黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

「評価すること」と「認めること」

2007年07月11日 | はるの子育てコーチング日記
今回は娘が2歳4ヶ月のときのお話です。


私は2歳の娘を育てる上で「誉める」ということを意識していました。
子どもを否定するよりも、いいところをみつけて誉めてあげましょう、
という育児論に共感していたからだと思います。

ある日、保育園にお迎えにいったときに先生にいわれました。
「花ちゃん、今日もおまるでおしっこできましたよ。
遊んでいる途中とかだと、おまるイヤ!っていうときもありますけど、
『おまるでおしっこしてお母さんに誉めてもらおっか』
というとぱっと顔が変わって、おまるいく~って。
お母さんに誉めてもらうのが嬉しいんですね~」

先生としては、微笑ましい日常の一コマを報告して下さっただけだと思うのです。
私自身、できたことはちゃんと誉めてあげなければ!と、
連絡ノートを毎日チェックして
「今日はおまるでできたんだね~。えらいね~。がんばったね~」
と声をかけてあげるように心がけていたのですが、
そのときは何かが引っかかってしまったのです。
娘が私の顔色を窺っているように感じたからでしょうか。


その翌朝、娘が自分でズボンをはこうと頑張っていましたが
何度やってもうまくいきません。
そのうちに
「しっぱいした~~~。できないの~~~。ズボンはけない~~~
と癇癪をおこしてしまいました。

そこで、ふと
「失敗してもいいんだよ」
といってしまいました。

すると、泣いていた娘が泣きやみ、びっくりしたように顔をあげました
その顔をみて、私の思いはとまらなくなってしまいました。
「さっきから花が頑張っていたの、ちゃんとママみてたよ。
ママだってたくさん失敗するし、間違っちゃうときもあるよ。
失敗しない人なんていないよ。
失敗しても頑張ることが大事だよね。
ママみてるから、もう一回、頑張ってみよっか。」
そういうと、娘は
「うん!」
といって、もう一度ズボンにとりかかり、
見事1人ではくことができ、ふたりで喜びあいました。


『評価する』ことと『認める(承認する)』ことは違います。
私は、”誉める”ことを通じて、
いつの間にか『評価』していたのかもしれません。
だから、「失敗してもいいんだよ」といったとたん
娘は私にありのままの自分の姿を受け入れてもらえたと感じ、
『認められた』(承認された)と感じたのではないのかと思います。

娘の顔色がぱっと変わった瞬間、
娘と気持ちが通い合ったような気がしました


きちんと向き合うことって大事

2007年07月09日 | はるの子育てコーチング日記
昨日の夜、家族でくつろいでいたら、
急に風が泣き出した。

ん?どうした?

何やら遊んでいて、痛い思いをしたらしい。

あらあら、何したの~?

と思いながら、抱き上げてよしよし。スキンシップ。

うんうん、痛いねぇ~。と受容と共感。

風は「いたいーーー、いたいーーー
と涙ぽろぽろ。
本当に、泣き虫さんなんだから・・・。

しばらくたっても泣きやまない風に、夫が
「こっちきてみ。」
と一言。
とたんに、
「なぁ、お前、ちゃんとみてやったん
と夫の声。

え・・・?

「あーあー、これは痛いなぁ・・・」
そばにいってのぞきこんでみると、
水いぼになっていたところをひっかいてしまったらしく、
かさぶた部分がポロッととれて血が出ている。



私ったら口先ばっかりで受容と共感したつもりになっていて、
全然風のことみてあげてなかった・・・。
きちんと「受けとめてあげる」っていうことは、
目も心もちちんと向けてあげてこそ。

風はバンドエイドを貼ってあげると気が済んだのか、
泣き疲れて私の膝で眠ってしまった。

別にね、バンドエイドを貼ったからって、
痛みがなくなるとか、傷がすぐ治るとかじゃないと思う。
きちんと心配してくれて、手当をしてくれたその安心感かな?

