昨日はMの三ヶ月の定期検診だから、通院するため6時半にH子さんの運転で家を出た。私は後部左座席でその運転振りを見るのもだいぶ慣れてきた。だが若い人は少しスピードが出し気味なのが少し気になる。
最近、どの病院でもいろいろな人的行為がデジタル化されているが、私が心配するのは 「いつかシステムダウンが起きても大丈夫か?」 との懸念だ。
かつて運転免許証の更新で、短時間のシステムダウンがあって免許証の配布が遅れたことがあった。
だが今日は現実にそのシステムダウンが発生した。
通院した公立病院では8時になると診察券を 「再来受付機」 に通すと 「呼出機」 と 「受付票」 などを受領するのが診察を受ける最初の行為でもある。
8時になって受付を開始したが、ところが4台ある 「再来受付機」 がいずれも診察券を読み取らない不具合が発生した。
さて、私はどのようにして復旧されるのかに興味津々となった。だが、担当の女性スタッフたちはおろおろするばかりで、一向に復旧する気配はない。
その 「再来受付機」 にはそんな不具合を復旧するための簡単な手順が表示されるようだが、スタッフがそれを実行しても診察券を受け入れる気配はないようだった。
そんな時、担当部のシステムエンジニアが飛んで来るかと期待したが、増えるはそのスタッフの上司みたいな女性の人たちばかりだった。
そんな光景が25分も続いたが、復旧できず、やがて 「受診する各科の窓口で直接登録してください」 とのアナウンスがあった。
だがさすがに日本人、イライラするだろうが、100人以上もいる誰もが文句も言わなかったことは驚きだった。
さて心配なのは診察に必要な 「電子カルテ」 などは大丈夫か? だったが、これは異常なかったようだ。
9時半過ぎ、私たちが診察を終ってからその 「再来受付機」 を見たが、完全にシートでカバーされたままだから、まだ復旧していないようだった。
このような不具合は物理的な原因では無く、プログラムなどを修正した後に発生する人的エラーが原因ではなかろうか。
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