日暮らし通信


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2016年07月10日 20時18分31秒 | 日暮らし通信
日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

雲、忙しく西方に流れる

空堀川沿いにて
(撮影: H280710)



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毎日テレビを見ているが、その内容に感動することもあるが、多くは忘れてしまう。ところが一週間経っても忘れらない番組がある

それは7月3日、21時から放映されたNHKスペシャル 「私は家族を殺した~ ”介護殺人” 当事者たちの告白~」 の番組で 「介護殺人」 の衝撃の実態だった

いま二週間に一件のペースで 「介護殺人」 が起こると言われている。そしてその多くが介護をはじめてから一年以内という

この番組は加害者に直接取材、驚きの事実に私も引きこまれるようにその実態に見入ってしまった

新聞にも視聴者から多くの意見・感想が寄せられたそうだが、私には参考となるものばかりだった

私が妻を介護する環境とは異なるが、特に認知症の家族の介護は妄想、暴言に振り回され、自由がきかない孤独感に見舞われる介護者が多いと言われる。介護が始まった当初は、元気だったころの姿とのギャップに悩まされて精神的に追い込まれ、あやめてしまう確率が高いのだろう

とにかくこの番組を見て私の衝撃度は並みのインパクトではなかった

単に 「介護殺人」 と言っても、法的には厳しい判決を受ける。でも私はこの 「介護殺人」 を犯してしまった介護人を何とか許してやってくださいと 「執行猶予付き」 の判決を要求します

私にはこの罪を起こした人たちの気持ちが判るような気がする。介護とは複雑な環境の絡み合いでもあるが、介護を判らない人は世間に通用しない

今回の参議院選挙、多くの立候補者がいたが、このような 「介護殺人」 に問題提起した人はいない

 『家族の中で一番弱い者が一人で背負うことになる・・・・』 との番組内の言葉が、私の胸に重く響いて、まだ消え去っていない