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落書き帳(旧「皇居の落書き」)

皇室評論家に騙されるな

竹田恒泰は頭が悪いのではないか

2025-06-11 21:32:40 | 皇室の話(3)
令和7年6月11日09:43、産経新聞のサイトに「夫婦別姓「賛成する人たちは、ほぼ例外なく女性天皇、女系天皇を主張する」竹田恒泰氏 ごまかしの選択的夫婦別姓議論」と題する記事が掲載されている。

今回の記事は、
-----引用開始-----
作家の竹田恒泰氏は10日の衆院法務委員会に参考人として出席し、選択的夫婦別姓について「日本の1億2千万人が家族としての一体感をどんどん失っていく。払うべき代償があまりにも大きい」と述べ、改めて否定的な見解を示した。参政党の吉川里奈氏の質問に答えた。
-----引用終了-----
とのことで、竹田恒泰氏の答えについて紹介されているが、記事のタイトルの基になっているのは、以下の答えである。

-----引用開始-----
竹田氏は「選択的夫婦別姓に賛成する方たちは、ほぼ例外なく女性天皇、女系天皇を主張する」と述べた。「皇室で選択的夫婦別姓が具体的に選択されたらどうなるのか。また、LGBTにしても、とことん尊重するということになれば、女性なのに『私は内面が男だ』という公族が誕生した時に、皇位継承権はどうなるのか。いろいろなことがある。皇室に選択的夫婦別姓やLGBTなどを持ち込んでいけば、混乱する。そういう意図があって言っているかは分からないが」と語った。
-----引用終了------

え?

筆者は、皇位継承資格につき、女性・女系拡大支持の立場だけれども、選択的夫婦別姓の問題についてはあまり関心がない。

そのため、よく分からないのだが、選択的夫婦別姓ということから、女性天皇、女系天皇の主張につながるということがあり得るのだろうか。


皇位継承資格につき、女性・女系拡大となれば、女性皇族と結婚した民間男性は皇族となり、姓を失う。生まれてきた子は生まれながらの皇族で姓を持たない。

姓がないという点で夫婦は同じとなるのであって、夫婦別姓とはむしろ逆なのではないか。

筆者がかねてより不思議であったのは、自民党などのいわゆる保守派は、女性皇族の身分の問題につき、女系天皇への警戒から、配偶者となる男性と子には皇族としての身分を付与せず、要するに姓を保持したままとするという主張なのではないか。
要するに、皇室内における夫婦別姓(夫は姓あり、婦は姓なし)である。
それであるのに、自民党などのいわゆる保守派は、選択的夫婦別姓には反対のようであり、考え方が一貫していない。

この保守派の考え方のあべこべさ加減に気づくことなく、「選択的夫婦別姓に賛成する方たちは、ほぼ例外なく女性天皇、女系天皇を主張する」とはどういうことなのだろう。

実際に、そういう主張をしている者がいるのだろうか。

しかし、女性天皇、女系天皇の主張というのは、配偶者である男性を皇族として姓を失わせるということなのであって、少なくとも夫婦別姓とは逆である。

竹田氏は「皇室に選択的夫婦別姓やLGBTなどを持ち込んでいけば、混乱する。」などと言っているが、皇室に夫婦別姓を持ち込もうとしているのは保守派の方であろう。

こんなでたらめな話を法務委員会でしゃべっていいのだろうか。

頭が悪いのではないか。

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