カラフルな歌♪

登山、音楽、着物

エピソード2

2011-06-06 03:42:31 | 東日本大震災
現地で印象深かった出来事や話を少しずつ。


☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

ガレキの片付けに行くとお家の方と

「震災当日はどこにいたんですか?」という話になります。

そのほとんどの人が“九死に一生を得た”という話ばかり。

車で逃げたけど津波に巻き込まれ、何とか窓から脱出。

たまたま、電柱があったからそこにつかまってとか

たまたま、木があったからそこにつかまってとか。


そこで初めて知ったんですが、

3月11日の地震で津波に巻き込まれた方の多くが凍死されたそうです。

何かにつかまって、漂流しながら助けを待ってる間にどんどん体温を奪われて。

よく考えたら東北の3月。まだまだ寒いですよね。

季節がもう少し後だったら・・・。

考えてもしょうがない事かもしれないけど、

もっと多くの命が助かっていたのかもしれないと思うと

くやしい気持ちでいっぱいになりました。

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

現地はこっちと比べ物にならないくらい大きい余震が頻繁にありました。

作業をしていても。夜中でも。余震で体が固まる事がしばしば。


作業時、まず始めに津波が来た時の避難経路の確保をします。

前回の地震で建物がかなり倒壊してしまっているので、

津波が来たらそのスピードはものすごい速さだろうと。

被災された方達から逃げ方を教わりました。

田んぼみたいな所は津波のスピードが早く

あっと言う間に飲み込まれてしまうので、

津波を背に建物が立ってる路地、路地に逃げ込んで高い所をめざす。

もし、間に合わないようなら民家に逃げ込んで2階に駆け上がる。


一番、緊張したのは床下の泥かき(津波が引いた後に床下に

泥だけが残ってしまい、その泥をかき出す作業)の時。

この作業は床下でほふく前進の状態で作業するので、

もし、地震や津波がきたら逃げ遅れる可能性が大きいからです。


こちらでもそうですが、現地でも

「近い内にまた大きい地震が来る」という噂がありました。

だから、常に緊張感が抜けず、気を張っている状態で。

その疲れといったら相当なものでした。

でも、あたし達には帰る場所があるからいいです。

そこに住んでる人達は、常にその緊張感の中で生活しなければならない。

どんなに疲労がたまってるか・・・容易に想像がつきました。

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆



人気ブログランキングへポチッとお願いします★☆★


最新の画像もっと見る