出会って3年目。去年の4月、やたら声の響きわたる安っぽいつくりの相談室。
「そういう運命なんだよ」大好きなチョコチップメロンパンをかじりながら、彼女は言った。
「そんなのイヤだ」だだをこねる子どものように言い返す自分。
「運命」の通りだ。もう会うことはない。
12月27日、きょうはそんな彼女の誕生日だ。
1年目、「きょう誕生日なんだ。なんかちょうだい」キャビネットに囲まれたちょっとした死角になる空間。両手を差し出す彼女。「なんにもないよーだ」どうしていいかわからず、いじわるなことを言う。
2年目、出勤するなり「きょう誕生日だよね、おめでとう」、プレゼントをあげる勇気もなく声をかけるのが精一杯。「覚えてくれてたの!うれしい!」とび上がる彼女。
3年目、「誕生日おめでとう、これあげる」「いらない」
あっというまだ。幸せなのはほんの一瞬。一緒にお昼食べて、掲示作って、これはここに置こうなんて相談して。
あれ!?なんかものすごく引きずってる男みたいですね・・・。
そんなことないですよ。ただ、きょうは思い出してしまっただけです!
思い出は思い出で大切。
あれから少しはおとなになれたかな・・・。
はあー、なんかきのうから気分が沈み気味。そういう周期?なのかも・・・。
「そういう運命なんだよ」大好きなチョコチップメロンパンをかじりながら、彼女は言った。
「そんなのイヤだ」だだをこねる子どものように言い返す自分。
「運命」の通りだ。もう会うことはない。
12月27日、きょうはそんな彼女の誕生日だ。
1年目、「きょう誕生日なんだ。なんかちょうだい」キャビネットに囲まれたちょっとした死角になる空間。両手を差し出す彼女。「なんにもないよーだ」どうしていいかわからず、いじわるなことを言う。
2年目、出勤するなり「きょう誕生日だよね、おめでとう」、プレゼントをあげる勇気もなく声をかけるのが精一杯。「覚えてくれてたの!うれしい!」とび上がる彼女。
3年目、「誕生日おめでとう、これあげる」「いらない」
あっというまだ。幸せなのはほんの一瞬。一緒にお昼食べて、掲示作って、これはここに置こうなんて相談して。
あれ!?なんかものすごく引きずってる男みたいですね・・・。
そんなことないですよ。ただ、きょうは思い出してしまっただけです!
思い出は思い出で大切。
あれから少しはおとなになれたかな・・・。
はあー、なんかきのうから気分が沈み気味。そういう周期?なのかも・・・。