園内を歩き出してすぐ妻が 「あっ、蝶だあ~、綺麗」 と声高
妻が指差している低い土手の斜面を見ても私には判らない
蝶だと言うから白い蝶か、黄色い蝶が飛んでいると思ったが
妻は写真のように低目の雑草に停まっている蝶を見つけたらしい
私の記憶が正しければあの蝶は 「キアゲハ」 だ
最初は距離を置いて撮ったが
欲が出てもう少し近くで撮りたくなった
私のデジカメは2センチがマクロ撮影限度
「すみません、アップで撮らせてください」 と
無断撮影ではないことを断って限度までゆっくり近付いた
「私、綺麗でしょう、上手
この蝶さんとテレパシー語で会話に成功
そして撮ったのがこの写真
シャッターボタンを押した直後に
「上手
急角度でテイクオフ、遠くへ飛び去っていった
二枚とも同じアングルで撮ってしまったが
動きを感知されないように距離だけを詰めたのでそうなってしまった
でも 「キアゲハ」 は綺麗な蝶だ
こんな綺麗な羽根に乗せて貰って大空を飛んでみたいものです
撮影場所: 所沢航空記念公園
今日は快晴
雲が多いがやはり青い空を見ると気持ちも軽くなる
だが風が強い
園内を歩いているとこの風が心地よく体に吹きつけてくる
しかし妻と園内を歩くのは要注意だ
どの路上にも一面に葉や小枝がばら撒かれたように散乱している
台風11号は予報よりは勢いが無いようだったが
木々にとっては強い風は葉を千切られ、小枝は耐えられずに落ちてしまったのだろう
こんな小さな小枝でも妻が足に引っ掛けるとバランスを崩す
今日私はその散乱物を如何に探知して妻の歩行を助けるかが優先行為だった
写真説明: 路上に散乱する葉や小枝
池の溜まり場では亀が甲羅の点検整備中
鴨はもっぱら毛づくろいの真っ最中だ
冬の頃は無数に見られた鴨たちも暖かくなると数が減り
今では数えきれるほどに少なくなってしまった
私はいつも不思議に思うのだが
夏場、ここにいる鴨たちだって渡り鳥のはずなのに
どうして北へ向かって帰らなかったのだろうか?
この池が気に気に入ったのか? それとも体力的に無理?
「そんなことは、どうでもいいでしょう」 と
どっかの鴨さんから声が聞こえたようにも感じましたが
写真説明: 池のコミュニュケーション広場では仲良しが集合中
また妻が何かを見つけた
見上げると茶色の実が成っている
「何の実だろう?」 と
この木の幹元を見ると 「トチノキ」 のラベルが貼られていた
そうか 「トチの実」 だと判った
「トチの実」 は米が取れない地方ではヒエやドングリと共に
飢饉の際の重要な食糧として重宝されたようだ
写真説明: 「トチの実」
公園で空を見る一番好きなアングルがこの写真
見上げると放送塔越しに私の視界一杯に青空が迫ってくる
何とも言えない快感が私の気持ちの中に生まれて穏やかになる
可能ならあの雲に乗ってこの放送塔を上から見たいものです
青空は無限に果てし無く、そして雲の広がりも無限にある
小さいのは人間の心だけかもしれない
写真説明: 青空・雲・放送塔
撮影場所: 所沢航空記念公園
最近は暑さが厳しいので妻と早めに散歩して、早めに家に帰るように心がけている
今日は台風11号の影響なのだろうか、曇り空でそして無風、蒸し暑い
歩きながら 「今日は何をブログに投稿しようか?」 と、頭を捻ったがあまり良い答えは浮かんでこない
それが決まらなくても写真だけあれば何とかなるだろうと時々撮っておいた
散歩では毎回20枚ほどは撮るが、意外と妻から被写体指定で 「写真に撮らないの?」 とリクエストされることも多い
そんな妻からのリクエストも含めて、今日私たちが園内を歩いた順序で撮った写真を今日のブログでご紹介します
アセビの蕾: 不思議なことにアセビは何枚撮っても写真写りが納得できない
どうしてだろうか?
サオトメカズラ: 妻はこの花に興味があるようで "撮れ" のリクエストが多い
放送塔遠景: 南側から放送塔を見ています
百日紅: 園内の百日紅
メタセコイア林立: 池の南側にあるメタセコイアの木群はいつ見ても立派です
アセビと蝉の抜け殻: この写真も妻のリクエストで撮りました
私たちはいつもこのように自然の中を散歩していますが
今の時期は咲く花も少ない寂しい園内です
でも何枚撮っても、納得できる写真というのは少ないものです
今朝も同じように5時前起床
予報によれば今日東京地方の気温は36度まで上がる猛暑日で
今年の最高温度を記録する日になりそうだ
さて? 日課の散歩はどうしようか?
あまり暑い中での散歩では妻はどうだろうか? と暫し思案あり
7時半過ぎ表に出ると風が心地よく吹いている
これなら歩いても大丈夫だろう、と、早めに散歩することにした
8時過ぎには所沢航空記念公園へ
早めに散歩するにはもう一つの理由がある
それは駐車場で日陰の場所へ車を停めれることだ
炎天下と日陰では車内の温度は月とスッポンのように大違い
散歩が終わって車内に戻った時はやはり涼しい日陰駐車のほうが快適だ
園内では蝉たちの声が一段とトーンが上がって調子も上向いてきた
最初の頃、ミンミン蝉は ”ミ~ン、ミ~ン” と鳴いていたが
最近は ”ミン、ミン、ミン・・・” と変わってきた
園内を歩いて目につくのは蝉の抜け殻、数多く見られるようになった
と同時に、路上で役目を終えた蝉たちの姿も増えるようになった
でも何で路上で終わるのだろうか?
それは自然界の慣例かもしれない
路上なら温度が高いから体内の温度も蒸発して軽くなる
終わった蝉から養分を貰おうとする蟻のような小さな生き物にとっては
すぐに仲間と分解作業を始められるメリットがあるのではなかろうか?
役目を終えた蝉の体も無駄なく分解されて自然界に戻る
生き物たちには自分で選ばなくても本能的に行う順序が決まっているはずだ
それに比べて私たち人間はある程度自分で選んで行動する
蝉がいいか? 人間がいいか?
選べることが出来ない野暮な質問なんてもうやめることにしましょう
