”2000/11月のお宝発見!
第28巻”ステレオ写真
アンティークおもしろ道具のページで紹介していた【ステレオスコープ】
(ステレオビューアー)で見る立体写真です。
左目で左の写真を、右目で右の写真をじっと見ていると
左右の写真が中央に寄ってきて、うまく重なれば立体的に見えます。
画像1
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Gems of Niagara (E&H.T.Anthony&Co.,New york.) 11.3×17.7cm 1870年代 |
画像1.
ナイアガラの吊り橋です、こういう構図は1枚でも立体的に見えやすいので、
江戸時代には、「覗き眼鏡」を用いた眼鏡絵や浮き絵とよばれた
浮世絵によく使われています。
どうしても絵が重ならないという人は、安い虫眼鏡を二つ買って来て下さい。
100円ショップでも売っています。
レンズの直径が6cm位のものが見やすいでしょう。
それぞれの虫眼鏡を両目に当てて、
顔をディスプレイに近づけて行きます、
左目で左、右目で右の写真の中央が見えるようにします。
焦点が合ったところで、
中央に重なった絵が立体的に見えるはずです。
目が慣れてくるとすぐに見えるようになります。
画像2
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Grand Procession April 10th 1871.in Commemoration of the Treaty of Peace between Germany and France (E&H.T.Anthony&Co.,New york.) 8.7×17.85cm 1870年代 |
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ニューヨークのブロードウェイのパレードを写したもの
写真をよく見ると、パレードの人々がボケています。
当時のカメラは、露光時間が長いので動いているものを撮るのが
難しかったのでしょう、建物の前にあった馬車が動き出したため、
馬車の半分が消えている写真もあります。
まだ、立体的に見えないと言う人は、
牛乳パックを半分に切って、セロハンテープで付け
双眼鏡の様なものを作り、虫眼鏡もセロハンテープで
取り付けます。これでステレオスコープの出来上がり
これでも見ることの出来ない人は、
次の日にでも、目医者さんに行った方が良いでしょう。
画像3
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向島の桜花 (MEIDE BY NAITO. TOKYO JAPAN) 9.3×17.3cm 1910年代 |
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向島の桜花と書かれています。左に見えるのが隅田川でしょう、
今は、コンクリートの護岸と上には首都高速6号線が走っている所の様です。
白黒写真に手彩色で色をつけたカラー写真です。
この他に、日比谷公園の鶴・浅草観音の本堂・上野國榛名湖ノ景とか色々
ありますが、日比谷公園の池に丹頂鶴がいるのにはオドロキです。.
画像4.
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A Japanese Tandem, Japan. (COPYRIGHT GRIFFITH&GRIFFITH) 8.9×17.8cm 大正時代? |
画像4.5は写真を印刷したものです。アメリカで販売されていたようで、
日本の風俗をアメリカ人の感覚で紹介している物が沢山あります。
画像4.A Japanese Tandem,(Tandem)とは、縦並びの2頭に引かれる馬車のこと。
そう言えば、そう見えますが・・・ 他にも、横浜の盆踊りの風景を、
Maturi festival. Music Stand and dancers in the Streets of Yokohama,Japan.
4人の若い舞子さんがお茶を飲みながらお菓子を食べている写真は、
Japanese Maidens Having a Jolly Tea Party
と題が付けてあります。
画像5. |
Youthful Mothers of Japan.(不明) 8.9×17.8cm 大正時代? |