ヤマギシズム・ルネッサンス

現代のヤマギシズムがかかえる問題を多方面から考えていきたい。

コップ

2008-09-16 09:41:29 | Weblog
研鑽学校の定番テーマ
「ここに在るコップと、今あなたの見ているコップは同じ物ですか?」
事実と観念についてのテーマで、コップであったり湯呑茶碗であったり、いろいろです。
このテーマにはいくつかの大事なことが省略されています。
* テーマの提出者(係りの人)は「ここに何かが在る」ことが、なぜ認識できたのか。
* それを「コップ」と、なぜ言えるのか。

私達は、自分勝手に「認識としての世界」を構成できるのか。
つまり、私達の観念は世界と切り離されて生成できるのでしょうか。
「それは、観念の問題です」と簡単に切り捨てる「あなた」へ

さまよえるオランダ人

2008-09-03 09:34:43 | Weblog
三十数年前、当時中央試験場と呼ばれていた伊賀の春日山に、フリップさんという50歳くらいのオランダ人が出入していました。
三ヶ月ほど滞在すると、フッと居なくなり、何ヶ月かするとまた現れ、三ヶ月程居てまた何処かに行くといった具合です。
2次大戦でオランダがドイツに占領されたとき、奥さんがナチに連れ去られ、終戦時に共産圏の国に置き去りにされたまま行方不明となり、その奥さんを捜して、世界中をさまよっていると言ううわさでした。
そのころの春日山は、彼のようななんとも不思議な人達が数人、現れたり消えたりしてもなんの違和感もない、来る人は拒まず去る人は追わずと言った雰囲気でした。