中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

今日は端午節

2018年06月18日 | 中国事情

今日は旧暦(農歴)の5月5日で端午節です。従って、大理市の農貿市場等では家の軒先に飾る菖蒲やヨモギが一束一元程で売られています。また、粽を作るための笹の葉や糯米も売られています。云うまでもない事ですが、スパー等には出来合いの粽や冷凍物の粽も売られています。

この様に菖蒲とヨモギが売られていますが今日は当日と云う事もあり一束1元。


農貿市場近くの路上では、この様に菖蒲・ヨモギを売る人が沢山います。

 

笹葉は10枚で2元。粽を結ぶ物も売っています。自宅で粽を手作りする人も多い様です。

 

 

スーパー等には粽用に特売で糯米も売られています。江米とありますが、これは糯米の事です。

 スーパー等で売られている粽も日本の粽とは違い具として、肉、ハム(火腿)、落花生、緑豆、棗、アンコ、卵の黄身等一色々な物が入った粽が売られている様ですが、日本で云うところの中華風チマキは、広東省や浙江省嘉興周辺の粽の様です。

 

落花生入りの粽。中国語で「素」と云う粽もありますが、これは中に何も入っていない粽。

 


店頭には、色々な具の入った粽が並びますが、これはハム(火腿)入りの粽。

百度等で検索すると中国では、粽は、春秋戦国時代に現れ、初めは祖先を祭る際に備える食べ物だったそうですが、晋朝の頃から端午節に食べる物になったとの事です。菖蒲やヨモギを家の軒先に飾るのは邪気を払う、或いは魔除けの意味があるとの事です。特に、菖蒲は、香気もあり、形も剣の様な形をしているので魔除け邪気を払う物として家の軒先等に飾られるとの事。地域に拠り菖蒲は水剣とも呼ばれるとの事です。何故軒先に菖蒲やヨモギを飾る様になったのかと云う事に付いても色々な説がある様です。

 

軒先に飾られた菖蒲とヨモギ。

 

菖蒲の葉の形が剣の形に似ているので魔除けになると信じられていたとの事。

 



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