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登山、音楽、着物

登山を始めたワケ2

2010-02-05 14:53:56 | 登山を始めたワケ
そんなこんなでBC(バックカントリー)を選びましたが、

BCは知識がないと本当に命の危険をともなうので参加する時はいつもツアー。


そして、忘れもしない人生初のBCデビューの日

・・・色んな事を思い知らされます
 


まず、ツアーなのでスキー、ボードが混在してる訳で。

その中で当たり前に男女がいます。


スキー男子、スキー女子、ボード男子、ボード女子。

この中で一番しんどいのが・・・ボード女子なのです。


男女の体力の差はどうしてもあります。


ハイクをする時、スキーヤーはシールを付けて板を履いたまま上がって行きます。

ボーダーはザックにボードをくくり付けて、スノーシューで上がって行きます。


点に見えるのがあたし(写真、左)。

遅れ始めたあたしをスキーヤーの女子ガイドさんがスノーシューで一緒に上がってくれました(写真、右)。
 


しかし、自分のボードが重いのなんのって!!

基本的に体育会系だし、体力にはものすごい自信があったんですが・・・全然ダメでした


初めてのスノーシューにも手こずりました。

傾斜がある所はずりずり滑るし、疲れてくると蹴りこむ力もなくさらにずりずり


途中で完全にみんなに置いてかれた図。

自分の体力のなさにかなり凹み、涙が出るほどくやしかった

この日はタイムアップであたしだけ、途中からの滑走になりました。


またある時は。

上がったら上がったで傾斜がハンパなく、メチャ怖い
 


ゲレンデでは上級者コースを滑ったり、ボードでもモーグルバーンに入ってったり、

ある程度の斜度は滑ってきたつもりだったんですが・・・そういうレベルではない・・・。


せっかくハイクして上がったのに、上の方は木の葉で降りてくるというありえないカッコ悪さ(笑)。

何の為にハイクしたんだか。自分の滑りがあまりにレベルが低く、さらに凹む


そして、ある時は。

一緒のツアーに参加してたボードの男性。

あたしの3人くらい前を滑ってたんですが、滑走中に沢に転落。

意識混濁、流血、寒さ、震えでヘリで病院に搬送されました。

命に別状はなかったそうですが顔の骨が折れ、何回も手術したと後で聞きました。

その時の恐怖と何も力になれなかった自分の無力さとBCとは・・・と深く考えさせられた出来事でした。


新しい世界に踏み出したシーズンが終わり、あたしがまず最初に思った事は

「とにかく、体力をつけよう!!」

そして、シーズンオフの体力作りに選んだのが“登山”だったのです。


そこからはもう、登山が楽しくて楽しくて。のめりこんでゆきました。

ボードみたいに度胸がなくても大丈夫だし(笑)、根性があれば絶対に登れる。


登山を始めて3ヶ月。

自分の車をフェリーに乗せて、テント背負って北海道の山々にも挑戦しました。

もうすぐ雪が降る季節で今、考えればずいぶん無謀で

トムラウシで痛い目にもあったんですが本当に良い経験になりました。



何か、自分の性格が登山に合ってるんですね。

コツコツ積み上げてくあの感じ。素晴らしい景色も待ってるし。

ボード用品もそのまま使える。(難点に重さがありますが。

ボードのウエアはファッション性は高いけど、

重さは考えられてない。・・・しかし、オシャレ。・・・でも、高い。)


そんな工程を経て、今は登山に夢中です

これから先もずっと続けて行けるスポーツだから、

今の内から登山に出会えて良かったなと心底、思います



(ボードはお金がなくてお休みしてるんですが、再開したいなぁ。

もう、感覚とか忘れちゃってるかな。

もしかしたら、リフトからも降りられなかったりして(笑)。

・・・ありえる)



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登山を始めたワケ1

2010-02-02 20:05:19 | 登山を始めたワケ
突然ですが、今日は「登山を始めたワケ」などを書いてみようかと思います!


みなさんはどういうきっかけで山を始めたんですかね?

人のきっかけって、ちょっと興味ありますよね(笑)。


あたしは最初から登山に興味があって、山に登り始めたワケ・・・ではありません。

あたしの最初は・・・ボード(スノーボード)です。


とにかくボード命!!!というくらいにスノーボードが大好きで、

木曜日は帰ったらマイボードにホットワックスをかけ、

金曜日は帰ったら少し仮眠して夜中に集合。


自ら運転して、長野 or 新潟へ。


そして、ゲレンデに着いたらOPENから滑り始め、

昼ご飯は40分くらいで終わらして、CLOSEまで。

午前、午後ともに休憩ナシという何とも体育会系なボードでした(笑)。


空から舞い落ちてくる雪が大好きで、雪を踏みしめる音が大好きで、

キーンと張った冷たい空気も大好きで、いつも心が洗われるような気がした。


時々、誰もいない所に出ると雪がシンシンと積もるような音に耳を傾けてた。

そんな生活を何年続けたんだろう?


普通に滑れるようになると、人は何か新しい事に挑戦したくなるんですね。

友達の中には飛び系に行く子もいたし、グラトリに熱中する子もいました。


しかし、あたしはちょっとゲレンデ脇の林の中に入ってって、

ゆっくりながらもコースを考えて木々の間を滑ったりする事が最高に楽しかったのです


・・・ってか、「飛ぶ」とかそんな勇気ないし、そもそも、ほら、危ないぢゃん!!

脳震とうを起こした若者、多数拝見


そして、自分。

遊びでパークに入り、バランスを崩して鉄の角っちょに全体重をかけ右肩から落下


その結果。

右肩の靭帯断裂 → スポーツ外科通い → とにかくインナーマッスルを鍛えろ

ゴムチューブを渡される → 地味。地味の一言。インナーマッスル鍛えるのって何であんな地味なの? 

→ あまりの地味さが嫌でゴムチューブ放棄


おかげでボーリングが出来なくなりました(利き手のため)。

後、右肩に重い荷物を持つ事が出来ない。


あたしはボードを仕事にしてる訳ではないので、

「遊びでケガをしてはいかん!!」とその時に心から思いました


その後、テーピングやらサポーターやらをして

肩をガッチガチに固め、ボードはすぐ再開。


グラトリはちょっと練習してた時期もあるんですが、

熱中すると足元ばかり見て景色を全然見てない自分がいた。


出来ない自分がもどかしいのとそんな事してるよりも

ビュンビュン最速のスピードで滑ってたかったのです。


そんなこんなであたしが選んだのは、バックカントリーの道でした。

2へ続く。



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