写真説明: 竜舌蘭
撮影場所: 所沢航空記念公園
公園からの帰り、少し遠回りして好きなノウゼンカズラを見て、撮ってきた
夏になると私はこの花に惹かれる、何故だろうか?
この民家ではあまり手を入れていないようだが
路上にはみ出して暴れて咲いているノウゼンカズラもまた違った雰囲気があった
だが風が強くて花が揺れるので手振れ心配であまり良い写真にはならなかった
写真説明: ノウゼンカズラ 四態
撮影場所: 民家にて
池周りの遊歩道で妻と立ち止まって泳ぐ鴨たちを見ていた
目の前には大きな岩が池の景観をフォローするようにずしりと置いてある
そこへこのトンボがやって来た
でもすぐ私たちの気配に気づいて離れてしまうだろうと思いながら
私は少し距離を詰めながら撮る時を窺
するとトンボさんは ”どうぞ、ごゆっくり撮ってください” と言わんばかりにポーズを決めているようだった
お陰さまで何枚も撮れたが、私はふと妙なことに気付いた
このデジカメでトンボを撮った記憶がないのだ
おそらくこれが初めてかもしれない
園内ではトンボが飛び交う光景はしばしば見るが
このようにトンボを近くで撮れるチャンスは一度も無かったからだ
しばらくじいっとしていたトンボも ”もう、いいかい?” と、フライトモードへ
”有難うよ” と、水面上を低空飛行して遠ざかるトンボを見送った
さてトンボの名前と言えば ”赤トンボ” くらいしか知らない私だが
この写真のトンボの名は? またネットでお世話になって調べてみた
その名前は 「シオカラトンボ」 だと決めたのだが、正解だろうか?
トンボは全世界に約5,000種類、うち日本には200種類近くが分布している説明にはびっくり
肉食性で、蚊、蝿、蝶、蛾、あるいは他のトンボなどの飛翔昆虫を空中で捕食する特技があるとはまたびっくり
私のような高齢者の運転視野が年々狭くなっているのが問題視されているが
トンボの視野は270度もあるそうで羨ましい限りだ
写真説明: シオカラトンボ 只今、フライト前の点検中です
撮影場所: 所沢航空記念公園
クサギの花に芳香あり?
とのことで、今日はまたその場所へ行ってみた
写真のようにかなり歩道側に垂れて咲いているが
近寄っても臭いは感じない
花に顔を寄せて嗅
”そうだなあ~ 何の臭いだろう? と少し間を置いたら
”やっぱりユリの花と同じか?” と私の臭覚は結論付けた
でもこれだけ咲いているので風向きで臭ってこないのかもしれない
写真説明: クサギ 二態
撮影場所: 所沢航空記念公園
池周りの遊歩道を歩いていたら
妻が ”あっ、綺麗だ” と上を指さした
よく見ると高くにあるイロハモミジの葉が一部変色している
紅葉にはまだ早いが、枯れているようでもない
帰宅後、パソコンで画像を確認するとやはり ”紅葉” のようだった
どうして今の時期にこのような色合いで葉を染めているのだろうか?
写真説明: イロハモミジ 遠近
撮影場所: 所沢航空記念公園
今日から8月、蝉たちの鳴き声もだいぶトーンが上がってきた
だが園内どこでも鳴き声が一定して聞こえるか? と、耳を澄まして聞いているとそうでもない
樹木の数などに影響あるのか、それとも樹木の種類に関係あるのかは判らないが
かすかに聞こえる場所、賑やかに聞こえる場所と様々である
今日はまた新しい花に出逢った
いつもと少しコースを変えて歩いていたら見たことが無い花が咲いていた
勿論名前が判らない ”何と言う花なのか?” と幹や枝を見ていたら
枝に 「クサギ (保存用)」 と記された小さなラベルがぶら下がっていた
名前が判ると不思議なもので、その花にある親しみのような感情を持ってしまう
「クサギ」 ? と言っても判らない、そのような名前も始めて知ったのでネットで調べてみた
クサギは 「臭木」 の意味でシソ科の落葉小高木で日本全国に見られるそうです
葉に悪臭があることからこの名がある
しかし葉の臭いに気を取られて、花が発散するユリに似た芳香には気付かない人が多い
花も果実もとてもきれいです
とのことでした
葉を揉
花に芳香があるとは私も気付きませんでしたので、明日確認することにしましょう
もう何年も園内を歩いているのに、また新しい花を見るとは?
まだ何処かで知らない花と出逢えるかと楽しみになってきました
写真説明: クサギの花 二態
撮影場所: 所沢航空記念公園
園内は蝉たちの鳴き声で賑やかになった
その声はそれぞれの蝉が勝手に鳴いているようだが
ひょっとしたらコンダクターかリーダーのような蝉がいて
テレパシー風な楽譜を元にそれぞれの蝉が
自分に与えられた音調を守って鳴いているのかもしれない
そんな空想を持ちながら聞いていると
その賑やかさも一つのリズムとなって私の耳に入ってくる
蝉たちはその声で存在をアッピールしているが
ヒマワリたちはその花の艶やかさで自らを鼓舞しているようだ
公園中央の斜面花壇にはたくさんのヒマワリが只今満開だ
多くの花は太陽に向かっているが
中にはソッポを向いている花もあるのは人間社会と同じだ
”ヒマワリはいいねえ~” と声を掛けたくなるが
花一輪の風情も好きだが
このヒマワリのような多輪花の情景からはまた格別な美しさが迫ってくる
”夏の花はヒマワリ” と決めつけている私にとっては
この ”ヒマワリ繚乱” は暑さを忘れさせてくれる夏の好きな情景でもある
写真説明: ヒマワリ 二景
撮影場所: 所沢航空記念公園
今日は見てみたい所があるのでコースを少し変更して歩きました
その途中珍しい光景を二つ見ました
その一つはヒマラヤスギの松かさです
ヒマラヤスギは、マツ科ヒマラヤスギ属の常緑針葉樹なのでマツの仲間です
だからマツボックリと同じようにこんな樽型の松かさが成るんですね
ここには5本くらいヒマラヤスギの大木が並んでいますが松かさがあるのは一本だけです
やはり雄の木、雌の木があるのでしょうか?