そう思うと、小さな出来事だけどよけいに申し訳なく思う。
風、ごめんね



第2回神戸セミナー無事終了~♪

2007年07月09日 | はるの子育てコーチング日記
昨日、無事第2回の神戸セミナーを終えることができました。
早速参加者の方からのコメントも届き始めていて、励みになります

今回も、子育てはもちろん夫婦二人で
パパ、ウェルカ~ムなセミナーだったのですが、
5人のパパがご参加くださいました。
これって、純粋に嬉しいです。
そして、参加されているパパが真剣に育児に向き合おうという姿勢が伝わってきて、
こういうセミナーに一緒に参加して下さるご主人がいるだけで、
子育ての悩みは半減するだろうな~と思った次第です。

丸々3時間のセミナー。
参加される方も大変だろうな~と思うのですが、
終わった頃には、ちょっと肩がほぐれるような、
心の荷物をちょっと下ろしたような気持になっていただければな~と
いつも思っています。

そして、今回は都合がつかず参加できなかった方も、
また次に参加すればいいや!
何かのときにはダブルスがあるや!
というようなそんな安心感のある場所を提供できればと思っています。

さぁて、次は10月です。
何をしよっかな~。
お楽しみに

子育てコーチング☆神戸セミナー「子育てコーチングでニコニコ家族♪」

2007年07月08日 | セミナーの感想
ワーク「もう一度自分を見つめなおそう!私たちこんな親になりたかった」感想

アンケート結果 満足度100%

自分の考えを整理する機会となった点が良かったです。

カードを選んでいくのが楽しかったです。

カードを使って自分の本質がわかりました。

自分の現状を見つめなおす時間になりました。

カードがとても参考になりました。
 自分で書いたプレゼントカードありがとうございます。

そう、私もこんな親になりたかったと思っていたはず。
 忘れていた気持ちを思い出させていただきました。



セミナー全体の感想

いろいろな人の話を聞けて楽しかったです。

参加者の方も、コーチの方もとても話しやすい方ばかりで、
 楽しく、居心地よかったです。

とても楽しい半日でした。

託児があったことで、迷いなく夫婦そろっての参加を決めることができました。

自分がどういう親になりたいか明確になって、
 これからのどういう家族になりたいのかという方向性の整理ができました。

本を読むだけではわからないことが実践できて、
 楽しいあっという間の3時間でした。

子育てコーチングが、どのようなものか少しわかった気がします。

初対面の人とも子育てというキーワードを通して、
 こんなにも話ができるとは思いませんでした。参加して本当によかったです。

気持ちよい空間でした。

どれも、勉強になり、刺激になりました。

『子育てコーチングでニコニコ家族♪』”なりたいママ&パパをみつけよう!”

2007年07月06日 | セミナー情報
もう今週末に迫ってきましたが、今頃お知らせです
4月に引き続いて、またまた神戸でダブルスのセミナーを行います♪



『子育てコーチングでニコニコ家族♪』

”なりたいママ&パパをみつけよう!”



日時:2007年7月8日(日)13時半~16時半


場所:神戸生活創造センター 6F 講座・研修室

    〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1-1-3

    神戸クリスタルタワー

    TEL 078-360-8530

    JR 神戸駅 徒歩3分

    神戸高速鉄道 高速神戸駅 徒歩7分

    神戸市営地下鉄 ハーバーランド駅 徒歩3分


参加費:おひとり 2000円

     ペア料金 2人で3000円

     (ご夫婦・お友達同士など2人でお申し込みの場合)


定員:50名


内容:

第1部 レクチャー 川井コーチ(タオさん) 

「今日から怒らないママになれる本」著者

『子育てで、いちばん大切なことって何?』



第2部 ワークショップ 黒田コーチ

『もう一度自分を見つめなおそう!私たち、こんな親になりたかった」



第3部 コーチングセッション体験 花房コーチ

『本物の「コーチング」を体験してみましょう!!』




★託児スペースあり


セミナー参加お申し込みはこちらからどうぞ。



第1回のセミナー(4月)が終わってから、
ダブルス神戸チームで反省会&次回のセミナーの打ち合わせを重ねてきました。
その中で話題にのぼったのが、
子育てしていて「こんなはずじゃなかった」ってことが多いよね?ということや、
「こんな親にならなければ!」というしがらみが多いんじゃないか?ってこと。

テレビや本・雑誌などでみかけるダメ親特集。
はたまたその逆、こんなに素敵なお母さん、こうあるべきお父さん特集。

なんだかそんなものに振り回されてない?
本当に自分がこうありたい姿って本当にそうだった?

