ヤマギシズム・ルネッサンス

現代のヤマギシズムがかかえる問題を多方面から考えていきたい。

拡大 2

2008-07-23 10:50:06 | Weblog
「”一体”だったら、なんだと言うんだ!」
「無所有なんか関係ない!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
これは、ヤマギシが対峙しなければならない最大の問題です。
これを避けるとヤマギシズムはたんなる”好み”の問題になります。
多分この問題は、理屈や理論では解決しないでしょう。

具体例のひとつ
 「金の要らない村びとになるためには、まず金が必要です」

拡大

2008-07-17 09:06:11 | Weblog
一般的に、思想団体なり運動団体の勢力拡大を考えてみると、その団体に同調する人数の獲得を基本とし、つまりは自己の”範囲”を拡げるわけです。
ここで、固定した自己と言ったものが考えられない場合、勢力拡大はまったく違った様相をみせるのでは、などと考えるわけです。
ヤマギシが思想団体・運動団体として、意識するしないにかかわらず持っている”範囲”を解体したとき、ヤマギシが言う意味での”拡大”が可能になるのではないでしょうか。
参画を希望する人達に”ある覚悟”を要求する”こころね”も範囲の発現のひとつかな・・・・・・・・・・。違ったかな・・・・・・・・・・・・・・・。

帰属

2008-07-12 09:44:04 | Weblog
人は自分が何か(何処か)に属していると思うと、精神的に安定するようです。
家・サークル・地域・会社(職場)・故郷・民族・国・・・・・・・・
ここに、「属している私と属していない貴方」あるいは「属している貴方と属していない私」また「属している私と属している貴方」「属していない私と属していない貴方」等の関係が発生します。
山岸会の天皇と言われたIさんから、何十年前かの研鑽学校で「ヤマギシに入ってほんとうに良かったと思う」といったようなことを聞いたような・・・・・・、たぶん彼は、今でも良かったと思っていると想像します。
ほとんどのメンバーが無意識のうちに、「ヤマギシ」と「ヤマギシでないもの」を区別し、ヤマギシを”良し”とする精神を鍛えたことでしょう。
その精神そのものを振り返るには、もっとも遠い地点で。

権力3

2008-07-05 15:03:03 | Weblog
ものごとが自分の思いどうりにいかない時。
① 泣きわめく(幼児に多い、同情を誘う泣き方もある)
② いらいらする、怒り狂う(一般的)
③ 手段を選ばず無理やり思いどうりにする(暴力団タイプ)
④ 思いどうりにいくような制度・きまりを作る(自民党の得意手)
⑤ まわりの雰囲気をもりあげ思いどうりの方向に誘導する(マスメディアの常套手段)
⑥ しつこく実現する方法をさがす(経済社会常識)
⑦ あきらめる(普通すぎる!)
⑧ 自分の思いを考え直してみる(ヤマギシ的?)
⑨ 上記のいくつかか、⑦⑧以外の全てを用い自分の思いどうりにする(・・・・・・)
注 ⑨の場合決して周りのことに気を執られてはいけません
権力臭が強い人をよくよく観察して下記まで御報告ください。

きまり

2008-07-02 17:21:01 | Weblog
ヤマギシでは、固定的な「きまり」といったものは無いのをタテマエにしています。
「私意尊重公意行」「まかし、まかされる」「適材適所」「・・・・・・」「・・・・・・」
日々の生活の流れのなかで、意識の底に固定化され、侵すべからざるものになり、その状態があたり前になり、なんの不思議も無くなった時。「きまり」に基ずいて考え行動するようになります。
固定的な「きまり」は無いことを、意識し続けるのはけっこう大変で、「きまり」にしてしまうほうが楽なのです。
「きまり」にしていることすら、「とらわれない」などと開き直ったりして。
長い時間をかけて「その状態」を育てたメンバーとヤマギシ二世は特に。