二つ目はミズキの実です
ミズキはミズキ科ミズキ属の落葉高木。別名はクルマミズキ (車水木)
私はこの木に気付かなかったのですが、鳥の鳴き声が賑やかなので判りました
鳥たちはこの実を好んで食べているようでした

今日は蝉たちの鳴き声が賑やかになりましたが、まだまだこれから調子が上がるはずです
関東甲信地方では今日梅雨明けとなりました
昨年に比べて16日遅く、平年より1日遅い梅雨明けでした
妻と散歩していたら、後から
「あら~、いいわねえ~、羨ましいわ」 と老婦人から声がかかった
私が妻の手を引いて歩いている姿に興味を持ったらしい
「そんな浮いた話ではなく、これには事情があって」 と、説明したいところだが
その老婦人はお構いなしに私に話しかけた
もうご主人は何年も前に亡くなったこと、夫婦で手を繋
などがその内容だった
さらに 「私たちは親が決めた結婚だったの」 とのことだった
でもご主人は優しい人だったらしいから、その結婚は幸せだったのだろう
と、こんな経緯
途中、時計塔の下でたくさんのヒヨドリが群れていた
この場所にはよくヒヨドリがいるのだが
何か餌になるものがあるのだろうか?
私もヒヨドリになりたいと思った
そうすれば自由に大空を高く飛んで自由に動き回れるのに

