ガラケイからスマホに代えて四年になった。
年寄りだからガラケイでもよかったが、嫁のH子さんから 「いつもパソコンを操作しているのだからぜひスマホを使ってみてください」 との応援もあって思いきってスマホに代えた経緯があった。
だが案の定、最初は戸惑いの連続、しかしスマホを持ったからにはそれなりに使えるようにとの私の挑戦が始まった。
判らないことがあっても近くにH子さんが居て、その助っ人がすぐに教えてくれるので多いに助かった。
私は動画や音楽を利用することはあまりないが、今ではスマホは重宝で便利な道具となって私の暮らしの中で役立っている。
年寄りだから毎日普通に行っていることを忘れることもあるが、そんな時はスマホのアラーム機能に登録しておけば知らせてくれるから便利だ。
それと私はメモ機能を多用している。買い物に行くお店は決まっているが、商品のあり場所を忘れるので、メモ機能に 「商品の在り場所」 とのフォルダを作ってお店別の商品陳列番号を登録することにしている。
お陰で買う商品はだいたい決まっているので、このアプリは 「忘れっぽい私の弱点」 を帳消しにしてくれる。
その他、このメモ機能にはたくさんの知識を登録しているが、その他、天気、Yahoo、カレンダー、グノシー、Smart News などのアプリも利用している。
時にはドラッグストアではクーポン券などの特典も利用することもあるが、私のスマホ利用法はこの程度のものでもある。
十数年前、私はあるサイトで北国在住のメル友さんと知り合った。
しかし、この女性に逢ったことも無い未知の人でもある。
最初の三年間は毎日メール交換していたが、Mが病気を得てからはそれも途絶えて、年賀状交換のみの付き合いになってしまった。
余談だが、メール交換が始まって間もなくして、そのメル友さんの近くの観光地にMが旅行する機会があった。
その話しをすると 「ぜひ、逢いたい」 とのことでMは泊まりのホテルでメル友さんに逢うことができた。
でも今はそんな記憶を呼出すこともできないMになってしまった。
だが人生は不可解でもあり、昨年、ある出来事を契機にまたメール交換が始まったが、そこで役だったのがスマホの LINE アプリだった。
事情を伝えて私の LINE に 「友だち」 として入って貰ったが、このアプリは簡単に意思を伝えることができる優れものでもある。
しかし、私はこの LINE についての知識は乏しく、文字を入力して送信、それくらいしか知らないのが実状だった。
だが LINE を使っている内にいろいろな機能があることを知った。
画像を送ったり、絵文字を入れたり、するなどを覚えたが、送った文章を相手の人が読んだら 「既読」 と表示されることも始めて知った。
この LINE はメールアドレスを入力することなく、文字入力だけで送信できる、簡単そのものだ。
その後もこのメル友さんと LINE のお陰でメール交換が続いているが、今年は雪が多く、積雪が二メートルにもなったそうだ。
雪国に住む女性は逞しく生活しているようだが、一晩で数十センチも積るなんて、私には全く想像もできない雪世界だ。
特に除雪の仕事は高齢者にとってはかなりの重労働だろう。
願わくば、メル友さんのために 「もう雪が降りませんように、春の到来が早まりますように」 と、祈るばかりです。
とにかく LINE のお陰で、見知らぬメル友さんとメール交換できるのは年寄りにとっては一種の清涼剤のようで、私の脳細胞は多いに活性化されています。
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