12月15日午後から、雲南省昆明市、大理市、麗江市、楚雄市等の多くの地域で、今年初めて雪が降り始め、雪は夕方から本降りとなり、16日朝迄には、多い地域では積雪が10ｃｍを超えたそうです。
私が、今滞在中の大理鎮でも15日の午後1時頃から雨が霰となり、その後雪に変わり、夕方7時頃から本格的な雪となりました。ここ大理鎮でも翌日16日朝迄には約8ｃｍ程積もり、ここ大理では例年にない大雪となりました。地元の人の話では、なんでも7年ぶりの積雪との事で、12月中旬に雪が降るのはとても珍しいとの事です。
12月16日付の雲南網（電子版）に拠れば、昆明市でも12月に雪が降るのは大変に珍しいとの事です。昆明市で初雪が降るのは例年1.2月が多いとの事ですが、1951年から2013年の間に昆明でも11月に9日間雪が降ったそうで、最近では2000年に矢張り11月に初雪が降ったとの事。
中国では、「5日間連続で、平均気温が10度以下になると冬入りしたものとする」との規定があるそうですが、この規定により昆明市は、今年は11月27日に冬入りしたそうです。12月16日付の雲南網（電子版）に拠れば、2008年には11月30日に冬に、2009年には12月21日、2010年には12月25日、2011年には12月8日、2012年には12月27日に、それぞれ冬入りしたとの事ですから、今年の冬入りは一ヶ月程早い冬入りとなったそうで、今年の冬は例年に無く寒い冬になるかもしれないとも予想しています。
ここ大理鎮では、16日昼からは太陽も顔を出し気温も上がり、道路等は雪もほぼ溶け、高速道路なども平常通りに通行出来るようになりましたが、ラジオ等に撚れは、大理市の山間地の剣川県等では積雪の量も多く、積雪は約12ｃｍを超え、農作物への被害も多きいとの事です。また、地域により16日夜の時点でも停電が続いているとの事です。
尚、大理市の今日17日の気温は1度から12度、昆明市はー3度から8度との事ですから、大理の方がやや暖かいようです。雲南人民ラジオに撚れは、今朝は放射冷却の影響もあり、麗江市ではここ30年で一番低い気温を記録したそうですが、雲南省西双版納でも0度近くまで気温が下がったそうです。
また、中国中央TVの気象予報に拠れば、今後三日間程は、雲南省、貴州省等の中国西南部は低温傾向が続くようで、ここ大理鎮も例年に無く寒い日が当分続きそうです。中国中央TVに拠れば、ベトナムでも雪が降ったとの事です。
大理古城の東門
大理古城人民路から見える蒼山。普通は山頂には雪が降りますが、このように麓まで雪になるのは極めて珍しいようです。
蒼山の山頂には14日に雪が降りましたが、15日の大雪で蒼山全体が雪で覆われました。
国道沿いの櫻並木も雪に覆われました。
雪に覆われた冬櫻