私たちが歩いていると、その老婦人と同じような言葉を何回もかけられたことがある
「夫と妻が手を繋いで歩く」 という姿が特異なのだろうか?
それともある種の羨望感
妻の手を引いて歩くのには次のような裏話がある
あの大震災が起きて一週間後、空堀川沿いを歩いていて妻が転倒
「しまった」 と叫んだがどうにもならなかった
右手の腫れが心配になってすぐ整形外科へ
「右手橈骨遠位端
この事故は私にある反省心をもたらした
それまでは歩くときは妻の左側で注意をしていたのだが、
その注意心が散漫だったことが悔やまれた
その対策が 「妻と歩く時は右手で妻を支える」 ことだった
それ以後その対策を守ることが散歩時の普通の動作となった
先日ある方から花の名を教えてもらった
そのアメリカハマグルマは曇空

今日もまた8時半過ぎから妻と園内を散策した
梅雨明けは未だだが園内数か所で蝉の鳴き声が聞こえた
でも本調子に近付いた声もあれば
まだ調子が上がらない声もあるようだった
鳴く時間もまちまちで
少し長めもあれば、すぐ鳴き止んでしまう蝉もいた
今は蝉の鳴き声は ”リハーサル” の時かもしれません
蝉はまだ鳴き出したばかり、全く聞こえない静かな場所もあった
池の遊歩道を歩いていたら妻が 「あっ 蝉だ」 と言った
蝉? どこ? と見上げたが 「違うよ、そこだよ」 と近くを指差した
それは蝉の抜け殻のことだった
よく見ると葉の上にきちんと蝉の形が残っている
こんな場所でも脱皮するのかと生きものたちの営みに驚いた
でもこの蝉、まだ命があるかのようで、すぐにでも動き出しそうな気配だ
「私の大切な衣装だから、大事にしてください」 と言わんばかりだ
「はい、判りました」 と数枚撮らせていただきました
しかし、見れば見るほど立派な抜け殻です