よし!今回のテーマはこれっ☆とあいなりました。

セミナーが終わった後には、
参加された皆さんの表情が知らず知らずゆるんでいるような
そんな温かい場所にできればと思っています

予想外の展開

2007年07月05日 | プロフィール
子どもを授かったのは嬉しかった。

ずっと待ち望んでいて、
子どもを授かれないのなら代わりに犬でも買おうかと
ペット可のマンションを購入を決めたとたんの出来事でした。


その頃の私たち夫婦は、
結婚したら、子どもがいて当たり前。
どこかそんな概念に取りつかれていて、
見えないプレッシャーに押しつぶされそうで、
ただ、子どもが欲しいと望むばかりで、
子どもができたら自分たちの生活がどう変わるか、
わかっているようでいなかったのだと、
今となってはよくわかります。

我が家の場合、夫も不規則な勤務だったので、
やはり子どもを連れて仕事を続けるのには限界があり、
育休後復職したものの、その後退職することになってしまいました。

子どもがいるから、役職を外されたり、
子どもがいるから、残業できなかったり、
子どもがいるから、仕事の範囲が狭まったり・・・。

子どもを産んでも自分は自分。
私が私であることに変わりはないと思っていたのに、
実際には、そうでないことを痛感しました。

あんなに子どもを望んでいたのに、
我が子はこんなに可愛いと思えるのに・・・。
こんなはずじゃなかった・・・そう思ってしまう自分も悲しかった。

私ってなんなの?と悶々とする日々でした。

そんな中でも、
仕事に生かすつもりだったコーチングの知識は、
娘が2歳になって、ある程度言葉のやりとりができるようになると、
意外と使えることがわかってきて、
せっかくだから、子育てにもコーチングを使っちゃおう♪
と、娘に向き合う日々。


そんなときに、友達から声をかけてもらった
子育てコーチングくらぶダブルスの大阪セミナー。

これが大きな転機となりました。



同じように子育てに悩むお母さんに少しでも楽になってもらいたい
そのお手伝いがしたい
そんな思いがあふれてきて、

そうして、私はダブルスの一員になりました。



その後、息子も授かり、ふたりの子どもを相手に、
日々奮闘、日々コーチングの毎日を送っています。

そんな私の日常をこちらのブログでご紹介していこうと思います。

コーチングをはじめてから

2007年07月04日 | プロフィール
コーチングというものを知ってから1年。
夫の理解も得られ、自分自身にも踏ん切りがついて、
コーチングの勉強が始まりました。

coach21のCTPのクラスは電話会議システムを使って、
20名ほどの人が一度に授業を受けます。

本当にそんなことができるの?と半信半疑でしたが、
やってみると慣れるもんです(笑)

週2回コンスタントにクラスを取っていき、
たまには宿題に四苦八苦しながらも、
順調に勉強はすすんで行きました。

そして、早速当初の目的通り、
部下の育成にもコーチングを取り入れることにしました。

今までだったら、
「これやっといて。」と指示していたところを、
「これこれこういうことをしたいと思うんだけど、どうすればいいと思う?」
と問いかけに変えるだけで、
部下からやる気を感じるようにもなりました。

また月に1回、部下との面談の時間にコーチングの要素を取り入れてみると、
ポイントポイントで声をかけるだけで、
ある程度のことを任せられるようになってきて、
やっぱりコーチングって有効かも!というのを実感する日々。

