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落書き帳(旧「皇居の落書き」)

皇室評論家に騙されるな

秋篠宮と共に沈む平成

2024-10-24 20:23:19 | 皇室の話(3)
令和6年10月22日に「にっちもさっちもいかない皇室典範論議」という記事を書いた。

平成の時代の問題を蒸し返すような感じになるのもどうかということで、逡巡していたが、以下のようなサイトもある。

ブログ「ドリンク片手にちょっとひといき
同ブログの「皇室関係」一覧

書いてあることが全て正しいかは、筆者の記事と同様、何とも言えないけれども、同じように観察し、感じている人は結構いるのだろう。

であれば、筆者のブログは数人しか読む人もいないし、筆者があまり気にするのも自意識過剰なようなであり、おかしいかもしれない。


「選択」2024年10月号の「皇室の風」という岩井克己氏の連載の「悠仁親王に救われて」と題する記事に、以下の記載がある。
-----引用開始-----
平成十六年(二〇〇四)五月、皇太子(現天皇)による「人格否定」発言は、皇太子妃(現皇后)にこれ以上「世継ぎ」を願うことを各方面に遠慮・断念せざるをえない方向を決定づけた。天皇(現上皇)の前立線がん再発もあり、皇位継承の安定的確保のため女性・女系天皇も容認して、「万世一系」と称揚されてきた「皇統」観を根底から覆す改正を試みた。
 しかし反対の声が澎湃と広がり、皇室が国論分裂を招きかねない事態に。天皇(現上皇)の心痛は募り、皇太子(現天皇)からも戸惑いが示されたが、勢いは止まらなかった。自民党が党議拘束をかける数日前、秋篠宮紀子妃の懐妊が報じられ、ようやく上程見送りとなった。
 筆者も前年夏頃から紀子妃が愛育病院に体調管理のため通うなどの動きは聞いていたが、これほど劇的な展開は想定外だった。
 そして平成十八年(二〇〇六)九月六日の誕生。北海道で行事に臨んでいた天皇(現上皇)が、出席者からの祝福に「どうもありがとう」と述べた際の、心から安堵し、万感を込めた声は記憶に鮮明だ。
 もし紀子妃懐妊の報があと数日遅ければ、典範改正は実現しても正統性をめぐる争論も深刻化の一途をたどっただろう。
-----引用終了-----

いかにも平成時代の千代田派らしい論法なのだが、論客として、最近の秋篠宮派とは格が違うなと感じる。
いずれ、愛子皇太子の可能性が完全につぶれることとなれば、この論法がメインの考え方となって、秋篠宮家の功績、悠仁親王殿下の正統性の強調が徹底的に図られることとなるのだろう。
そして、その反面、天皇御一家は貶められることとなる。

天皇御一家を守りたい方々は、警戒しておいた方がいい。

上記引用個所について言えば、平成16年の当時の皇太子殿下の「人格否定」発言から経緯を説き起こし、当時の皇太子殿下・皇太子妃殿下に問題があったので天皇(現上皇)が苦しむこととなり紀子妃殿下が懐妊によって救ったというストーリーになっているのだが、そもそも、当時の皇太子殿下の「人格否定」発言には、やむにやまれぬ事情があったはずである。
その事情は具体的には明らかにされていないし、今後も明らかにされることはないであろうが、平成15年の当時の湯浅宮内庁長官の第3子発言という、かなり異例の事態があったことは無視できないのではないか。

また、平成17年頃の「女性・女系天皇」の議論につき、「しかし反対の声が澎湃と広がり、皇室が国論分裂を招きかねない事態に。天皇(現上皇)の心痛は募り」などと言っているが、岩井克己氏は、当時「反対の声」を挙げている一人だったはずである。
自分自身、当時、「天皇(現上皇)の心痛」を募らせた側であったはずなのに、よくこういう風に書けるなと思う。

これも、当時のことをよく知っている人が少なくなってきたから可能なのだろうか。

ただ、年月の経過というものは、いろいろな効果をもたらすものであり、平成時代の天皇皇后両陛下の聖性というものは、急速に低下しつつあるように感じる。

その要因としては、隠居されたということもあると思うのだが、あれほど重んじていた秋篠宮家の駄目さ加減が、ウンザリするほど明らかになってきたということも大きいのではないか。

秋篠宮邸改修費の50億超というのは、かなり痛い。

どこが「国民と共に」なのか。

美しかった物語が、すべて嘘くさくなってくる。

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