今日、長男夫婦は外出したから日中は妻と二人暮らし。時間はたっぷりある。私はやることがあるが、傍らに居る妻はどう時を過ごそうか? と、少し思案した。
でもいつのものように録画しておいたテレビの歌番組を再生して時を過ごすことにした。
歌好きな妻のために歌番組の録画は欠かしたことはなく、いつでも再生すれば見ることができる。
私たちの年代が好む歌といえば 「演歌」 、幸いにもテレビでは意外とその演歌番組が多い。
文明の利器のお陰で、一度予約しておけば毎週録画できるので、かつてカセットテープに録画した時代と比べれば予約も楽になったものだ。
この日記を作りながらも、妻はその歌番組を見ている。時にはテレビのテロップに合わせて、拍手したり、口ずさんだりしているから、結構楽しんでいるようだ。
でもそんな妻を見ていると元気な頃の姿がダブって、私の胸中は複雑でもある。妻は歌が上手で定評があった。特にひばりさんの 「みだれ髪」 を唄わせたら、聞き惚れるほどの歌唱力だった。だが今はその面影はない。
私たちは歌好きな夫婦でもあるが、テレビを見ない時は童謡などのCDを再生して部屋に流して聞いている。
私も童謡が大好き、特に童謡歌手で好きなのは芹洋子さん、そのCDを聞いて楽しんでいる。それとグループでは 「フォレスタ」 の合唱を好んで聞く。毎週月曜日19時からの番組の録画を欠かしたことはない。
歌を聞けば心が和む、唄えばもっと心がときめく。私たちが好むのは演歌だが、昔の歌謡曲にはそれなりの義理・人情の情感が溢れている。私たちの若い頃は娯楽も少なかったから、歌謡曲を聞きながら育った。振り返ればいいアナログの時代であったかもしれない。
|