当初懸念していた電話でのクラスの受講も、
見方を変えてみれば、電話回線さえあればいいので、
出張先のホテルの部屋からでもクラスに参加することができ、
すごーい、こんなことができるんだ
まるで自分が近未来からきた宇宙人になったような気がしたものです。


そんな日が半年ほど続いたある日、
妊娠に気が付きました。

今思えば、これが子育てコーチングへの見えない第一歩でした。


コーチングをはじめるまで

2007年07月03日 | プロフィール
コーチングに出会ったものの、
いざ勉強を始めるまでにはかなりの時間がかかりました。

手帳にメモって帰って早速調べてみると、
でてきました、でてきました。
ほほぅ・・・。やっぱり、何かよさそうです。
でも、お値段が高いっ!!
そうやすやすと出せるお値段ではありませんでした。

おまけに、今でこそ「コーチング」といったら、
あぁ知ってるわとか、聞いたことあるわっていうリアクションをもらえ、
本屋にコーチングコーナーがあって、
コーチングセミナーもあちらこちらで開催されていますが、
当時はコーチングって何?
コーチってスポーツのコーチのこと?くらいの認識で、
まだ海のものとも山のものとも判別がつかない感じでした。

もしかして、高額な受講料だけ取られてだまされる?!
なんてことも本気で考えたりしていました。

今は気持が燃え上がっているけれど、
そのうち熱も冷めるかもしれないとか、
本当にやりたいことだったら、時間が経っても気持は変わらないはずとか、
色々考え続けて、ついには夫の前でプレゼンをしました。

私はどーしてもコーチングをやってみたい。
これを勉強すれば、
人材育成にも役立つし、
業績アップにも使えると思う。
これを仕事にしたら、年齢に関係なく仕事ができる。
今の会社に定年まで勤めるつもりはないから、
今の仕事に役立てつつ、将来の仕事のためにもなる。
将来子どもが生まれたら、きっと子どもを育てるのにも役に立つと思う。

デメリットとしては、
お金が高額なこと。
クラスを受講するのに、時間的な協力をしてもらわなければならないこと。

でも、どーしてもやりたい。
実はずっと心の中にあたためてきた。
もうこれだけ迷ってもやりたい気持ちが消えないのなら、
やっぱりやりたいのだと思う。
私のボーナス1回分、私の好きに使わせてください


そうして、coach21のCTPを受講することになったのでした。

最初にコーチングの記事をみてから、1年が経っていました。

コーチングとの出会い

2007年07月02日 | プロフィール
私とコーチングとの出会いは2000年の秋。

その頃の私は、某外食産業の店長をしていて、
多忙な毎日を送っていました。

元々、飲食の世界に入ったのは、
学生時代のアルバイトがきっかけ。
その時に”トレーナー”というポジションを与えられ、
上司に恵まれたこともあり、
人の強みをみつけ、それを伸ばしていき
共に喜ぶということにとても魅力を感じて、
同じような業界に飛び込んでしまったのです。

同期の中でも昇進は早い方で、店長をまかされるようになると、
1日24時間、365日、ずっと仕事から離れられないような状態。

昼食をとる時も、注文をしてからオーダーが来るまでの間にPCを開き、
オーダーがきてからは新聞や雑誌を読みながら情報収集をする。
そんな毎日でした。
(今思えば、何かを欲していたんだろうな~)


そんなときに、ある一つの記事が目にとまりました。

”コーチ”という職業を紹介するインタビュー記事。


なになに?

人の強みを生かして伸ばすコミュニケーションツール?
教えるのではなく、引き出す?


これっていいじゃない!!

キラリーン

そう、まさしく星が舞い降りた感じです。

その場で問い合わせ先などを手帳にメモったこともよく覚えています。

これが、私とコーチングの出会いでした。

はじめまして!

2007年07月01日 | ごあいさつ
はじめまして!
子育てコーチングをしているはると申します。
今日からこちらのブログに引っ越してきました。
ぼちぼちと過去の記事を整理したりしながら、
コーチングを使いながらのはるの日常をアップしていきたいと思います。