私の好きな言葉に 「蝉しぐれ」 がある
それどういう意味? 調べたら
「しぐれは時雨
とのことです
そう言えばこの園内でも蝉たちの大合唱で
煩
それが 「蝉しぐれ」 なんですね
「蝉しぐれ」 と言えば私の好きな演歌歌手・福田こうへいさんを思いだす
ふと 「南部蝉しぐれ」 を口ずさんでしまいました
園内はまだまだ 「蝉しぐれ」 には時が必要なようだが
これからは蝉たちの鳴き声が日毎
8時過ぎ、表に出たらポッツリ、ポッツリと小さな雨が落ちている
「散歩は駄目か?」 と思案した
でも 「行ってみるか、降ってきたら帰ればいいや」 と妻を誘って家を出た
公園まで約3キロを走る
今日は道路も空いていたので助かった
私にとっては妻との散歩がその日のメインとなる仕事
そんな状態がもう9年も続いている
園内を歩きながら、あまり何も考えないのだが
花が咲いているとそれを興味深げに見る
そしてそれを撮るのが私の習性のようにもなっている
だが、この時期の園内は咲く花も少ない
まず目についたのがこのレンゲ
妻の好きだったタンポポは既に咲き終わり
その代わりに妻が興味を持っているのがレンゲ
見つけると必ず 「あっ、レンゲだ」 と私の手に力を込める
そのレンゲも日毎少しずつ数が減っている

私はあまり草花の名を知らない
知らないと 「名知らずの花」 と言うことにしている
だが、この 「名知らずの花」 たちは意外と可憐なのだ
この花は菊系統だろうが名を知らないから取りあえず 「野菊」 と呼んだ
黄色系の花は周りを明るくする
どんよりとした梅雨空の下でもこの花の艶やかさを見ると何故かホッとする

曇り空でのムクゲも鮮やか
この種類は千利休
ソウタンムクゲ (宗丹槿
この花は日の丸のようで、夏の時期でも清涼感を漂わせて咲いている
八重のムクゲにはまた違った風情
そっと花びらに触れてみたくなるように私を誘う
ムクゲは10月頃まで楽しめる
その頂点に花が咲き終わるともう寒さを心配する時期になる


早乙女草
でもこの花、下品な別名も持っています
今日園内で探したが、撮れそうなのはこの花だけでした

街中ではもう終わろうしている紫陽花
この公園ではまだ清楚さを失わずに咲いている
梅雨の時期、雨に似合うのはやはり紫陽花だった

この花も 「名知らずの花」 だ
花は小輪だが仲間が集まって多輪となって美を競う
小輪の 「名知らずの花」 はいつも私を惹きつける

花模様の終わりはこのコブシの実
この実はいつも私の愛すべき友達である
それが判るのかこの実だけは葉隠れせず下に向かって大きくなっている
「こんにちは、どうぞ撮ってください」 と私に語りかけてくる
「立派な実になったね」 と私、見る度に大きくなっている
コブシの実を見ると千昌夫さんの 「北国の春」 を想い出す

不粋
日課の妻との散歩、それをサポートしてくれるのは四季に咲く花たちでもある
今日は傘を持っての散歩になりましたが
「お前たちの散歩が終わるまで降らせないから」 との天の心遣いに感謝しました
もう何年も妻とこの園内を散歩している
”どんな所ですか?” と聞かれることもあるが
私は ”静かでいい所です” と簡単に答えてしまう
何がいいのですか? と問われれば
”それは樹木が断然多いことです” と言葉を返します
それでは妻との散歩道を少しピックアップして見ましょう
駐車場から歩き出すと、まずこの道で木々の霊気を授かる
4月の時期にはここは両側からの桜花
さながら ”桜花繚乱
私は勝手に ”桜並木” と呼んでいるが、それは見事な芸術的な自然の営みである
写真左手には妻の好きなタンポポが群生している場所もある
5月になると妻はそのタンポポを楽しんでいる

桜並木を通り過ぎ左折すると目前に大きな樹木が現れる
それが 「百合
「百合の木」 は一般的には馴染みが薄いだろうが
5月頃には釣鐘状
私はこの花を撮るのが5月の楽しみでもある
園内では数本の 「百合に木」 があるが
この写真の木が一番樹高が勝っている

