中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

二年マルチビザに変更

2017年08月26日 | 中国事情

私は、2010年4月に中国に移り住んで以来、ズーット留学ビザを取得して中国に滞在して来ました。しかし、留学ビザの取得も以前に比べ、難しくなった事もあり、考えた末に旅行ビザに切り替えました。

大理に長期滞在中の知り合いの日本人から、二年マルチの旅行ビザがある事やそのビザを取得した旅行会社の話を聞いていたので、さほど心配はしていませんでしたが、中国ではビジネスビザ、留学ビザ、旅行ビザの取得が難しいとの話を聞いていたので、些か心配でしたが、思いの外簡単に二年マルチの旅行ビザが取れました。これで、私も今後二年間は中国に滞在できる事になった次第です。

一回の入国で90日間の滞在が可能で、滞在期間の90日間が過ぎる前に、一度中国国外に出る必要がありますが、私が今滞在中の雲南省大理州からは、ベトナム、ラオス、カンボジア等への出国が割合容易なので、このビザは私にとっては便利です。

昆明市で長い間留学ビザを取得して中国昆明市に長期滞在していたある日本人は、ビザの延長が出来ずに止む無く昆明を去ったとの事です。その人は昆明市内にマンションも所有していたのですが、それも処分して泣く泣く長年住み慣れた昆明を去ったとの事です。

昆明市内の各大学では一時期、ビザの延長に際して、特に理由もなく60代後半の留学生に対してビザの延長を保留したり、無犯罪証明証の添付を義務付ける等の混乱が起きて、重慶の日本領事館から職員が昆明に来て、教育庁と折衝した結果、何とか従来通りになったとの事。

昆明市内にある大学には、昆明の気候が良い事や留学ビザが簡単に取得出来る事もあり、退職した高齢者が多く長期滞在している事で昔から知られていますが、一時期は70歳以上の人にはビザの延長が出来ないとの情報が流れ、留学生の間では大混乱が起きたとの事です。

また、中国語で「外教」と云われる日本語や英語等の外国人語学教師も以前は70歳迄は中国教育庁が許可を出せば、公安がビザを発行した様ですが、多くの省では65歳以上の人に対しては「外教」のビザを出さなくなったと云う話も聞きます。

留学ビザについても、以前は一般に70歳前後まで(注:大学によっては70歳を超えても可能)は語学留学が可能でしたが、近年65歳以下と年齢制限を設けた大学も増えているようです。大理古城に在る大理大学でも留学生ビザの年齢は60歳以下となっています。貴州省内の幾つかの大学も留学生ビザは60歳以下と変更になったとの事ですので、退職後、中国に語学留学を希望する場合は、その大学に問い合わせる等の注意が必要の様です。因みに、私がついこの間迄籍を置いていた大理古城にある語学学校は70歳迄留学可能です。

東京で中国ビザを取得する人の間では、ウェストンと云う会社が有名ですが、私がマルチビザを取得した際に世話になったのはGYC旅行と云う会社です。



最新の画像もっと見る