いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

今さらながら経済について考える #003 ~お金がなくなる !?~

2016年04月04日 | 音楽と経済

人が二人います。 


ひとり(仮に海彦)は海に潜って、 
魚とか海藻をとるのが得意です。 

もうひとり(仮に山彦)は、山で、 
山菜とか木の実をとるのが得意です。 


海彦は1万円持っていて、山彦から1万円で 
山で穫れたものをゆずってもらいます。 

山彦は手に入れた1万円で、 
海彦から海産物を分けてもらいます。 


この時、ふたりの収入は、1万円ずつで、 
合計2万円になります。 


これを1年間、毎日、続ければ、 
それぞれ365万円を得ることになるので、 
ふたりで合計730万円のお金を得たことになります。 


でもふたりの間にあるのは1万円だけです。 


つまり、世の中にどれだけお金があるかが問題ではなく、 
どれだけ、流通させるかが景気の善し悪しになります。 


お金をたくさん作って、世の中にばらまいても、 
それがスムーズに流れないと、景気はよくならないわけです。 


お金がどれだけあるか、ではなく、 
どれだけ使われるかが問題なのです。 


消費税10%とか言われてますが、購買意欲が下がるだけです。 
逆に、消費税をぐっと下げて、消費行動をあおるべきです。 


海彦、山彦には、ただ行ったり来たりするだけなので、 
もうお金は必要ではありません。 


それぞれの人がそれぞれの個性を発揮できる仕事をすれば、 
やがてお金というものはなくなります。 


お金のない理想的な社会というのは、 
金持ちがお金を捨てることによって実現するのではなく、 
すべての人が豊かになった時に実現するのです。 

 




 You may say I'm a dreamer 
 But I'm not the only one 

「僕のことを 夢見る奴というかもしれない 
 でも 夢を見てるのは僕だけじゃない」 

 (Imagine by Jhon Lennon より)

 

HP. http://noanoaai.com/    by  NOANOA AIR / Akira Iwasaki