いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

思い出のシンセ・機材「YAMAHA TX7」

2009年07月10日 | 思い出のシンセ・機材 ~シンセ編~
 前回の、80年代一世を風靡したシンセ、YAMAHA DX7、
 そのもうひとつの大きな特徴が、

 MIDI(ミディ)

 という機能がついた、ということです。


 MIDIとは、鍵盤を押した、離した、どれぐらいの強さで、などの演奏情報を
 デジタル信号でやりとりする機能です。

 一番簡単な使い方としては、2台のシンセを鳴らす。

 MIDIコードで2台のシンセをつないで、
 1台のシンセを弾いて、もう1台のシンセも鳴らして、
 音を分厚くしたり、2種類の音を混ぜたりすることができるわけです。

 そうすると、鳴らされる側のシンセは鍵盤は必要ないので、
 鍵盤のないシンセ、つまり、

 音源モジュール

 というものが、でてきたわけです。


 DX7から鍵盤やコントローラーを取り払って、音源部だけにしたシンセ、

 それが、このTX7なわけです。

 鍵盤がついていない分だけ、値段も安いし、持ち運びも便利です。


 DX7の音の薄っぺらさをカバーするための必需品でした。

 例えば、同じエレキピアノの音にして、ピッチをすこしずらして、
 コーラス効果のかかった厚めのエレキピアノができたわけです。


 今のシンセは、1台の中で、何台分もの音を重ねることができるわけですが、
 当時は、MIDIを使い、ミキサーで音をまとめていたわけです。

 逆に、そういうことを経験せずに、今のシンセを使おうとすると、
 便利な分、機能も複雑で、わかりにくいんですね。


 そして、MIDIを使ったシーケンサーが登場、
 「打ち込み」という音楽制作スタイルが一般的になっていくわけです。



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