村

　ヤマギシが、三重県伊賀市伊賀町の通称"春日山"に「中央試験場」を作ったとき、京都と和歌山の、農業に従事していた出身者が比較的多かったようです。
　ある意味では、３０数年前の「クーデター」は、このことも大きく影響している可能性があります。
　地縁血縁は意識の底の底に流れ、「無所有」やら「零位」を声高に標榜するヤマギシでは、水面に浮いきにくく、それは無意識の大きな流れとして脈々と続いています。そして所々に大きな澱みを作ります。
　日々の生活の中で、時折り沈殿物が浮いてくる時があり、日本の農村が醸してきた臭いが漂ってきます。たぶん当人達は気が付きません。
　これは、彼らの言う「Ｚ革命」にとって、絶望の臭いです。

拡大

ヤマギシは、思想集団の例に漏れず、自らの考えを広める宿命を負っています。
それも、急速に広める「急拡」なるものを標榜しています。
これは既成の運動の概念にまるごと取り込まれているのでは？
「数」は「力」である。と言う信仰から抜け出せないのでは？
「大きいことは良いことだ」と言う単純さ！
ヤマギシの多くの中心的メンバー（？）は、７０年代の学生運動の中で、この事の限界を思い知ったはずなのに
結局、自己中心の懲りない面々みたいな・・・・・・・・・

意志の固さ

ヤマギシで無いほうが望ましいもの。
　　　①　固い意志？
　　　　　②　正当性？
　　　　　　　③　支配欲（当然無意識も）？
　　　　　　　　　④　経歴・経験？
　　　　　　　　　　　⑤　"ほんとう"のイズム？
　　　　　　　　　　　　　⑥　みせかけの無所有？
　　　　　　　　　　　　　　　⑦　研鑽ごっこ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　⑧　客向けのひきつった笑顔？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑨　お節介？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑪　etc・・・etc？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑫　・・・・・・・・・・？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⑬　銀行預金？
　　　　　⑭　係になりたがる人（当然無意識も）!!
　　　　　　　　付録1・・・・・・・・・・金儲けのうまい人!!　
　　　　　　　　付録2・・・・・・・・・・旗振りの好きな人!!
　　　　　おことわり・・重複する部分はごめんなさい!

懸命

ある時期、ヤマギシのなかに「オールメンバー」なる者が出現したそうです。
ヤマギシが言うところの「Ｚ革命運動」に命をかけて取り組む人達だそうです。
”信じるところ我行かん””○○の為に命をかけて”など、高揚感のなかに悲壮感が満ちて、ある種の人達は腹でも切りかねませんね。
60余年前特攻隊で死んでいった当時の若者や。現代のイスラム原理主義で、自爆テロリストと呼ばれる人々。オウム真理教の狂信的なメンバー。枚挙にいとまがありません。
「あらゆることに、とらわれない」の「あらゆること」のなかに「命」も含まれるのでしょうが、「とらわれない」と「命をかける」はまったく違うような気もします。
頑張った「Ｚ革命運動」など成就してほしくもないし、成就するはずもありません。
もし、いまだに「オールメンバー」なる人々がヤマギシに存在しているとしたら、それはヤマギシ特有の「あそび」なのでしょう。
出来たら「もっと楽しく遊ぶ」ことを考えたらどうでしょう。