あこがれは

あこがれは、切ないです。
ニヒル牛の人気作家、黒猫のポヲさんが話す、あこがれの風景は。
そして、それを形にした作品は。
薔薇と湖と美しい遊技、永遠にみつからない公園。
その隅にある、彼女自身の小さなアトリエ。
届かないあこがれを、きれいに強い、憧憬のままで見続ける、彼女の話す風景は、たまに私を泣きたい気持ちにさせます。

7月6日からニヒル牛2で始まる個展の片鱗を持ってポヲさん来店。
その前には、その次に展示が始まる切り絵作家モチメさんの、作品の始まりも見せてもらいました。
こちらもそのうち紹介出来ると思いますが、モチメさんは、あのすざまじい技術を持ったまま、さらに深く強く、自分の世界観をつきつめていっています。
オリジナルであるという事が、何よりも大事だという事。
そして、人の気持ちを揺さぶる作品とは、どういうものなのか。
7月には、このお二人が見せつけてくれると思います。

「無菌室が欲しいと、ほこりがたたない部屋が欲しいって、絶対にポヲさんも思っています」
モチメ談。
その辺は私には分かりませんが。

特賞があたりました

上石神井の本屋さんのスピードくじで。
私は一等の、キッチンハサミセットとかなら使えるなあと思ってました。
そしたら「わあ、おめでとうございます。特賞です!」
「このがじゅまるの植木をどうぞ!!」
う、植木に罪は無い。だけど・・。
「あ、この参加賞のボールペンでもいいんで・・」
「ああ、あんまりよくても困っちゃいますよね!でもはい、どうぞ」
「よくても・・そうですか・・」
お姉さんの笑顔に、いらないとは言えませんでした。
ふう・・。
植物は好きです。だけど育てる自信がない。
なんか精霊が宿るってかいてあるし。
私はくじはよく当たるのだけど、なにもここで、特賞をとらんでもー。
誰か精霊さんの木、いりませんか?

写真はニヒル牛2の新規の作家さんkawashinoさん。
ニヒル牛2では珍しい、少しカントリー調の作品です。
カントリー調なんだけど、少しづつ、王道から外れた風合いが面白いです。
旅に行きたい私の気持ちをお人形で表してみました。

がじゅまる、ニヒル牛2にそっと置いといたら、おかやんとかひろかが拾ってくれないかな・・。

ぐいぐいっと

昨日も、帰ってから早速、一番大きい塔を目指しました。
ジャンプ攻撃が上手くなったのよ、私。
そして今朝出かける前にも、黒い妖怪を3匹ばかり、倒しました。
くいっくいっと剣を振ってね。
「あれ、あるさん寝不足?」常連さんに心配され。
「いや、あの、Wiiを買ったので、ちっとゼルダを・・」
「だめじゃん!!」
はい。だめっす。

ニヒル牛の新しい作家さん。箱No206の岩崎博さん。
豆本「ふくろう」と「ねこ」は、版画です。
500円玉と比べていただければ大きさも分かっていただけるかと!!
ふくろうが気持ちいい緑の中にいて、なんだか今日みたいな日にはぴったりな気がします。
・・朝までゲームやる私と違って・・。

こんな所に

ああ、すごく素敵なシール。
可愛い。可愛い。
ゴリラもカバも、みんな好きだ。
このスペースのシールは、ニヒル牛2のちっちゃな常連さん、2才のHちゃんが発見しました。
お母さんに買ってもらった、Hちゃんのそれを見て、可愛い!どこの?と他の人も買って、それを見たまた別のお客さんが購入して、そしてその次も!
連鎖に売れていきました。
この場所は『さくら美術工房』さんという、福祉施設の方が借りて下さっている箱で、数人の作家さんの作品が入っています。
私達をきゅんとさせたこのシール、後ろに作家さんのプロフィールが載っていました。
“雄二　昭和24年　下町生まれ　浅草　上野　映画　野球　川が好きです。好きなはいゆうさんは高倉健さんがすきです”
雄二さんかあ。原画を見てみたいと熱望。
他の作家さんの作品も、すごくすごく素敵なので、ぜひ御覧になって下さい。

時計っ!

