らない」。
医師にとっても患者にとっても、そしてナースにとっても大切なことですね。
失敗から教訓を学びましょう!
今回も思ったことをひたすら書いただけです。読みにくいかもしれませんが最後まで読んでくださってありがとうございます。
<コメント・トラックバック大歓迎です。お気軽に!>
あおいの告白により内科病棟でのヒヤリハット(単純ミス)は10件も増加してしまった。
総師長(片平なぎさ)の指摘したとおり、病棟に迷いと動揺を与えてしまったようだ。
看護師たちが自己判断で(医師に指示を仰がずに)勝手なことをするようになってしまったのだ。
そして事件は起きる。
内科部長(小野武彦)の担当の患者コウノさんがお風呂場で倒れてしまったのだ。
どうやらシャワーのお湯と水を間違えたらしい。
担当はあおい。
コウノさんに追い払われて目を離していたときの出来事だった。
この事故の前に内科部長に「コウノさんは血圧が高いから」と言われていた。
お約束の事件
ですね。
あおいがかわいそう
コウノさんの娘さんは激怒。そりゃそうだよね。事情を何も知らないんだから・・・。
あおいは謹慎処分に
ここまでは、こうお約束の展開ですよね。ベタベタです。
そしてあおいがナースを目指したきっかけが明かされる。
心筋梗塞で母が倒れたという知らせで、学校から病院へ駆けつけたあおい。
そこではもう助からないにもかかわらず、ひとりのナースが母に懸命に心臓マッサージをしてくれていた。
絶対にあきらめないの原点はここにあったんですね。
ナースからお母さんが用意してくれていたお守りを渡される。形見になってしまったんですね。
雪の日の民間救急車の中でふと落ちた名札に入っていたお守り。この時のものだったのですね。だからこそ、あおいは患者さんを見捨てることはできなかったんですね。
この時に同乗していた助手席の男性は「救急救命士を目指すことにした」と小峰(杉田かおる)に打ち明ける。あおいの姿を見て、何もできない自分がくやしかったそうだ。
本院の佐山先生も「あおいはいいナースだ」と評価していた。
正しいのか正しくないのかと言われれば正しくないが、あおいにとって患者は家族なんだと。山田さんの肺に異常があることに気づかなかった医師の責任だと。
佐山先生かっこいい
小峰は蕎麦屋を訪ねる。山田さんは元気に働いていた。看護師は命を救ってくれた白衣の天使だと感謝していた。
たしかにそうだよね。あの場面であおいが空気を抜いていなかったら山田さんはもういなかったんだから。
でも、総師長のいうことはもっともだよね。
医師免許のない看護師が医療行為をして、それが直接の原因で亡くなったなんてことになったら、大変ですよね。
結果としてうまくいっただけとも言えるし・・・。
でもそれは一般論だし、管理職としての見解だともいえるよね。
今目の前にある命が消えていこうとしているというときに、損害賠償だとか責任問題だとか考えている余裕があるのだろうか?とも思う。
目の前の命を助けたい、この状況では自分しかいない!ということになったら・・・。あおいのことを責めることはできないと思うな。
民間救急の男性が「法律っていつも正しいのですかね」と言っていましたよね。
高樹も「人間はミスを繰り返すからルールがある。いっけん馬鹿げた法律でも」ともいってました。
対照的な意見ですよね。
私としては、法律を守ったら人命を失うという場面ではあおいのような行動は無理もないと思いますよ。もちろん、もしも失敗して裁判にでもなったら、あおいのような状況では負けるだろうけれど。
今回のテーマは私にとっては重いテーマでもあるし、とても考えさせられますね。
法律って文字だけ見ていれば、あーしちゃいけない、こーしなさい、って書いてあるものだけれども、法律の理念だとかその法律が生まれた背景にまで遡って考えるといろいろな解釈が可能になる。
むしろ文字だけを見て判断するのは法技術であって解釈ではありませんよね。
あおいの行動を一方的に非難するのは、単なる法技術の結果でしかないですよね。
法律の理念、看護師の理念、人間の尊厳、そのほかにもいろいろ・・・考慮しなきゃ。
だからこそ、法律の文字がいつも正しいとは限らない。そのために刑法は緊急行為を認めているんだから。
なんだか難しくなってしまいました。
最後に高樹が言ったように「同じ状況を二度作らない」。
医師にとっても患者にとっても、そしてナースにとっても大切なことですね。
失敗から教訓を学びましょう!
今回も思ったことをひたすら書いただけです。読みにくいかもしれませんが最後まで読んでくださってありがとうございます。
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法律と人の命。
一概には言えませんが、法律とは何の為にあるのかと
つい考えてしまいました。
そんな中、高樹先生が大切なことを言っていたんですね。
失敗を繰り返さないように法律がある。
あおいは高樹の言葉に感謝しただろうな。
あおいは高樹先生のことばで救われたでしょうね。
もう二度とあんな思いはしたくないだろうし、患者さんにもつらい思いはさせたくないだろうし。
あおいにとって患者さんは家族ですからね。
あおいの想いが病院全体に伝わっていくといいですね。
やっぱり命が一番大切ですよね。
もしも法律や規則が絶対優先だったら、山田さんはこの世にいなかった。この事実は重いですよね。