今、世の中を色に例えよと言えば間違い無く 「くすんだグレー」 としか言いようがない。
この新型コロナウイルス感染の重大さは、戦争以上にも値するように世界中の人たちを苦しめている。
しかし、いつかは人間の優れた叡智がそれを克服することは間違い無いと私は確信している。
それにしてもヨーロッパなどでの異常な感染者数は一体何が感染源なのだろうか?
今はひたすら私が住んでいる辺りでも感染する人が出ないようにと、見えないが恐ろしいウイルスに対する警戒心ばかりが先立っている。
今、取りあえずは何事も無く毎日を過ごしているが、かつての平穏無事な毎日が如何に有り難かったかと感謝する気持だけは失いたくない。
暖かさが増してくるのは正しく春到来の賜物、MがDSに行かない日は、いつも空堀川沿いを歩いている。
だがMの脚力もだいぶ落ちた。かつては所沢航空記念公園内を一時間も歩く健脚だったのにと過去の日が懐かしく想い出される。
そんなMだったのに今は30分ほどの亀の歩みのようにローペースの散歩になってしまった。
介護する者にとって残念なのは、介護される者の体調が良くなることは望めず、悪くなるのが当り前のはずだから、それは寂しいことでもある。
介護とは幼子を見守るようなものだが、幼子はやがて成長して親離れするが、介護の場合は成長する望みを持てないことだ。
いろいろと悩んでもどうにもならないが、せめて歩ける時はMと歩くことが私の使命だと思っている。
今日は水枯れした空堀川の白い川底をカラスが一羽、長居している。すぐに飛び立つ気配も無い。
あまりカラスは撮りたくないのが本音だが、Mが 「撮ったら」 と言って私を急かせたのでしぶしぶ撮ってみた。
パソコンで拡大写真を見ると、一見黒い羽根を纏ったカラスだが、意外とその羽根は艶のある光沢を持っていた。
本日の写真は 「水枯れした川底とカラス」 だが、空堀川に水の流れが戻るのはいつになるのだろうか?
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写真説明: 水枯れした川底 と カラス
撮影場所: 空堀川沿いにて (2020.3.22)
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