次は池周りの遊歩道を歩いてみよう
この池は名前は持たないが、何か相応しいネーミングはないものだろうか?
ここでの私の一押しは何と言っても池の南側に林立する 「メタセコイア」 だ
等間隔に位置しているから手植えなのだろうが、その経緯
樹高もかなり高い
それはあたかも園内に吹き込む強い風をガードしているような力強さを感じる
四季を通じて見ても素晴らしいメタセコイアの樹木群である

また環状遊歩道に戻ろう
今日は平日だから行き交う人も少ない
土、日曜日は多くのジョギナーで賑

ここは園の中心でも放送塔を南側から望んでいるが
曇り空の今日は塔も霞んでいる
点々と見える花壇には小学生がボランティア活動で植えた草花が色を添えている
スロープ両側の道路では毎月フリーマーケットが行われる

”さあ、この辺りで一服しよう” と、
この自販機でお茶でも買って小休止
でもこの自販機、なかなか渋い感じがしませんか?
木製で柔らかさが漂う雰囲気の中で
妻と水分を補給することにしました

環状道路から右折すると
散歩コースでここだけは坂道になりました
妻の体力維持のためあえてこの上り坂をコースに入れました
写真ではよく判らないでしょうが、結構急勾配
妻の手を引く力が少し強くなりましたが、何とか登り切りました

散歩も半分くらいでやっと飛行機が見えてきました
展示されているのはかつて航空自衛隊で活躍したC46輸送機です
その後方の建物が 「所沢航空発祥記念館」
飛行機に関心がある方はぜひ一度ご来館ください

この写真が明治44年に開設された 「所沢飛行場」 の滑走路跡地です
これが滑走路? と思ってしまいます
でも私いつも不思議なんです
それは滑走路は南北にあるのが多いのですが、
この滑走路は東西にあるのです。何故でしょうか?

園の中央にある放送塔です
今日はどんよりと曇り空だから放送塔もお空に映えません

放送塔を過ぎると今度は時計塔です
でもこの塔の時計は年に数回落雷で故障します
雷さまも時間が判らなくなってこの時計を頼りにしているのかも

私が園内で最も好きな場所がこの坂道です
暑くてもこの坂道では心地よい風が正面から吹きあげてきます
今どきはこんな変哲もないようですが
春の頃、ここは最高の場所、両側からは桜、桜、また桜の花が押し寄せてきます

日本で初めての航空機事故で死亡した
木村鈴四郎陸軍歩兵中尉と徳田金一陸軍歩兵中尉の記念碑です
飛行機草創期の時代はパイロットは大変だったでしょう
飛行機と言っても凧
風が友達ですが、その風もいつも味方ではありません
操縦するのは死と背中合わせ、それでも飛行機野郎は逞しく挑戦しました
木村中尉と徳田中尉が殉職したのは大正2年 (1913) 3月28日
それから一世紀が過ぎましたが、航空機の発達は目覚ましいものがあります
でも両中尉が今のジェット機を見たら
「俺はやっぱりブルンブルンのプロペラ機がいい」 と言うかもしれません

私たちの散歩もそろそろ終わりに近づいてきました
カナールを遠目に見て駐車場へ向かいます
名のある公園なら入口に必ずあるのが 「カナール」
いわば公園の顔とも言える大切な施設です
でもここのカナールはあまり整備されていません
私が好きなのは 「国営昭和記念公園」 のカナール
秋、銀杏が色づく頃、このカナールは見事で素晴らしい色彩に溢れます

昨日から新しい投稿形式をトライしています
今日はいろいろなことを実証してみましたが
そのために画像も多くなってしまいました
でも今日は曇りでカメラはもう少し光を欲しかったようです
ちょっと不満な写真を載せることになってしまいました
しかし私はやっぱりHTML形式の投稿に拘
あのタグで作る文章、それがWeb化で変身、
私にとってはたまらない魅力なのです
■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■ | ![]() ● 写真の上でクリックしてご覧ください ● |
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■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■ | ![]() ● 写真の上でクリックしてご覧ください ● |
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