「おお、かっこいい」と。
「これは、すごく面白いわ」と。
昨日今日と、ニヒル牛にいらしたお客さんの間で評判になっとりました。
「へへへん」とちょっと何故か、得意な気持ちになる私。
新規の沖縄からの作家さん、HANA Trading postさん。
職人さんの作った本皮のベルト、シルバー、ターゴイズなどの天然石。
かっこよくておしゃれな時計です。
1年間の保証書はもちろん、ケースも専用の袋もついています。
プレゼントなんかにも、喜ばれると思います。
へへへん。

蝶とナンパ

昨日15年振りにナンパされました。
夜中の西友で、チョコアイスを探している時に。
インドの方でした。
「このアイスサンドを一緒に食べませんか」、と。
「ありがとう、でも夫がチョコアイスを待っていますので」、と。
ちなみに15年前のナンパも、インドの方でした。
「私はサビシイです」、と。

そんな、インド人にもてもての店番あるが紹介するのが、ニヒル牛2で、ガラスと鏡のモチーフを作ってらっしゃるclickerさん。
どこに付けても可愛い蝶のブローチが大人気です。

暗い森の

暗い森には、少女が住んでいる。
残酷な欲求や、死にたくなるような欲望。
そしてもっともっと、暗く秘めた気持ちを持つ少女。
女の人には、二通りのタイプがいると思う。
暗い森に住む少女を、すっかり忘れた人。
暗い森に住む少女を、ずっと抱えた人。
ニヒル牛2の作家黒崎さんは、もちろん後者なんだけど。
彼女の描く絵や、真っ黒出版洋品部として出される作品を見ると、私はとても気持ちを騒がされて、黒崎さん自身が私の中の、暗い森の少女であるような、ざわざわした誤解を抱いてしまいます。

さて、今日は、ばりばりに現役、森の少女と同居中のエーツー・ニコとノラの、ノラニコライブあり!

上海からやって来た

牛心の箱ニヒル牛No78に登場。
スタッフのあきこさんが、たくさんの作品を持って来日してくれました。
牛心に置かれている、いろんな国の作家さんの作品です。
すごく楽しい。
今、上海で流行っているという(?)パジャマを外着にしている人々のポストカードセットは、パジャマの袋入り。写真では分からないけど、現物はものごっつう可愛いシャンデリアのピアスと、中華モチーフのキーホルダーは、香港の作家さんエリザさん。
大きなトートバックは、裏と表それぞれに、上海の西と東の風景のシルエットが刺繍されています。かっこいい。オーストラリアのエリスさんの作品です。
他にも、アメリカや上海や、もちろん日本の方も、牛心さんのセレクト箱です。
作家さんの紹介ファイルとあわせてみて下さい。
異国の匂いにも、少し触れているようでときめきます。
楽しい店になっていきそうで、牛仲間としては嬉しい。

今日はお天気もよく、平日だけどゴールデンウイークらしい、にぎやかなニヒル牛でした。

静かに雨

ゴールデンウイークの合間の、平日。
昨日おとといと打って変わって、今日は静かな一日でした。
なので、ニヒル牛2作家さんの名簿整理。
とりあえず、1番から100番。
ニヒル牛2の名簿を私が整理するのは久々なんだけど、なかなか進みません。
名前を打ち込むたびに、頭の中で、知っている作家さんなら顔とか、話した事とか、もちろん作品とかが浮かびます。
そして、まだあった事のない作家さんや、新しい作家さんの名前に来ると、当然、作品の所まで行って、改めて確認します。
名前と作品と場所を、ちゃんと自分に染み込ませる作業。
これってすごく重要な手続きだったんだって、しみじみ思います。
愛情かも知れないし、もちろんそうで無くても全くかまわないけど、すべての作品に、なんらかの気持ちを秘めて持たなければ、少なくとも私は、こういう店はやっていけません。
101番から、また少しづつ進めていきます。
ニヒル牛2の１つの顔で、ニヒル牛2をとても愛してくれている店番ひろかにも、こういう作業があるといいなと。
今日は少し内輪の話しを失礼しました。