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巨人から、藤川(阪神)、西岡(ロッテ)は出ないか。パート2

2005-06-20 01:05:56 | ファーム

今日の日刊スポーツにこんな記事が載っていた。

18日、川崎市の室内練習場に、ナインのバントの音が響いた。
この日は、野手のレギュラー組は練習免除。黒田ら6選手が、入念にバント練習を繰り返した。
山本ヘッドコーチは、今日19日には練習参加する清原、ローズにもバント練習を課すことを示唆した。
この時期の集中バント練習は、犠打には消極的だった堀内監督の方向転換といえる。/2005/6/19 日刊スポーツ紙面から

去年も確かこんな事やっていたような気がする。
重量打線とは言っても、所詮、打線は水もの。
ここ数年、シーズンが始まって負けが込んで来てから気がつく打線の繋がりの悪さ、である。
打順、と言うが、単に打つ順番と捉えているのか。
そんな事もあるまい。
ちゃんと確立の高いバッターを4番に選んで据えている。
やっぱり巨人の4番は清原だ、で始まり、
いやいやコンスタントにホームランが出るのはローズだ、ということになればローズを4番に、
なんだかんだ言っても結局頼れるのは小久保だ、になれば小久保が4番。
4番ばかりだけどね。

まあつまらないイヤミは置いといて、打順である。
9番の投手はさておき、1番から8番、とりわけ1番から5番までは打線を機能的に働かせるという意味で重要だ。
足のある1番、器用な2番、率の高い3番、5番は長距離砲、4番は3番と5番の要素を兼ね備えた打線の中心バッター。
オーソドックスだが、流れを考慮すればセオリー中のセオリーだろうか。
若干のばらけはチームによってあるにせよ、これに近ければ理想的な流れが期待出来るはずだ。
なんたって打線は水もの、いくら長距離砲ばかり並べても、4割も5割も打つわけじゃなし、なのだ。

そこへいくと我がジャイアンツ、まったく当てはまっていないとは言わないまでも、
やはり流れのある打順ではない、今更ながら。
先日終わった交流戦。ロッテとの試合を見ていて一番悔しかったのは、西岡の存在である。
高卒の3年目。巨人の長田と同じである。
入団時は、ライバル的に報じていたスポーツ紙もあった。
長田も、西岡には負けない、というようなコメントをどこかの記事で言っていた記憶がある。
走攻守揃った遊撃手、も通ずる。
西岡は大阪桐陰で甲子園に出場のドラ1。
一方の長田は東海大望洋で甲子園出場はなくドラ4。
長田が負けたくないというのも解る。
西岡は1軍に定着し、ここまで3割6厘ほどの成績をあげている。
シュアなバッティングに守備のセンスも良い。
長田は今年も2軍、首脳陣からの期待に声は相変わらず聞かれるものの、現状では1軍に隙間はなし。
西岡とくらべても、目劣りせぬほどの野球センスに満ちている長田。
以前、このブログでも触れたが、長田は、このブログでは筆頭扱い枠の選手。
イチ押し選手である。
彼がジャイアンツでのレギュラー及び一流プレイヤーに育たなかったとしたら、
それはジャイアンツの大いなる冤罪である、とまで書いた(そこまで大袈裟ではなかったが)。
ようするに、彼は即、1軍に上げ、常に滞在させておく必要がある選手なのだ。
できればどんなことがあっても、成績がすぐについてこなくても使い続けるべきであるとまで言及したいが、
仁志の存在を考慮すれば、とりあえず1軍に置き、
控えで常に代打、後半からの守り、代走、などで試合に出すことを提言したい。
それくらい彼は大事な選手である。
絶対に育てなければならない。
それくらいの逸材である。

先日、投手の西村について同じような事を言ったが、投手では西村、野手では長田、なのである。
このふたりは、将来のジャイアンツを背負って立つ、大事な選手なのだ。
とにかく、大事に育てるとか言って2軍にいつまでも置いておくのではなく、
実践の場に身を置く事がなによりも重要で、どんどん試合に出すべきなのである。
矢野をして、鉄は熱いうちに、と称したが、彼等も然り、2軍の水などもう必要ないのだ。

そしてもうひとり、そく1軍で使いたいのがルーキーの亀井である。
彼のことも何度か書いたが、久々に大物感が漂う、風格のある選手だ。
彼はかなりの選手になるはずである。
仰木さんがイチローの素質を見抜き、即1軍で使ったように、
彼も即、1軍でレギュラーを与えれば、あるいは大きな仕事をしでかす可能性を秘めている。
彼は外野手。
うむ…。困ったものだ。
できれば高橋由、清水、そして斉藤、矢野、亀井で外野枠を争って欲しい。
ローズには申し訳ないが。
この他にも、堀田、三浦、そして、あまり名前は表に出て来ないが、山本光将という長田と同期の選手もいる。
彼は「九州のカブレラ」と呼ばれた高校通算61本塁打の長距離砲。
今、売り出し中の西武の中村剛也を連想する(あんなに太ってはいないが)パワーヒッターである。
数をあげたらキリがない。
それくらいファームには良い選手が多いのだ。
他所から漁る必要など、まったくないのである。
それどころか、将来を考えたら、他のチームに出してあげた方が良いのではないかと思うような、即使える選手もいる。
もちろんもったいない事なのだが、チームの構成を考えると、どうしても働き場の少なくなる選手というのが出てくる。
今あげた三浦なども(先日、どこかのHPで、
楽天に欲しい選手として名前があがっていたらしい)もったいない野球選手のひとりだ。
あるいは川中なども、他のチームに行けばレギュラーを取れるほどの力は十分にある。
数年前に近鉄から来た吉川、中濱もそうだ。場所さえ与えてあげれば充分良い働きをするだろう。
使いもせずに、「若手が出て来ない」、などと責任逃れのような発言ばかり繰り返していては、
いつまでたっても強いチームは作れない。
寄せ集めのまとまりのないアンバランスなチームではなく、
若手がどんどん上を脅かすような環境作りをしてこそ、
まとまりのある、バランスのとれた強いチームになってゆくのだ。
書きたくはなかったが、やはり、首脳陣についても書かなくてはならないようだ。




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