おたふく、インフルエンザ予防接種費用助成について
市長選立候補予定者に聞いてみた!!
以前から子育て中のママさんたちから、子どもの予防接種費用が高くて大変との声が出されていました。
定期接種は公費負担ですが、任意接種は自費。
特におたふく風邪は、罹ってしまえば有効な特効薬はなく合併症の心配もあることから、子どもに予防接種を受けさせたいと思っているパパ・ママは少なくありません。けど、このおたふく風邪の予防接種がまた高いんです
インフルエンザ予防接種も、毎年のことなので費用が気になるところです
そこで私たちは、盛岡市で接種費用に補助を出してほしいと要望しました。
合わせて、次期盛岡市長選に現時点で立候補を予定している3氏にアンケートを実施しました。
現在のところ立候補を表明しているのは、現市長の谷藤裕明氏、内館茂氏(会社役員)、福井誠司氏(岩手県議)。
3氏からそれぞれ回答が届きましたので紹介します。
―― アンケート内容 ――――――
. 盛岡市として、おたふく風邪予防ワクチン定期接種化の早期実現を国に働きかけるとともに、現時点においては早急に助成を行うことが必要だと思いますが、どうお考えですか。
.盛岡市は、インフルエンザ予防ワクチンへの助成を増額しさらに助成対象年齢を18歳まで拡大するべきだと思いますが、どうお考えですか。
―― 立候補予定の皆さんの回答 ――――(50音順に紹介)
内舘 茂 氏(会社役員)
.私もその通りだと思います。
市民のみなさんの今のところの認識も低いと思います。そういう意味で定期接種化の早期実現を国に働きかけると同時に、助成を行うことを検討することが必要と考えます。
.私も3人の子どもを持ち、特に受験期には、自分の子、同級生の皆さんに非常に気を使ったことを覚えています。前向きに検討することが必要と考えます。
谷藤 裕明 氏(現盛岡市長)
.現在、国では、おたふく風邪予防ワクチンの定期接種化の検討が進められているとともに、より高い安全性が期待される新たなワクチン(※)の開発が進められていることから、市といたしましては、国の動向を注視してまいりたいと考えております。なお、早期の定期接種化につきましては、全国市長会を通じて国に対して要望しているところであり、引き続き機会をとらえて国に対して要望していまいります。
※MMRワクチン(おたふくかぜ・麻しん・風しん混合ワクチン)
.市では、これまで小学生までのお子さんを対象としてインフルエンザ予防接種料金の一部を助成してまいりましたが、平成31年度からは対象を中学生まで拡大するとともに、助成額を1回につき1,000円から2,000円に引き上げ、集団生活を送る子どもの重症化及び感染拡大の予防、子育て世代の負担軽減を図ることとしております。
さらなる助成額の増額及び対象の拡大につきましては、毎年、インフルエンザの流行により学級閉鎖などの休業措置が行われている実態も踏まえ、感染拡大の抑制という観点から、引き続き検討してまいります。
福井 誠司 氏(自民党県議)
.MMRワクチン接種による無菌性髄膜炎等の副反応が問題となり定期接種は中止されており現在は任意接種の取り扱いとなっている。国において「厚生科学審議会」で有効性、安全性にかかる専門家による技術的な検討が行われており、さらに昨年9月には「ワクチンに関する小委員会」においても議論されたが、無菌性髄膜炎の発生頻度等について継続審議となりました。私自身は国における副反応に関し早急に技術的な検討を進めるよう求める。また盛岡市としての助成についても、副反応に関する検討結果を踏まえ判断し問題がなければ助成の検討を行い、さらに国に対し定期接種の対象となるよう要望をしていきます。
.インフルエンザ予防ワクチンへの助成は増額、そして助成対象の拡大もしたい。その財源を確保するため医療情報の共有化の仕組みを作り、二重投薬や重複検査の削減、高度な診療体制の確立、さらに医師・看護師の作業負担軽減に結びつけていきたい。
立候補予定者の回答、どうですか?
みなさん予防接種費用助成については肯定的に考えておられますね
ただ、おたふく風邪予防接種による無菌性髄膜炎の対策を待つという意見も。
日本小児科学会によると、ワクチンによる無菌性髄膜炎は減少しているとのことから新薬を待たずに定期接種化、接種費用助成に踏み切っていただきたいですね。
もう一つ、接種費用助成実施のための予算をどうするか…です。
医療体制の改善は重要な課題ですが、そこから接種費用助成の予算をねん出するより、緊急に予算措置をしていただきたいですよね。
私たちは現在予防接種費用助成の署名に取り組んでいます。
5月末まで署名を広げ、6月の盛岡市議会には請願に添えて提出す予定です。